詩集『星々の行方』



赤い星と青い星 ふとした時にぶつかった
赤い星と青い星 手をつないで飛び出した
手をはなせば 別れ別れ
そんなのはいやだ 2人で言った
星々は飛び交い はじけゆく
紫になるか ならずに散るか
幾重もの約束 引きつけ引かれ
つないだ手 さらに強く
赤い星と青い星 誰も知らない星々の行方



タイトルに一貫性を持たせることにより、詩集としての形を生み出しました。
統一テーマとしては”瞳”(ひいては視点)があげられるでしょう。
これにはストーリーがあります。読みとるかは、貴方の自由です。
一気に書き上げたものなので、似通っているものもあるかもしれませんが、最後までおつきあい下さい。




街角の口笛

今日もこの街で過ごす1日
心の中の歌
めまぐるしく変わる
そんな日々

空が茜色に染まる
1人歩く道
何処からともなく聞こえる
街角の口笛

とぎれとぎれに
けれど意志を持ち
風に乗っていく
私を立ち止まらせる

ありえないはずの涙
頬に伝う感覚
街角の口笛
私を置き去りにした


純白の笑み

幸せな人
私から遠い貴方
この私を見つめる
なぜ・・・・・

この瞳を覗いてごらん
奥の見えない深い海
水のない闇
はちきれそうな負の感情

幸せな人
その幸せを汚さないで
純白の笑み
絶やさずに さようなら


安らぎの海

荒ぶる魂が
貴方の中にある
私は何もできないけれど
見つめ続けていく

貴方の目が
涙を振り払うとき
貴方のその前に
私 立っていたい

とびっきりの微笑みを
顔いっぱいに浮かべて
貴方の目の前に
私 安らぎの海になる


孤独の太陽

雲が空を覆っていても
太陽はあそこにいる
虚ろな光が
気付かれることを待っている

見つめよう
孤独の太陽
風がいつしか巻き起こるのを
じっと待ち続ける
私は 風にならない
私は 見つめる瞳


肩越しの空

その一瞬が変えた
私の笑みを消した
あとに残るものは
灰色の目をした大きな人形

時を止めたかった
心がこれ以上壊れないよう
虚ろな目は
肩越しの空を見つめる

濁った目は
涙を飲み込む
しかめた顔だけが
この世に取り残されていた


道の上

頭を抱える
自分を憎み 人に泣き
一歩も動けない
流れゆく時

心と心のすれ違い
終わりなき矢印
受けとめきれない
この私には

安らぎを見つけられずに
今日もひたすら歩く
いつか出会う分岐点に
恐れおののきながら


時の使者

痛み 苦しみ 嘆き つぶやき
時と共に跳ね上がり
時と共に消えて行く
ただ見つめる
時の使者はここにいない

現在(いま)は未来の過去
抜けだそうとする貴方(ひと)を
助けることは出来ない
時の使者は見つめるだけ
時を与えてやるだけ


開かずの間

開きかけた扉
また目の前で閉じてゆく
強い光は
残像だけを残していった

冷たい風が
体に触れてゆく
掴みかけた暖かさ
手から落としてしまった

開かずの間の前で
佇んでいる
子猫のように
震えながら・・・・


瞳の叫び

真っ直ぐに見つめる瞳
貴方をいつでも傷つけていた
人の中に触れる能力(ちから)
今ほど悲しく思ったことはない

一生懸命な貴方は
それを自分のせいだと言う
手助けはしない
ただ この目を閉じるだけ
ただ 側にうずくまるだけ

自分の手で変革を
今までそうしてきたように
微笑む貴方が背後から
声をかけるまで待っている
その時私は・・・・

ああ この瞳よなくなれ!


本当の貴方

貴方が分からなかった
貴方を信じられなかった
これは私の甘さ
’その他の人’になりそうだった

最初に見つけた心
変わっていった心
どっちが本当か分からなくて
少し遠回りした

今なら大丈夫
きっと大丈夫
だからもう1度
この心を受け取って・・・・




ありがとうございました。
読み終わった今、貴方の心に痛みが走ったのでしたら、深くお詫びいたします。
けれど、これが私です。それは、忘れないで下さい。
では、これからも宜しくお願いいたします。



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