遠く中米のグァ
テマラに行った友人「菊川さん」より時々メールが来ます。
あまり美しいので我が
家だけで見ているのはもったいない!!
と言うことでHPに
アップしてみました。原文のまま写真説明も載せます。
スペイ
ンの植民地だった中米の街は、だいたい中心に一つの教会と広場が有るのが普通です。
アンティーグア中心にカテドラル(大聖堂)と広場が有るのですが、
そのほかにも沢山の教会があり、日を追って、その教会のキリスト像をみんなで担ぎ出し、
街を練り歩くのです。何故かキリストの洋服が赤とか青のビロードに金糸で、
刺繍されて居たりして、豪華なのもあるんですよ。
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1,2,3,4,の写真は、当日
の夜中から、
キリスト像が通る道におがくずを
細かくして色を付けたアセリンや生花で、
アルフォンブラ(絨毯)を作ります。キリスト像が通るまで、誰もそれを踏んではいけないのです。
私も朝4時起きして、作るところを見に行ったのですが、犬が絨毯の上を歩きそうになったとき、
みんなで、追い払っていたのには、笑ってしまいました。
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5.は、メルセー教会のプロセシオン(行列)で、上にキ
リストが十字架を背負っているのが見えますよね。
40人から50人くらいで担いで
いると思います。これを担ぐ事で、自分の罪を清めると言う意味があるそうです。
日本だとお御輿を担ぐときは、みんな「ワッショイ、ワッショイ」と陽気ですが、
このプロセシオンは、葬送行進曲を演奏しながら街を練り歩くし、
やはり重いのでしょうみんな辛そうに担いでいます。担ぐ人は、
街の要所要所で交代しながら8時間くらい練り歩きます。
音楽と担いでいる人の洋服と辛そうな顔に、何かしら引きつけられます。
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6,の写真はメルセー教会のビル
ヘン(マリア)のプロセシオンです。
女性は、黒っぽい服とスカーフな
ので、あまり伝統的な物が感じられません。
外人も応募すれば、担げるらしい
のですが、腰痛の持病を持っている私には、無理ですね。
7,のローマ兵の写真を見てビッ
クリしました。みんな私のカメラを見ているので。
日本人だと目を逸らしますよね。
頭のピンク色の刷毛みたいなのは、
多分プラスティックの箒を使っていると思います。
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8.の写真は、プロセシオンが
通った後は、このようにすぐ掃除しています。
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9,10,11,は、エスクエラ
デ クリスト (キリスト学校)のプロセシオンで、
ここの衣装は黒でした。輿の上にはキリストのお棺がのっています。
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12はキリストが処刑されるまで
を山車の上に人形で再現しています。
この山車の後に、9の写真のキリ
ストの輿が通るので、アルフォンブラは踏んでは行けないので、
端を進んでいるでしょ。このときちょっとアクシデントがありました。
と言うのは、この道に何故か一台の車が駐車していたのです。
プロセシオンが通る道は前もって決まっているので、車は移動させなければいけないのにです。
それで、山車も反対側を通るに
は、また戻らなければいけないので、
10人くらいの男性が車を歩道に持ち上げました。さすがマッチョの国だと思いました。
13,は女の子のプロセシオンで
す。可愛いでしょ。
以上、 アンティーグアのセマナサンタを少しは楽しんでいただけたでしょうか?
また、 お便りします。
菊川
明子