その九・教科書問題(1)

 先日「新しい歴史教科書を作る会」のメンバーが執筆した中学歴史、公民の教科書が文部省検定に合格しました。公民の方は99箇所、歴史の教科書にいたっては137箇所の検定意見がつきましたがなんとかクリアしました。
 数年前から私はこの教科書問題に非常に興味を持ち、自分なりに調べ、学び、さまざまな事実をつかむことができました。私がこのサイトのあちこちで触れているキーワード「日本人としての誇り」。これに直結する問題なんですね、今回の教科書問題というのは。何度も言っていますが、一人の人間が自国に対して愛国心や誇りを持つということは非常に重要なことだと思います。これを指して「右翼だ」なんて言ってたらまるで話にならないってことは前回書きましたね。

日本人がこの「誇り」や「自信」を失ったのは言うまでもなく太平洋戦争敗戦後であると言えます。戦争が終わったとき、アメリカは勝ったとはいえ、この底知れぬパワーを秘めた日本という国に並々ならぬ脅威を感じました。圧倒的な物量をもってねじ伏せたものの、日本軍の「個人」という範疇を超えたかのような力、執念、挙句の果てには「スーサイド・アタック」と呼ばれ、アメリカ軍から精神異常者まで出たほどの「神風特攻隊」というアメリカ人からしてみれば信じられないような作戦まで行ってくる不気味な国、日本。−いつか再び我が国の脅威になるかも知れない−そう危惧したアメリカ合衆国は日本を占領下に置いた直後、ある作戦を実行します。それが「WGIP」(ウォー・ギルト・インフォメーション・プログラム)です。

WGIP。GHQが行ったこの作戦は今思えば非常に狡猾、そして有効な戦略であったと言えましょう。軍事力削減といった短期的な解決策ではなく、この国、この国民を大元から動かしている根っこの部分を断ち切らなければならない−そう考えたアメリカは日本が今まで2000年以上かけて培ってきた歴史からくる価値観、誇り、自信を全て崩壊させることから始めたのです。天皇ヒロヒトに人間宣言を行わせ、あらゆる出版物を検閲し日本を美化、賛辞するものはことごとく発禁していきました。そして「この太平洋戦争を含め、これら様々な戦乱を引き起こしたのは全て日本という血に飢えたオオカミのような国が原因であり、その野蛮国から国民たちを救ったのが我がアメリカ合衆国なのだ」と、日本全国の学校教育で刷り込ませていったのです。初等教育から受けた子供たちはそれを「事実」として受け止め育っていき、この国に何の誇りも愛着も持たぬまま大人になっていく…。さらにキリスト教というバックボーンを持たない日本社会に「欧米個人主義」をそのまま導入させ、地域社会という日本独特の社会秩序をもズタズタに切り裂いていく。そうして育った子供たちの世代が社会の中心になったのが現代なのです。アメリカ合衆国は50年という長い年月をかけてこの国の「背骨」を抜くことに成功しました、それはまさに確信犯、もはや日本にアメリカと対抗し得る力など微塵もありません、ただ従属国のようにひたすら従うのみ。

「この国はこのままでいいのか…?」そう私が大きな疑問を抱き始めたちょうどそのとき、「新しい歴史教科書を作る会」を知ったのです。

あーーー疲れた!(笑)こりゃ長くなるねえ絶対(苦笑)。何回かに分けて書こうと思います、今回はこのへんで♪

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