激走(!?)青梅マラソン  その2

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2002年2月17日(日)

今年4回目の参加となる青梅マラソンのレポートです。


今回の青梅マラソンには前日まで不安を抱えたまま迎えていた。
昨年5月、山中湖でのハーフマラソンに参加した際、右足を痛めて リタイアしていて、長い距離を走れる自信をなくしていたこと。
それに加え、今年に入るまで青梅マラソンに向けての練習を全く行っておらず、 普段でさえ少ない走り込みの量がさらに少なくなっていたことが不安をさらに 膨れ上がらせた。
このままでは山中湖の二の舞になるのは火を見るより明らかなので、 本番まで1ヶ月を切るあたりから一念発起して平日に毎晩、突然練習を始めたのだが、 その練習中にあろうことか、山中湖で痛めた右ヒザが本番の1週間前に 再発してしまった。
こんなに不安に駆られたことは経験したことがなかったので、日曜日の 天気予報が雨だったこともあり、参加を取りやめようかと本気で考えたほどだった。

そんな不安を抱えたまま河辺駅を越えて、大会手続きをする小学校へと向かう。
人の流れが出来ているので、キレゴンザレスと話をしている間に着いてしまう。
手続きの方はいまや恒例行事と化しているので、手馴れたもの。
さっさと参加賞であるTシャツや大会スポンサーである報知新聞の号外が 入っている袋をもらう。
手続きが終了した時点でスタートまで1時間以上残っていた。

青梅マラソンには30KMのレースだけで12000人にも達する。
そのため、荷物をどこに置くのかということが切実な問題になる。
大会が用意した青梅市の体育館は当然12000人分も収容できるはずもなく、 必然的にその建物の周り、盗難が心配な人は500円ほどの料金を払って この日だけ営業している荷物預かり屋へ荷物を置いたりする。
貴重品など持ち歩いていないから、どこに置いても構わないのだが、 それでも体育館にはかばんを置くわずかなスペースすら事欠くありさま。
怪我の防止のために塗っている薬のにおいと荷物であふれかえっている 体育館に見切りをつけて、いったん外に出る。
しかし、外に出たところで状況は変わらない。
建物の壁際に所狭しと荷物を並べている。
テントを張っているつわものもいる。
結局雨も心配だったため、ゴール後に景品をもらうテント脇にある体育館の ドアの前にあったわずかに雨をしのげる場所を確保。
この場所だと、ゴールしてからほとんど歩くことなく着替えることができる。

12000人にもなる参加人数は思わぬところに影響が波及する。
その1つがトイレ。
体育館の周辺に仮設トイレを用意しているのだが、当然12000人分の需要を 満たすほどの数は置いていない。
その当然の結果としてソビエト時代のロシアよろしく長蛇の列ができる。
蛇のように回りくねった列はどこが最後尾かわからないほど入り組んで、 並ぶことすら苦労する。
高速道路のSAなどでよく女性は列を作っているが、短時間で用を足せる 男がトイレに並ぶというのはここぐらいでしか経験したことがない。

用を済ませた後はウォーミングアップには目もくれず、ぶらぶらと近くを 散策しはじめた。
半袖のボーイ&ガールスカウトが番号別に分かれているスタートラインを示す プラカードを持っている姿が目に入る。
そのスタートラインに並んでいる気の早いランナーもいる。
そんなスタート前だというのに、お腹をすかせたキレゴンザレスが食べ物を 所望したので、自然に足は駅前のローソンに向かう。
キレゴンザレスが食べ物を物色している間、そのローソンの入口で熱心に中華まんを 売っている2人の女の子に目が留まった。
普段はそんな物売りには目もくれないのだが、なぜだかそのときは素人っぽい 掛け声に思わず反応してしまい、食べる予定などなかったにもかかわらず、 肉まんを頼んでしまった。
2人の笑顔がとても印象に残ったので、たまたま持ち込んでいた使い捨てカメラで 写真まで撮らせていただいた。

のんびりと肉まんを食べて荷物の場所に戻ってみれば、いつの間にか スタート10分前になっていた。
この期に及んで慌てても仕方がないとばかりに悠然と準備体操を始め、 スタート5分前になってようやくスタート地点に向かう。
結局ウォーミングアップは体育館からスタート地点までのわずか数100M。
準備体操も不足気味だったので、スタート直前まで身体をほぐす。

スタート2分前にスタートラインについたので、スタート前の緊張感などまるで 感じないままあっという間に号砲を迎えた。
今回のスターターは長嶋前巨人軍監督。
この国民的スーパースターを一目見ようと例年に増して沿道の観客が多い。
参加しているランナーも一目見たい気持ちは同じだったようで、スタート地点に 差し掛かるとみんな足を止めてしまう。
警官が「走ってください!!」とマイクで叫んだところでそれに従う人は ほとんどいない。
ゼッケンが4000番台後半で前で何をやっているのか最初は見当もつかなかったし、 動かないのは毎度のことなので、気にしていなかったのだが、ランナーに向かって 笑顔で手を振る長嶋前巨人軍監督の姿を見て、全てを了解した。

スタート地点を通過するまでに5分かかった。
さすがにスタートラインを越えると集団は止まることはない。
ここからが本当のレースになる。
とはいえ、自分のペースにすることは不可能。
12000人も参加する青梅マラソンでは最初の数KMは完全な団子状態で、 人ひとり走るスペースしか与えられない。
当然、ペースが遅いからといって、無理に追い越すこともできないし、 また、そこで無闇にスピードを上げてしまうと、スタミナを浪費してしまう。
過去3回の経験からこんなところで無理をしてはいけないことを 思い知らさせているので、流れに任せる。


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その3へ続く



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