|
戻る
それは、十個の首飾りとなり、使用者を守る為に作られたモノ。 それらが希望を持つ者の手に渡った時。 世界は、大きく変わる―――。 一人の少女、ミライは平穏に暮らしていた。 とある首飾りをかけて。 今彼女が通う学校では首飾りをかけているのがはやっているのだ。 ミライ「おはよう、ユーナ。」 ユーナ「おはよう。それカッコイイよね。」 ミライ「元は壊れたものから作ったのよ。」 それがきらりと光を帯びる。 その時。 何かの気配が感じられたのだ。 ユーナ「何っ?!」 ミライ「何なの?!」 そして、魔物が現れたのだ。 魔物はゆうに少女の背丈より高い。 殆どは散り散りになっていて、逃げていた。 二人も走ったのだ。 しかし、すぐに追いつかれてしまったのだ。 ミライ「ど、どうすれば…。」 その時。 光が走ったのだ。 そして、その光が消えた時、誰かが立っていたのだ。 誰か「大丈夫か?」 ミライ「あ、はい。でも、あなたも逃げた方が…。」 誰か「俺は逃げる方ではなく、戦う方だ。」 ミライ「え?」 そして、ビームソードを持つその人物。 そのまま切りつけたのだ。 魔物が苦しむ中、ただ祈る事しか出来ないミライ。 ミライ「お願い…敵を倒して…!」 魔物の首を刎ねたのは、勿論謎の人物だ。 誰か「やっと倒せたか…。そういえば、お前の名前を聞いていなかったな。」 ミライ「私はミライ・エンジェル。エンジェル家の一人よ。」 ユーナ「あの、私も名乗らないといけないのですか?」 誰か「お前のつけているそれは人を召喚できる代物だ、巻き込んだことは謝罪しよう。」 ユーナ「私はユーナです。あなたは、一体…。」 ビームソードを仕舞うその人物。 笑みを浮かべたのだ。 ミライ「一体、あなたは?」 誰か=>ファルコン「俺か?俺はキャプテン・ファルコンだ。」 ミライ「あ、初めまして…。」 ユーナ「でも、一体何が…。さっきの魔物は何なのよ!」 ファルコン「今は分からない方が良い。ただ、これだけは覚えていてくれ。二つの首飾りは民間に、残りは一族に渡る、と。」 ミライ「一族…まさか、種族の事?!」 ファルコン「恐らくはそうかもしれないな…。」 ユーナ「じゃあ、私たちは…それに巻き込まれたって事ですか?」 ファルコン「かも、しれないな…。」 ミライ「あ、首飾りなくなってた。」 ユーナ「首飾りそのものが人?」 ファルコン「それは無い。」 ミライ「ですが、何故…。」 少女「私が答えよう。」 首飾りをしているようだが、いきなり現れたのである。 ユーナは驚きっぱなしだが、ミライは驚きもしない。 ミライ「カー坊さん!!!」 少女=>カー坊「首飾りについてであろう。ここではなんだ、種族本部で語らないか?」 ミライ「あっ!学校!」 カー坊「ああ、学校は休校になってるそうだ。全部がな。魔物が出た以上、安全を確保しなければならない。それは使命にもなるしな。」 確かに、学生たちは帰ってきているのだ。 カー坊が居る分目立っているのだが。 先生も誘導しているのだ。 カー坊もよく見れば首飾りをしているのだ。 ユーナ「あの…それは…もしかして…。」 カー坊「そうだ。英雄の魂が宿った首飾りだ。そろそろ行こう。親にも了承を取らねばならん。」 ユーナ「あの、私の家とミライの家は隣同士なの。」 カー坊「ありがたい、手間が省ける。」 そうして、家に戻る二人。 カー坊らは外で待つのだが。 ミライ「ただいま。」 ミライの母親「お帰り。魔物が出たからって事で休校になったそうよ。明日も。」 ミライ「うー、あいからわず情報が早いね…。あ、そうだ。」 ミライの母親「どうしたの?」 ミライ「あのね、その魔物を倒したのが、首飾りから人になった人なんだけどね。」 ミライの母親「あら、伝説の首飾りをしていたの?どうしてそれを言わなかったの?」 ミライ「言えなかったの…。それでね、私と友達が巻き込まれたから、責任を持って、その事件を終わらせるわ。」 ミライの母親「わかったわ。いってらっしゃい。お父さんには言っておくわ。」 ミライ「ありがとう。」 そうして外に出るミライ。 カー坊「終わったのか?」 ファルコン「…。」 ミライ「何とかね。」 ユーナ「こっちも終わったよ〜。」 ミライ「行きましょうか。」 カー坊「ええ。」 そうして、魔術で種族本部に向かう二人。 二人は驚きを隠せなかったのだ。 ミライ「す、凄い…。」 ユーナ「これが、種族本部…。」 カー坊「そなたらは私たちが守るわ。」 ミライ「え、ええ…。」 とある一室に案内される二人。 そして、カー坊は笑みを浮かべたのだ。 カー坊「では、説明しよう。この首飾りには魔力を持っているのだ。」 ファルコン「そして、表に表れた時、首飾りの代わりに人が現れるのだ。」 カー坊「しかし、今の今までこのように人になったわけではない。」 ファルコン「偶然が巻き込まなければ意味が無い。それで死んだ者たちは数知れず…。」 カー坊「でも、こうして実体化したって事は、何かが起こる証拠ね。」 ミライ「そんな…。」 カー坊「でも、怖がらなくてもいいわ。私たちが守るもの。」 その時、さらに実体化した人物。 ユーナの首飾りからである。 ユーナ「どなた様?」 ルイージ「あ、僕はルイージだよ…。あー、びっくりした。」 カー坊「面白い組み合わせじゃないか。」 ファルコン「は?」 カー坊「ファルとルイージとはねぇ。その発想は無かったわ。」 ファルコン「楽しんでいるのか、まさか。」 カー坊「そうかしらね。」 ルイージ「僕に何か?」 カー坊「いやいや。首飾りになっている者たちを告げよう。」 ファルコン「しかし…彼女らは民間だぞ。」 カー坊「だが、居なければ意味が無いぞ。契約もしないといけないし。」 ルイージ「契約って、あの?」 カー坊「そうだ。」 ルイージ「契約できますか?ユーナさん。」 ユーナ「っどうして私の名前を知っているのよっ。」 カー坊「わかっているんだろう。本当は。」 ファルコン「そうだ。」 ミライ「でも…一体何が出来るんですか…?」 カー坊「聞いていなかったようなので、首飾りになっている者たちを告げよう。マリオ、ルイージ、ヨッシー、ファルコン、カービィ…まずは五人。」 ファルコン「…。」 カー坊「ドクターマリオ、ピカチュウ、ピーチ、クッパ、マスターハンド。これで最後か。」 ファルコン「何故神まで居るんだ…。」 カー坊「どうだろうな。気まぐれに決定した結果がこれだよ。」 ルイージ「契約できますか?」 ユーナ「やってやるわよ。」 ルイージは詠唱を開始する。 そして、それは声というものではなく、音となる。 そして、詠唱を終了した時、光が放たれ、光が消えた時、指輪をつけていたのだ。 ミライ「私も、契約します。お願いします。」 ファルコンは詠唱を開始する。 そして、それは声というものではなく、音となる。 そして、詠唱を終了した時、光が放たれ、光が消えた時、指輪をつけていたのだ。 カー坊「その指輪はだな、契約者の証だからな、無くならないとはいえ、戦いは長引くであろう。」 ルイージ「でも、何で…。」 カー坊「まぁいいじゃないか。」 カー坊は笑っていたのだ。 しかし、ただ不安が残っていないわけでもない。 ミライ「あの、他に誰が…。」 カー坊「私のはマスターハンドだと思われるわ。」 ミライ「じゃあ、ずっと後ですね。他には?」 カー坊「フォル、ハヤブサ、Mark、アルウス、キノ、アリゾナ、クロウ…。」 ミライ「はい?」 カー坊「この者たちが、関わるというのだよ。」 ユーナ「でも、どうして…。」 カー坊「いずれはぶつかるであろう。」 ミライ「いわば、敵も…。」 カー坊「そうだ。キノは医者だからな、心配だ。」 キノ「私ならここに居ますよ。」 カー坊「また巻き込む事になる。すまない。」 キノ「構いませんよ。」 首飾りをかけているキノ。 だが、それはサイズが違っているのだ。 カー坊「一度、戦いになるかもしれん。」 その時。魔物が現れたとの情報が流れたのだ。 すぐに現場に向かう者たち。 そして、その時。 キノの首飾りが光を放ったのだ。 そして、消えた時には誰か…否、マリオが立っていたのだ。 マリオ「さて、僕の敵は倒れてもらおうかな。」 ルイージ「そうだね。」 ファルコン「後で契約しろよ。」 マリオ「分かっているよ。」 キノ「いえ、今契約をお願いします。」 マリオは詠唱を開始する。 そして、それは声というものではなく、音となる。 そして、詠唱を終了した時、光が放たれ、光が消えた時、指輪をつけていたのだ。 カー坊「行くわよ!」 キノ「私は後方支援します!」 ユーナ、ミライ「…。」 マリオ「行くぞ!」 ルイージ「兄さん、ビームソードを!」 ファルコン「さて、この化け物相手に、どこまで戦えるかな…。」 カー坊が試しに攻撃を放ったが、はじかれたのだ。 だが、マリオのビームソードは、確実に魔物を仕留めるのには十分であった。 カー坊「やはり選ばれた者じゃないと無理か。」 マリオ「!まだ居るぞ!」 ユーナ「しまっ…!」 ファルコン「ユーナ!!!」 だが、魔物の牙は届く事は無かった。 後方からの攻撃である。 カービィ「ポヨ!」 フォル「間に合ったな!」 振り向く化け物。 そこを、ファルコンが魔物を倒したのだ。 カー坊「大分そろってきたな。」 フォル「首都が居なくて辛いな。」 ミライ「そうでしょうか?」 ユーナ「そうでしょうか。」 キノ「けが人はお任せください。」 アリゾナ「お、居た居た。」 クロウ「居たな。確かに。」 ドクターマリオ「ん?」 ピカチュウ「ピカ〜。」 カー坊「成程な。」 その時。 三名が現れたのだ。 ハヤブサ「ほぅ、どうやら俺たちは対立しているようだ。」 カー坊「!!!」 ハヤブサ「また会おう。」 Mark「司令、行きましょう。」 アルウス「今、私は行動をすることが出来るわ…。」 クッパ「我輩も去っていくのだ。」 ピーチ「あら、私も戦うわよ。」 ヨッシー「違います。撤退です。姫。」 ハヤブサ「行くぞ。」 三名は去っていったのだ。 カー坊はというと、視線を向けていたのだ。 まさかあの三名が敵になるとは、と。 カー坊は視線を向け続けていたのだ。 カー坊「あれが敵か…。」 クロウ「戦うしかないのか?」 カー坊「かも、しれないな。」 カー坊は諦め気味なのだ。 しかし、彼女のだけはまだ具現化していないのだ。 カー坊「…。」 首飾りがきらりと輝く。 カー坊は不安を覚えていたのだ。 首都という人物が巻き込まれなかった事はうれしい事でしょうね、と彼女は心の中でつぶやいたのだ。 カー坊「行くわよ。」 そうして、種族本部へと戻らず、とある場所に向かったのだ。 カー坊「ここで体制を立て直す。」 ミライ「ここで、ですか…。」 ユーナ「すばらしい場所ですね。」 キノ「けが人が出るでしょう、覚悟してください。」 フォル「だろうな。俺は覚悟が出来ている。 アリゾナ「ハヤブサ、Mark、アルウスが敵か。」 クロウ「そうらしいな。」 ファルコン「いつになったらカー坊のは具現化するんだ?まぁいいのだが…。」 ルイージ「そういえば契約した?僕はしたよ。」 マリオ「僕はしたぞ。」 カービィ「契約したポヨ。」 ドクターマリオ「契約したが…意味がわからない。」 ピカチュウ『契約したよ、しっかりと。』 カー坊は窓から空を見上げたのだ。 何故こうなったのかがわからない為だ。 だが、癖を分かっているがゆえに、指示は出せるのだ。 カー坊「いずれは…私も死ぬというのに…。」 ファルコン「?」 カー坊「…何でもない。何でもないから…。」 ごまかすように笑うカー坊。 ミライも気にしているようでもあった。 そうして、ただ魔物を待つ事にしたのだ。 そして、魔物襲来の一報が入ったのだ。 そして、魔物を見つけたのだ。 その時、カー坊の首飾りから光が放たれたのだ。 そして、光が消えた時―――マスターハンドが具現化していたのだ。 マスター「その程度で私を倒そうなど…。」 あっという間に倒すマスターハンド。 だが、カー坊は笑ってもいない。 ファルコン「マスター…。」 ハヤブサ「行くぞ!襲撃だ!」 ファルコン「待て!お前ら…まさか、悲劇を知らないのか?!」 ハヤブサ「…何?」 ファルコン「頼むから、止めてくれ!」 カー坊「ッバカ、説得が通用するわけが…!」 ファルコン「俺は悲劇を知っているからわかるが、お前たちはその悲劇をわからないのかっ!?」 ハヤブサ「…そういう事か…。」 ファルコン「…。」 ハヤブサ「裏切ればいいって事か?」 Mark「司令…やはりあの組織は嫌いです。裏切りたいと思っておりました。」 ハヤブサ「Mark…お前…。」 Mark「だから、裏切りましょう!」 声「裏切るのか…。まぁいいだろう。」 ハヤブサ「!」 声「裏切っても構わんが、私を失望させるなよ…。」 ハヤブサは考えているが、二人は裏切りを決めたようである。 ハヤブサ「…。」 Mark「私は…司令と戦いたくありません。どうかお戻りを!」 ハヤブサ「…そうだな…。」 フッ、と笑うハヤブサ。 そして、ただMarkたちの下へ向かう。 Mark「司令…!!!」 ハヤブサ「わかっている。一緒に倒そうではないか。」 Mark「はい!」 そうして、とある場所にまた戻ってきた者たち。 マスター「同志よ、今より魔物討伐に向かいつつ、敵を倒そうではないか。」 カー坊「ええ。」 ファルコン「未来はお前のように続いている。だからだ。」 ミライ「ええ、そうね。」 ルイージ「僕は僕なりに過ごすつもりだよ。」 ユーナ「そうなんですか。」 カービィ「僕は僕なりに頑張るポヨ!」 フォル「そうだな。」 ドクターマリオ「契約も大変だな…。」 アリゾナ「それは俺もそう思う。」 ピカチュウ『いい加減にしてほしいよね、黒幕も。』 クロウ「そうだな。」 クッパ「我輩も努力はする。」 ハヤブサ「そうだな。俺も努力しよう。契約したのだから。」 ピーチ「私も戦いますわ。」 Mark「そうか。無理はするなよ。」 ヨッシー「僕よりいい呼び名だといいね。」 アルウス「私は、あなたの盾になれたら…。」 そうして、魔物襲来を待って、情報を探る事にしたのだ。 そこはカー坊の腕次第である。 カー坊は早速魔物を捜索したのだ。 その後、すぐにカー坊は情報を探ったのだ。 そして、黒幕のところを見つけたのだ。 カー坊「あった。場所を出すわ。」 場所を出すカー坊。 そして、その場所へと向かったのだ。 そこから魔物が現れたため、すぐにみんなで倒したのだ。 カー坊は契約を行ったのだ。 終わった後、笑みを浮かべるカー坊。 そして、カー坊たちは突撃したのだ。 敵が出てもカー坊たちは攻撃を仕掛けて倒していったのだ。 そして、黒幕を見つけたのだ。 闇悪魔「ふふふふふ。我は闇悪魔。さあ、戦おうではないか…。」 クレイジー「倒すぞ。」 カー坊たちは苦戦しつつも戦ったのだ。 そして、カー坊は笑みを浮かべたのだ。 カー坊「終わりだ。」 そして、クレイジーハンドを、ファルコンが倒したのだ。 消え始めるマリオたち。 だが、ファルコンの視線はミライに向けられていた。 ファルコン「そうか、終わったんだな…。」 マスター「私が代表して言おう。ありがとう。」 マリオたち「ありがとう。」ファルコン「…。」 そして、消えていく者たち。 だが、ファルコンだけは不安を覚えていた。 ファルコン「…消えたくは無いな…。だけど、運命か…。」 カー坊「え?」 ファルコン「…せめて…みんなが作る空を…見たかったな…。」 そして、消える。 カー坊はただ驚いていたのだ。 最後の願いを、かなえたくなってきたカー坊。 ただ、笑ったのだ。 カー坊「戻ろうか。」 そうして、戻っていったのだ。 それから数ヵ月後。 ミライ、ユーナはいつもどおり過ごしていた。 ミライ「あの日を思い出さない、これ。作ってみたのよ。」 ユーナ「思い出すよね。よく見つけたわね。」 ミライ「売られていたから買ったの。衝動買いよね。」 ユーナ「私も衝動買いしちゃった。」 ミライ「だよね〜。」 ユーナ、ミライ「あははははは。」 その様子を、カー坊は見守っていた。 カー坊は微笑み、そして、首飾りを見たのだ。 いずれは彼の願いも叶う筈だと信じて―――。 英雄たちをたたえ、首飾りの販売ができるようになってきたのだ。 カー坊が裏から手を回しているのもあるのだが。 カー坊「そうだな…この空を見れば、きっとそなたも実感が湧くであろうな。」 カー坊はそう告げながら、空を見上げたのだ。 カー坊「そうであろう…ファルコン。」 ただ、その笑みを崩さず、そう告げたのだ。 彼の執念も引き継ごうと思っているカー坊。 そして、守るべきものは、守ろうと決めたのだ。 それは、彼の願いにもありそうな予感がした為である…。 |