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戻る エルフが社会に浸透したのは西暦何年か 1986年 エルフの母国語はなにか。また、その言語を示せ エルフ語 英語を起点としている エルフの寿命は? 100〜2000 エルフ特徴を三つ述べよ 外見的加齢は18程度で止まる 成長は8歳で一旦止まる いすゞのトラック き〜んこ〜んか〜こん〜。き〜こ〜か〜こ〜ん そして彼は解答欄の半分を空白のまま提出される事となってしまった。 「の〜……」 悲鳴にもにた声を出して机に突っ伏す彼。彼は立派な人間である。日本外史の学期末試験での彼の成績はどうも期待できなさそうだ。 「過ぎ去った事を悔やんでも仕方がないさ、どうだ?今日はこれで終わりだし、どっか行かないか?」 彼の友人である亮介(りょうすけ)が早くも鞄を背負いながら話しかけてきたので彼は突っ伏したまま、 「すまん、今日は榛菜(はるな)達と喫茶店行く約束なんだ。悪い」 彼がそう言うと、亮介は言い直す。 「じゃぁ、まざっていいか?」 彼は肩を竦めて控えめに言った。俺に聞くな、と。彼が頭を上げた時には既に姿を消していた。行動力であれば彼の右に出るのはそうはいまい。 「だれかあいつを止めてくれ」 そう言って項垂れたとこに声をかけられた。 「無理でしょう……だって、女性の為に生まれて来たって、このあいだ言った位だしね」 その科白を言ったクラスメイトの少女、アーセイはエルフの少女である。外見年齢の変化は乏しいエルフだが、彼女は現在見た目通りの年齢である。エルフも、人間界を知るべく、こうやって学園にもよく顔を見せるエルフ属。彼女たちの外観的特長はやはりその長い耳だろう。個人差はあるものの、基本的に女性であれば肩幅程度。男性であれば肩幅未満が普通。そこから見ると、彼女は若干長めの部類に入るだろう。なぜなら彼女は肩幅を微妙に越えているからだ。 喫茶店は学校帰りの生徒で溢れ、賑やかさがあった。店員に案内されてメニューを見る事無く彼女たちは慣れたようにメニューを頼む 「でも、意外かなぁ、エルフって甘いの食べるってイメージが無くて」 亮介は彼の科白に呆れたように溜息。 「女の子は甘いのが好きなのさ、それは万国共通、例外なし」 自慢げに言う良助に溜息を吐いたのはアーセイ本人。 「確かに甘いのは好きよ。でも最初から好きと言うわけではなかったわ。里には当然加工品なんて無かったのだから」 エルフは今でも自然と同化した生活を送っている。その生活を続けていれば人々と出会うことはまずない。しかし、ある日人間は不可侵の森に侵入した。ソレが戦争のはじまり 「あの時の戦争が無ければ今の平和と、美味しい食べ物があると思うと、負けて正解かも」 心妙そうな表情で語るアーセイに彼は優しく声を掛ける。 「戦争を終わらせるのは簡単だ、負ければ良い。偉い人も言ってる。争いが無くなって良かったと、思うべきじゃないかな……。争いを終わらせてくれた父母に…最大の感謝を表すのは今を一生懸命生きるだけさ」 彼の言葉に首を傾げたのは人間勢。一人どうやら判り難かったようだ。 「甘くて美味しいよぅ」 ウェイトレスによって運ばれてきたパフェをアーセイは口に運ぶなり幸せそうな顔をして感想を言う。亮介はブラック珈琲を呑みながらなぜか嬉しそうにしている。 「何?そんな嬉しそうな顔をして」 「なぁに、目の前で美人が幸せそうにしてたら自分も幸せにならないか?」 「まぁ、ツレが嬉しそうだと自分も嬉しくなるってアレだろ?まぁ、今回は同意しとくか」 彼は意外に亮介に同意すると自分の頼んだソフトクリームを食す。その時亮介の携帯がなる 「ふ、予想通り」 仕事の呼び出しである。彼の家は老舗の銭湯、どうしても番台に一人は必要なのに、ボイラーに一人とられてしまう。しかも温度は一定に保たねばならず、絶えず重油を炊くわけではないので定期的にどうしても人が減る。 「それで珈琲一杯なのか。お疲れ、明日から休みだけどどうする?」 「仕事で無理。明後日は何とか」 じゃ、と軽い返事をして彼は店を後にする。金は? 「そうそう、昨日お姉サマがさ、人間は悪いやつが多いって言ってた」 彼はそれにピンと来た「だけ」でも「しか」でもない「多い」なのだ。 「そうか、それは良かった。人間にも少しは良いヤツがいるってのが判ってもらえたようで」 彼は嬉しそうに彼女の元についていく。この先はエルフの森。そう、通称「絶対領域」この領域から先はエルフが住まうエルフだけの里がある森である。今日はこの森へとアーセイと入っていくが、まさかそれが 最良の手段を導き出す一歩になるとは誰も思っていなかった 進める道は2つある 戦争モノ 学園モノ 1話 1話 |