
あれから 10+17効

【 悠然と咲くを 】
亜鉛、すげぇ。
御殿場 10+14+15+16 買

【 ジャック・オー 】
小1時間電車に揺られ車窓からの風景は都会から農村へ、
あたり一面に緑が広がる片田舎のプラットホームで降り、
1時間に2本あるかないかの電車をプラットホームで30分待つ。
その間、ベンチで駅弁を食べながら「はぁ空気がうまいっすね」とか言いながら、空を見上げる。秋空。
気分は小旅行、箱根温泉巡りの心持ち
やっとこ電車が来て乗りこんでからガタンゴトンとまた1時間
ようやく御殿場駅に着く。
空気が澄んでいる、気温が低い。
と、かかる僻地にわざわざ赴いたには理由があって
要約すればアキコの生き甲斐を全うするであり、
また、俺が空けた穴の穴埋めをする為にここへ来た。
つまり、過日ここでも書きましたが、
アキコの生きた証もしくは結晶、大袈裟には存在意義の衣類及び靴、鞄が、
例のカビカビパニックで98%以上汚染されうち半分が死滅、
それだけでもかなり悲惨なことなのですが、
付け加えて日々の仕事、貯まるストレス、うざくさい彼氏、贅沢できぬ生活…と事は重なり
生き甲斐の“買い物”が出来ずフラストレーションが積もり荒れに荒れ
買い物したい衝動がピークを迎え絶頂エクスタシー
ここ御殿場にはブランド品を安く売る店が密集しているアウトレットたる集落があり
そこで心置きなく買い物をし、日頃の鬱憤をはらすというアキコ嬢の提案でここまで遠征してきた。
が、ニュートラルの俺、つまり日常の俺ならば、
「買い物なんてしちめんどくせぇ けっ わざわざそんな遠くまでいけるかってんだい」と捲し立てつつ
まず反対勢力の首になっているのですが、今回は少し色が違った
というのも、俺もこの機会に穴埋めをしようと思ったからで、
いくら気に入ってる靴でも、ズボンでも、晴れの日はいいけどさ、やっぱ雨とか降ると、ね、
靴底の踵部分に空いた穴から大量に雨水が浸水し、あっつーまにゴキュゴキュと歩く度に水分を含んだ靴下は鳴る。
これがものすごく不快きわまりなくて、そろそろ靴を買わなぁなと思ってた矢先
上のアキコの提案。安く買えるに越したことはねぇって互いの利害関係がいい感じに落ち着いて御殿場。
御殿場にやってきた。
して、駅前で送迎バスに乗り込み10分程度で到着
思いのほか小奇麗なアウトレットモール、どことなくディズニーを連想させるレンガの店々
「じゃぁ巡るか… でもちっともわからん どこからが始まりなんだ あぁ 店がいっぱいあるなー 空気が旨い やっぱ山の上だからかな? な? 寒いし」
きいちゃいない
アキコはさっそく地図を広げ、こっちこっちーと弾み、きゃぁきゃぁきゃぁ。
まさに水を得た魚のごとくで、久々に細胞レベルで喜びに浸るアキコをみた。そんな感じがした。
そして、まずズッカの店に飛び込んで、
ねぇねぇねぇこの服どう?似合う?ねぇ!!似合う?そう?でもこっちの方がいいかなぁ?どう思う?
やっぱピンクより黒の方が無難かしら、それに着こなし易いし
聞いてるの!?じゃぁこれは?このサンダル、どう?ヒールとこっちのぺったりしてるのならどっちがいい?なんで無視するの!もう!
あーこれかわいいー!でも秋らしくないよね、春っぽい、これからは着れないね、ね。
あーこれ欲しい、定期券入れにちょうどいいと思わない? だーかーらーこういうものなの、高くない普通むしろ安い。
だから高くないって、ちょっとあまり大きな声で喋らないで。
じゃぁこれは?これは?ねぇ似合う似合う? … なんでそんなこと言うの!
タクちゃんはさそう言うこと平気でいうよね、デリカシーが………見て見てこれ〜。。
一つづつ、一つづつ丁寧に答える。
6時間。
丁寧に。
遺伝子危機一髪 10+12+13種

【 暴走 】
俺の種的部分ってか、遺伝子のカプセルっつーか、ゲル状のアレが、
第三者的まなざしで冷静に見てもおもむろに少量&薄い。
「打止めなのか?」と思い、調子に乗ってあははと笑うが、
現実視し始めると笑い声は乾き 、焦り出す。
この量と質は笑い事じゃない、由々しき事態だ!と悟るや
洒落になんない、洒落じゃすまされない、まだ23だぜよおいおいおい
この歳で種無しだなんて、おいおいおい、洒落になんないよ、おいおいおい、
間違った。年中発情を売りに活動してきて調子にのりすぎてた。
日に三回四回はあたりまえーのうたい文句にまんまとはめられた
秋の夜長をいいことに、慰め過ぎた。
どうしよう?どうしよう?ジリ貧だよぉ
おっつかないよ、製造がおっつかないよ、工場は二つもあるのにおっつかない…
次から次に出荷されていく あぁん
とりあえず、この事態を打破するべくあれこれ対策を考えたのち、行き着いた答えは
『工場の生産ラインを拡大しよう』という産業対策で
では具体的にどうすれば製造が拡大するのか?とあれこれ情報を集めた結果、
「種を製造するにあたり、もっとも必要な栄養素は亜鉛」と言うことを知る。
この亜鉛という栄養素は主に「牡蠣」「数の子」「ココア」などに多く含まれていて
じゃぁ率先してこれらを食そう!と打開策が具体化するが、
ところがどっこい牡蠣や数の子なんて、そうお手軽に食べれるものではなく、
どっちかと言うと晩の食卓を彩る主人公格か、正月の重箱に鎮座するかで
貝採り業や水産加工に従事する海の男でない限り、定期的に食べれる食材ではない。
例え一度や二度食べたにしろ、製造が拡大するのはほんの一瞬で定期的には続かない
こちとら需要が多い分、安定した生産スタイルを保ちたい
継続して亜鉛を実生活に取り入れ、体内に取り入れたい
だからといって「ココア」と言う手もあるが、
牡蠣や数の子に比べると亜鉛含有率はすこぶる低い為、気が引ける
「いまさらココア感」がいなめない
だが、牡蠣+数の子の線を失った今、安定して摂取できる亜鉛源はココアであり
塵も積もればってあるし、今日からココア派になろうと決意して
夜の街、散歩がてらコンビニへ行き500ミリパックのココアを掴む
これで生き延びるぞ、と決意してレジに向かうさなか
サプリメントコーナーにてDHCの健康食品「亜鉛」を発見!大発見!
神は俺の生産問題に手を差し伸べてくださった、と、心底感銘を受けて
ココアと亜鉛をレジにて購入
家に帰る道々、早速ビニール袋から亜鉛を取り出しサプリメントを口に含み、ココアで流し込む。
その途端、さっきまで閑散としていた下半身工場は、ココア+亜鉛により一気にボルテージが上がり活気に満ち
ここで働く屈強な男達の「オーエス!オーエス!」という威勢の良いかけ声が聞こえ始めた。
俺も一緒になってオーエスオーエス
夜の街にオーエス、力強く響く。
アンチ禁欲
9万 10+11休

【 九萬 】
なんとなく7万ヒッツを目指してたんだけど、気付いたらありゃりゃ9万越え、
タクロウジャシン90000ヒット突破
つっても九万人が見たって訳じゃなく、九万回このページが表示されたってな感じで
厳密には何人に見て頂いたとかはわからないけど、でもまぁそんな野暮ったい話はおいといて
一つの目安としての9万、素直に喜べる、わーい。白々しさもなく。
中には、日に何千何万と人が訪れるサイトもありますが、他人は他人、我は我。
内容の濃ゆさと量が違うさってやってきて
ついで大台10万ヒッツまであとちょっとろ。
凄いねー、じゅうまんかぁ、嗚呼…
始めた当初は10万だとか大それたことなど考えず、むしろホームページの作成に四苦八苦しててそれどころじゃなかった。
10万いくと見越してたら「ワンクリック定期預金」(1 ヒット毎に1円を貯金)とかやってた
今頃9万貯まってた、ノート型買えてた、野球盤買えてた。惜しいことした。
でも、まぁ兎に角、やっとこホトショップの使い方がうっすらわかり始めてきたし
ホームページ基礎論とかも確立し、やってみたいことも増えてきたし
5メートル手前で酸欠地獄の苦しみを味わうが、それを全力で堪えるとスーっと嘘のように苦しみが抜け
そのかわりに下半身が緩み、小便が漏れそうになるのを必死に我慢して泳ぎつく。
水中から出てゼハゼハ言って「このスーっと苦痛が抜ける感覚が世に言う脳内麻薬アドレナリンかぁ」「ランナーズハイ改めスイマーズハイね」なぞとぼやきながらも
祝・25メートルを息継ぎなしで泳げるようになったし、で、
これからもタクジャ諸々文にシャシン、実生活と、研究、推考、観察、実験、実行してこうと思います
今後ともひとつ御贔屓に。
愛だとか 10+10寝

【 8じ43ふん 】
真っ暗な彼女の部屋、換気扇のブロロという鈍い音と、ベットの軋む音が微かにする。
さっきまで焚いていたお香のはすっかり灰になっている。
まだ深夜1時を少しまわった所、夜型で寝つきの悪い自分にはまだ睡魔がこない。
アキコの耳もとで「テレビを見ていいですか?」と訊ねると、少し掠れた声で「ダメ」と言われ腕を掴まれ横に引っ張られる。
それでも、いつもならお構いなくテレビをつけ眠くなるまで時間を潰すのだけど
明日はバイトのため朝の9時前には部屋をでなくてはならない。
そう言うこともあって、テレビを見ると睡眠時間が徒に減るので、蒲団の中で眠りを待つことにする。
横で寝息をたてるアキコ。いつものように俺より先に寝入る、今日も同じだ。
俺は無為に目を閉じ何となく眠りが来るのを待つ。
明日は朝早い
早朝の寒い空気の中を一人で駅まで歩いて行くのか
そんなことを思うと妙に心が寒々してきて、思わず「明日寒いかな?」「朝一人で歩いて駅に行くとか、妙に空しいね」と眠り寸前のアキコに言うと
「私は毎日そうしているよ」っていう言葉が当たり前に返ってくる。
ただ、それだけ、それだけ言ってまた寝入る。
別段引っ掛かる言葉でもないのだけれど、今日の俺には妙に滲みて、心に滲みて。
毎朝寒空の下出勤するアキコの姿を想像すると、連鎖的に、済し崩しに妄想が肥大して加速して、
俺が突然居なくなった去年の12月、泣きながら部屋に一人で居るアキコとか
喧嘩して泣きながら「別れて」と電話するアキコが思い浮かんで、
そのひとつひとつが巨大な鏡となって、彼女の目線で俺と言う人間を写し出す。
その自分の姿をまじまじ見ると、
今までわからなかったその時その時の彼女の気持ちや感情が逆流して俺の中に流れこんで来て
寂・悪・辛・謝・罪・青・温・涙・苦・悲・悲・悲
なんとも言えない震えが心の内から湧いてくると
彼女の事がとても×おしく×おしく×おしく思えて止まず、
気恥ずかしさも虚勢も見栄もなく「愛してる」を連呼。
これが「情」ってやつなのか? それともほんとうに好きだからこう思うのか?
妙に冷静な根底の俺が居て、それとは対照的な感情的な自分が居る。
そしてその感情から派生して
去年の今頃の俺の後ろ姿がぼんやりと目蓋の裏に浮かんでは消え、
俺がもっとまともな仕事に就いていたら?
それなりに収入があったら?
…
はたして俺に彼女を幸せにする力はあるのか?
俺と一緒にいるべきなのか?
真剣にそう考え出すと言葉はつまり謝罪にも似た気持ちにもなる
それでも、抱き締めて愛しか口に出せない自分がとても無力で惨めで
青い感情がぶるぶると膨れ上がって、ふるふると蒲団の中。
行くあてのない気持ちを持て余し、発狂して叫びたくなるのを我慢する。
愛だけではダメなんだ、何度か言う。
地震 10+9地

【 罅 】
背中で地中深くから競り上がるゴポゴポとした振動を感じる
湯が沸騰し気泡を吐いている、もしくはマグマがトロけて地中を彷徨っているような振動を背中で感じる
微弱震度、横にだけ細かく揺れる
思わず目を覚ましこの揺れは現実か?それとも夢の延長なのかを調べるべく
天井から垂れ下がっている蛍光灯の引き紐を注視するが、しんと静まっている
気のせいだと眠りに入るが、ほどなくしてゴポゴポの振動そして音。
夢なのか?でもはっきりと感じる。横に揺れる。
湯が出る、湯が出る、大型の地震が起きる。
そしてその拍子に地中にたまった湯が一気に放出
地表の穴と言う穴から、コンクリートのひび割れと言うひび割れから湯が吹き出す
阿鼻叫喚の熱湯風呂、市井総温泉化、まさに地獄湯、あぁごくらっきゃ
毎朝背中で感じるゴポゴポと、左右に揺れる俺。
「今朝も地震があったね」と起き抜けに言う俺の言葉は、もうアキコには届かない。
早朝の狼少年的俺(無職)
それがここ一週間続いて、今日漸く日本が半壊した夢を見た。
ドラゴンヘッドほどは酷くなかった。