2007.10.16
中米グァテマラより- 9

私は昨年の2月からINTECAP(国立の職業訓練所)で洋裁を習っていました。
9月で卒業したのですが、その前に卒業試験があり、100問の質問に答えなければいけませんでした。
当たり前ですが全部スペイン語です。
先生が前もって200問くらいの例題を教えてくれたのですが、
この錆び付いた頭ではとても全部覚えられなくて、大変でした。

先生は「明子、大丈夫。あなたは外人だから助けてあげるから」と言ってくださいましたが
やはり日本人として恥ずかしくないようにはしたいと思い、毎日勉強に励んでいました。
その御陰で何とか合格点は取れ、卒業出来るようです。

このコースの卒業制作がウェディングドレスだったのですが、クラスの友達が自分の制作した
ウェディングドレスで式を挙げるので「明子も出席してね。」と言われ出席してきました。

(本人には内緒で乗せちゃいます)
菊川さんが卒業制作で作った自分のドレスを着ています\(^_^)/

彼女の住んでる村はアンティグアからバスで30分くらいの所なので、
他の友達とひとつ手前の村のガソリンスタンドで
2時から2時半の間(おおざっぱな時間の決め方ですよね)で待ち合わせたんです。
私は2時15分に着いたのですが、待てど暮らせど友達は来ません。
3時15分になっても友達はきません。式は3時からと聞いていたので、一人で村へ向いました。
ですから私が村の教会に着いた時には式は始まっていました。
式が終わって教会の外に出たら
「明子、どのくらい待った?私1時間以上遅れちゃった。私はグアテマラ人だからね」
と言われてしまいました。
そうです、グアテマラ人はみんなそうです。こんなことで怒っていては、この国には住めません。

もうひとつグアテマラ人でおもしろい事をお話します。
私の借りている部屋は毎年雨期になると雨漏りがします。
いつもは屋根の上にビニールシートをかぶせてくれるだけなのですが、
今年は大家さんが屋根を全部直してくれると言うので喜んでいたのです。
そして1週間くらいかけて工事をしてくれた人達
(このアパートに雇われていて、水道や、部屋や壁やその他色々な修繕をしてくれる人達)
が「明子、今度は絶対大丈夫!雨漏りしないからね」と自信満々で私に言ったのですが、
雨が降り始めたら、前よりもっとひどくなって、
今度はベッドやコンピュータの上にまで漏り始めて、私は一人で笑ってしまいました。
それで、またビニールシートをかぶせたわけですが、何の為の工事だったのでしょうね。
この国に住んでいるといろいろ面白い事があって飽きません。
長々と書いてしまいましたが、写真の説明をしますね。



このウェディングドレスは花嫁が授業の中で制作した物です。
花婿はちょっと日本人に似ていますよね。
だから花嫁の友達が私の事を花婿のおばさんと思った人もいたようです。


隣の女性が神父様からキリストの体であるパンを頂いた写真です。
確か自分の利き手を下にすると神父様がおっしゃっていたように思います。
その後、キリストの血である赤ワインの大きなカップから皆さん少しづつワインを頂いてらっしゃいました。


式の最中に野良犬が入って来てゴロンと横になっていました。


式が終わって花婿・花嫁が教会の外に出る所です。


ここでもやはり出席者からお祝いの言葉や品を受け取ります。
この村では織物は途絶えたと伝え聞いていたのですが、まだ着ている人がいたのでとても嬉しく思いました。
でもこの衣装はこの村の物ではなさそうなので(多分織られた物を買ったのでしょう)、
もしかしたら織る人はもういないのでしょう。


INTECAPの仲間と一緒に。


教会の外にこんなにたくさんの人が彼女の結婚式の為に集まっていました。


ここでもまた教会から新郎の家まで歩いて帰ります。


途中にお墓があったのですが、こんなにカラフルで綺麗なんですよ、こちらのお墓は。


新郎の家に到着し、白い紙の大きな鈴が割られて祝福されます。


食事の前に花婿・花嫁がみんなの前で踊ります。


当日のご馳走です。


興味があったので、台所を覗かせてもらいました。
大きな鍋でしょ、これで200人から300人分ですって。


宴会の途中にひよこが入って来て餌を捜していました。
こちらではお祝い事の時にいつも床や道路に松の葉を敷きます。私はこの香りがとても好きです。


家の中に入れない人達はこのように道路でおよばれしています。

以上友達の結婚式でした。

今年の5月に、INTECAPのクラスで「母の日」のお祝いをしました。
お互いに籤でプレゼントの相手を決め、当日、料理を持ち寄り、みんなでプレゼント交換の後、会食しました。
その時にみんな「母の日」について、一言づつ言うのですが、この結婚した友達が
「私の母は、ずっと前に亡くなりましたが、いつも空の上から私の事を見守ってくれていると思います」
と言っていました。先生も私も思わず涙ぐんでしまいました。
この娘は本当にいい子で責任感があり、学校の成績も良く、この日もお料理を作って来てくれました。
だから今日の結婚式に出席して私は「お母さんきっと空の上から喜んでいるだろうな、
どうぞ彼女が幸せになるよう見守ってあげてくださいね」と祈りました。

菊川 明子

今回の写真は10月13日に菊川さんが我が家に届けてくれました。
久しぶりにみる彼女はとてもお元気そうで、なんかすぐ近くから遊びにきたような錯覚に陥りました。
久しぶりの日本は何かと急がしそうで予定が大変そうです。
ガァテマラの生活に慣れてきたのに急に日本を慌ただしく駆け回って大丈夫かな?
帰る前にゆっくりお話を聞かせてください♪
by shin & kyoko



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