C O L O R S







brawn wind

茶色の風が 吹き抜ける
空っぽの私を もっと空にする
海鳴りが聞こえそうな 強い風
でも色は 茶色

風に乗って 踊り出す砂
私の中の 乾いた砂漠
吹き荒れて 全部飛ばしていって欲しい
新しい何かが 内側に出来るかも知れないから
今の方がいいのか そっちがいいのか
誰にもわからない すてきな賭

心を紡ぐ 糸が見えない
想いはそこらに 編みっぱなし
紡ぎたくても 紡げなくて
いらいらがまた 溢れかえる
欠けてるの 私の心
隅っこが 逃げ出したから
得体の知れない 黒い渦が
また体中を 駆けめぐる

なにをそんなに 求めているの?


red dream

木莓の 実がなった
甘くて 赤くて とろけそう
手でそっと摘んで かごに入れる
すてきな すてきな 昼下がり・・・・・

毎晩見る こんな光景
なにを求めて 彷徨うのだろう
あんな世界に 行きたいのかしら
ちょっとだけ 違う気がする
でもきっと あれは私の理想郷で
行けないと分かって 夢見てる
これは逃げじゃなくて そうじゃなくて
ほんのちょっとした 戯れ、かな
気持ちまでがとろけそうな 赤さ
あの色に 包まれたなら・・・・・・・・


Ice blue

ひやりとした感触が 指先から伝わって
いつしか私も 氷の彫像になれたら、なんて
思ってしまう 今日この頃

透き通るような青さが 私を魅了する
夢の終わりに見るような 複雑な色
悲しみと 静寂と 落ち着きと 爽やかさ
1つになりたくなって 手を伸ばす
触れた指が 艶やかな面を滑る
限りなく 滑らかに
でも 無理なんだ
溶けて 逃げていってしまう
私には 溶け込む資格がないから
いつか 出来るかしら
その日を 心待ちにしよう・・・・・


glay wall

独りうずくまる 空っぽの部屋
壁に囲まれた 鳥
それが 私
なにもない この空間
窓もなければ 扉もない
羽があるのだから 自由を求めなきゃ
嘴があるのだから 叫ばなきゃ
そう思うのに 動かない
うずくまって 石のよう
これも1つの 安らぎだというの?
本当は求めていたと そう言いたいの?
鳥なのに 飛べないのに
石になったら 飲み込まれるのに・・・・・


silver moon

真夜中の ダンスパーティ
たった独りで 佇むだけ
でも 寂しくなんかない
空には 輝く月がいる

藍色の空に 鋭く光る私の友達
雲が伸ばす手 ひらりとよける
時には 突き刺すように
時には 包み込むように
私と彼の対話が始まる
夜は長くて 透き通っていて
ホントに素敵よね なんて
他愛もない話の裏に 叫び声を隠してる
伝えようとも 思っていない

でも 聞こえるよ
私には 聞こえるよ
だから 私をもっと見て
その光でいっそ 貫き通してしまってよ・・・・


white light

白い光が 側にいる
捕まえようと 手を伸ばす
ついと 逃げるわけでもなく
私の手を 待ち望んでいたから
でも 捕まらない
手に感じる 温かさ 目に見える 光
けれど 素通りする手
側にいるのに・・・・・

資格がないのか 今の私
まだ 十分ではないのか
あれに 触れるためには・・・・
しかたない そう
自分 逃げているから

内なる闇も 押さえきれず
欲張った 私への
罰ですね きっと・・・・


black clock

永遠を 感じてる
漆黒の中 私がいる
自分の位置も 気持ちさえも
全く分からぬ この世界
暗闇を 彷徨ってみる
あてもなく ただひたすら 夢かと思うほど 長く歩いて
突然聞こえる 鐘の音
深く 重く 私に響く
時を刻む 音
時のない世界の 時計
せめてあの元へ 辿り着けたら・・・・


yellow file

閉じこめる この中に
寂しい過去も 素敵な未来も
私を象るもの達

膝に乗ってる 軽々と
けれど中身は あんなに重い
現実の重さって やっぱり
心の重さに 比例しないかな
開けたら溢れ出しそうなほどの 想い
今なら 全部微笑って読める?
今でも 泣きたくなる?
活字が 素通りする
今日も見られなかったな 過去の自分
見つめる目が ふっとそらされていく


clear view

朝日が見える 綺麗
心の浄化 手伝っている?
夜の月の 神秘
心の闇を 更に暗く
全てはそこにあって 目に見えてて
でもなんだか 透明で
触れなさそうで 窓を開けられない
そのまま墜ちそうで たまらなく不安

自分がいる そのことは分かる
あの人がいる そのこともきっと分かる
でも 世界は
存在を 私に感じさせなくて・・・・

私の方が 弾かれたのかな
異端児ですか それもいい
そんなこと言っても 強がっても
惹かれ続けている あの世界に
限りなく透明な 窓の外に


purple song

聞こえる 声
流れる リズム
私を無限へ 連れていく
どろどろに見える あの世界は
驚くほど 爽やかで
いつの間にか同化してるって事
気付きもしなかった・・・・・・

「向かい風に目を閉じないで」
そう語るのね 貴方は
閉じてないはず 私ちっとも
心の目で 全てを見てるだけ?
現実直視は していない?
もう わからない
風は好きよ でも
わからない 肝心なところ
自分がなにで なにを求めているか
この歌は すてきで
それを 忘れさせ
それを 考えさせる
紫のベールの中で 私
レースになって 考えよう・・・・


orange ball

ボールが 転がる
心の中を 跳ねて行く
幼い日々の 夕暮れの
思い出から 抜け出した

昔とは 良いもので
未来とは 恐いもので
でも 振り返らない
まっすぐ見据えて 突き進んで行く
思い出は 綺麗すぎて
壊せない ガラスの彫像
全部こわせば 自由になれる?
ちょっぴりペンチで 夾んでみたい
過去の無い人間なんて ただの抜け殻だけど

夕暮れ色に染まったボール
無邪気に 優雅に
暗い私の心を 通り抜けていく・・・・・・


green cube

くるくる回る コマのように
私の心の 中央で
緑色した 八面体
悩みを抱えて 踊ってる

2者択一の つらさを感じ
苦しみ悶える 緑の石
青の方へ 片寄りたいの
とけ込んでしまえたら どんなにいいか
静かな優しさ 冷たい理性
手にいれたい物は そこにある
でも 黄色を手放せないの
切り放すには もったいなくて
ちかちかする陽気さ 豊かな感情
正反対を 持っていたい

均衡を 保ってる
今の所は ちょうどいい
でも ときたま不安になる
私が 緑でなくなるその時を
ふっと 感じとったりして
いつまでも 回っていられたら
コマのように くるくると・・・・・


milky wing

天使の羽根が 舞い降りた
私の背中に 張り付いて
私を空まで 連れてって・・・・・

心が 見えなくなってくる
自分が一番 わからない
溢れてくる 想いさえ
造られた物に 思えたりして

周りはちゃんと 見えているのに
側にいる 自分だけがつかめない
鏡に映る 顔さえも
心を包み 隠してる

優しさに 包まれたい
そんなこと 思うなんて
ましてや 表にだすなんて
自分の変化に 驚愕する
変わって行ってるかも知れない
変化に自分 ついて行って無いけど

だから私を 連れて行って
空高く どこまでも
そうすれば なにか
みつけられるかもしれないでしょ?


pink soda

気泡が ゆっくりとあがっていく
三角のグラスから 逃げ出してる
さっきからずっと 見つめ続けてる

嫌いな色 ピンク
だけど今は 心が落ち着く
安定しない 私の心は
いつまでたっても 危なっかしくて
それでも 何とか
いまは 平気
きっと 平気

あの水に 溶け込んで
いつしか 気泡に包まれて
私も空へ 上っていきたい


Lavender Cloud

“あいまい”は
“あいまい”を連れて
“あいまい”になって行くのかもしれない

柔らかさは
それでも
なにかしら訴えているね

今の 私みたいに

さぁ 包まれよう
薄紫の安らぎに
いつまでも
続く夢ではないはずだから・・・


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