+++ シャシン日記(仮看板)+++


胃痛 5+7胃


 

 

 

 

        

 

 

 

 

 

 

 

午前4時前、物凄い胃痛

ヒリヒリやシクシクなんてものじゃない、キリキリでもない、そもそも短音じゃない

ツツツツツ・ツツツツツ・とドラマーの速いリズム

ババップ・ババップ・と低く響くベースラインに

ティンクルプゥ・ティンクルプゥ・とエレクトンの不可解な電子音

おまけにギター、キュラキュラ・キュラキュラ・時折バイィィィンヌと絶好調で

歪んだメロディーが体内を打つ

明朝の狂奏曲

胃の中のロケンロール

大海に響け俺の声と蛙もはしゃぐ

 

 

痛ツツツツ

胃の形がはっきりと分かるくらい痛い

痛ツツツツ

胃は弱い方じゃないのに

痛ツツツツ

何か変なモノ食べたかしらん?

痛ツツツツ

あっ、あの饅頭か?

痛ツツツツ

それとも牛乳か?

痛ツツツツ

痛ツツツツ

尋常じゃない

痛ツツツツ

パーポーパーポー救急車のサイレンが聞こえる

痛ツツツツ

あのですね

痛ツツツツ

もしよろしければでいいのですが

痛ツツツツ

乗せていただけませんか?

痛ツツツツ

俺も

痛ツツツツ

はい・・・・ 相席ということで

痛ツツツツ

あっ? やっぱ無理っすか。

痛ツツツツ

痛ツツツツ

・・・・・

 

ものすっご痛い

この状況でもくだらないことを考えていたが、もう無理、まじ痛い

救急車は来ない

それに金がかかりそうだから呼ばない

俺ベッドから降りて救急箱を漁る

バファリンしかない

熱さまし、痛みどめ等の効能しかない

胃痛には効かない

胃痛には効かない

なにさ! ちっとも優しくないじゃない! この甲斐性なし! 

正露丸はどこだ?

冷静になって考えてみる、あっ、俺の部屋にあるじゃん

部屋に戻り、早速ホコリをかぶった正露丸の容器を発見するやいなや

手早く蓋を開け、と、一度冷静になり、服用するにベストの数を確認

15歳以上1度に4粒服用のこと

4粒服用

茶で一気に飲み干す

人心地着く

ホコリのかぶった正露丸の容器を所定の場所に戻す動作に入る、その刹那

俺の窮地を救ってくれたこの正露丸をたたえようと、慈しみの感情が芽生え

指先でホコリを拭っていると、

あっ!

 

 

 

 

俺は大丈夫なのか?

これは洒落になるのか?

あはははは、あはははは

笑うしかない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

賞味期限がとっくに過ぎていた

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

2年も。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


宣伝 5+4+5無


【 五 キ ゙ク ゙ 】

 

 

 

 

 

 

吉祥寺で執り行われるランデブーの5回目のライブに行った

ものすごく沢山人が来ていて

「よく知っている人」「知ってる人」「あまりよく知らない人」「知らない人」の4グループ構成で成り立っていて

自分は最後の「知らない人」以外は押さえよう!「あまりよく知らない人」も押さえよう!と頑張って

いちいち「8月に個展する」と「是非来てみて」と嘯いてまわり

かつ、

自分で自分を柵のふちまで追い込み後戻りできる道を一つ一つ潰す、という

なんてぇかな、“宣伝”と“覚悟堅め”を一挙に行う。

“鉄は熱いうちに打て”という

だから今のうちにとにかく打つ、火花が散る、火花も散る、鼻先に火花が当たるがその熱さは一瞬で

それいぜんに先ほどから左斜め前にある釜が轟々とうなりをあげて燃えさる熱風が熱いから

鼻先に触れる火花などなんてことはない、へっちゃ、へっちゃら、ぽっちゃり、無口な鍛冶師のぽっちゃり妻おかぬ

おかぬ特製すべすべ饅頭蟹汁

それを食い、再び仕事に没頭する

 

・・・

 

ともかく揺らぎがちで、繊細で、儚く脆い俺の決意の火が消えぬ間に

次々と薪や新聞紙の丸めたヤツでもいいや、どんどんくべて

8月まで燃えさかって行こう!と決意

そんな俺の背中を押すが如くMC

日本語で言うとなんていうのだろう?MC

談話?か、漫談とか? 喋り・・は普通だな、なんだろ?ともかくMC

ライブで曲と曲の合間にやるマイクパフォーマンス

そこでステージ上のバータンが言った訳よ

「えぇと、次のライブはぁ、10月にぃ、やりまーす

あとぉ、今日のライブでチラシを作ってくれた友達がぁ

8月にぃ、個展をやるんでぇ、そっちもよろしく! 詳細はHP見てくださーい」と

ありえないよね、ライブ中に個展の宣伝だなんて、しかもMCで、マイクロフォンを通して

客のあいだに変な間と弱ざわめきはあったものの、コウジがうひょうかなんかいって盛り上げ

ライブという非日常のノリ・グルーブ感がその場を再び支配したので、盛り上がって、なんとかやりすごせた

ランデブー宣伝ありがとうと今更言う

 

 

 

 

 

 

ライブが終わり、しこたま酒を飲んだのでゲロりと便器に吐いたあと

そもそも今日は朝から俺の中の気の流れが悪い、雰囲気がとても悪い

それなのについつい楽しくて痛飲しすぎてしまい、挙げ句、ゲロりて睡眠

居酒屋のお座敷で就寝

気がつくと朝5時で、よろぼい歩いてバンドマン達と帰った

雨が降っていた。半袖だったからよりいっそう寒かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

朝5時からおおよそ14時間前

午後3時・新中野

吉祥寺のライブ会場に行く前に先日日記にも書いた第一志望のギャラリー無寸草へ赴いていた

目的はこの目で無寸草を体感したいってのが1番で

あとは、照明機材は充実しているか?

空調設備、冷暖房は完備か?

額を吊すワイヤーはあるか?壁にじかに貼れるのか?展示スペースは?

その他にも、雰囲気はどうだ?タバコは吸えるのか?飲食オッケイか?物販オッケイか?

スピーカーは設置されているのか?料金は?期間は?トイレは?

自然採光はとれるのか?植物はよく育つのか?近辺にコンビニはあるか?交通の便はどうだ?などなど

確認したい項目が山ほどあり

それらをいちいちチェックするが為潜入

会場では20代男女のグループ展が催されていてその客でごったがえしている、間を

「あぁん、来てくれたのね」だとか「きゃーおひさしぶりー」だとか言いあう展示者とその客の会話の間を縫って歩き

俺は、自分は、展示物なんか見ないよ、悪いけど

俺はさ、こういう空気がすごい嫌いなんだよね

だってさ誰も知らないもの、だけど変に盛り上がってるじゃん、俺抜きで

今俺の目の前に白髭の神が舞い降りてきて「この瞬間だけ海洋生物になれるとしたら何がいい?」と訊いてきたら

即言う「私は貝になりたい」

「ホラ?それともバカ?」

「何?それ?ホラとかバカとか・・・・・貝になりたい俺を中傷してるの?」

「いやいやいやいやいや、違いますよ、バカになんてしてませんて」

「じゃぁなんなのさ? 俺は真剣に貝になりたいの!」

「だからあれじゃないですか、種類っすよ、ホラ貝とかバカ貝とか、ね、ありますやんか」

「あっ、あっマジごめん。超ゴメン。なんかこの空気でひねちゃってさ、俺の中の被害妄想が爆破しちゃってさ、って言い訳だよね

すいませんでした。

で、あ、種類ね、貝の?ね? あー種類かぁ」

「種類は何がいいですか?」

「もう、種類とかなんでもいいっすよ」

「じゃぁアサリは?」

「・・・アサリは勘弁して貰えますか?」

「ナニ? アサリ嫌なの?」

「嫌・・っつーかぁ、まぁ、アレっすもんねぇ。アサリって、アサリかぁ・・・

なんでもいいって言った手前、こんなことは言えないんですけど

・・・・アサリは・・・・嫌・・・みたいな・・小粒だし・・・・・」

「じゃぁナニがいいのさ、なんかムカツクね、君ね。」

「えっ、すいません、じゃぁ、ホラ貝で」

「じゃぁホラ貝って、お前、じゃぁってなんだよ! しようがなくなのか!? あぁん」

「いや、そんなんじゃないっす、すげぇホラ貝になりたいっす」

「始めからそう言えよ、そういうのが一番むかつくし。」

「すいませんでした」

「じゃぁ、ホラ貝ね。あい。」

「?」

「目をつぶれって、そう言う空気じゃん」

「あっ、はい。」

「じゃぁいくよ、ホラガイナーレー」

 

ともかく、ともかくだ、

すげぇやだ、こういう空気、ヒッピーぶってる展示者の俺を見る目とかむかつく

珍入者を見るその目だよ! かっ、くそっ、何がラブ&ピースだ!

麻の服とか着ちゃってさ大麻支持者ぶってんな

畜生、なめんな、俺は、俺は、貝になる、ホラ貝に。と。

会場に入って3秒で外界をシャットアウト

絵を見る振りをしながら、壁を見たり、壁の高さを測ったり、その他各種チェック項目をチェック

うんうんうんうん、なかなか、ってか、すげぇ、すげぇ良い

完璧すぎる、空調も、物販も、照明も、雰囲気も、材質も全部俺の理想をかなえている

あぁいいなぁ無寸草、ここで俺もやりたいなぁ

しかし、料金はいくらかかるのか? 期間は? のチェック項目が未だ空欄で

その項目を埋めようとギャラリーの人を捜すが、こうも人が沢山いるのでは誰がギャラリーの人か分からず

しようがなく、口を開いた、貝の

そして女の展示者にそれとなく、ここ幾らっすか?と訊くと面倒臭そうに「1週間で8万」という

かっちーんときたが、値段と態度にかっちーんときたが「えっ、1週間単位でしか借りられないの?」と訊くと「わからん」と言うので

少しも配慮のないいい方にかっちーんときて即貝になってしまったので

結局の所詳細は不明のまま、ギャラリーを後にし

途中でウーロン茶を買いそれを飲みながら

8万かぁ、8万、8万ねぇ、4万が2つで8万、高けぇな、でもあそこでやりてぇし、8万、8万

と、ぶつぶつとぼやきながら歩き、アキコに電話

無寸草の雰囲気の良さを説き、備品の充実さを説き

でも8万なんだよねぇ、高いから俺止めようかな、と言おうとしたが

あっ、ここで8万高いとか言ったらまた中傷される

あなたのそういうところがセコくて嫌だ、だからいつまで経ってもダメなのよ、反吐がでる。

そう妄想すると敢えて「8万は、まぁ、払う価値はあるよね、それに記念すべき1回目の個展だしけちけちするのは元が悪ぃ」とつよがり

そう自分で強がっていると、だんだんとそれが真理だと思えてくるのは不思議なモノで

なんか、8万とか、べっつにー。みたいな、高くねぇじゃんと感じ始め

「とりあえず、1週間8万でいい、でも1週間も期間はいらねぇんだよね、金土日の3日間でいいから、そうすっと単純計算でまぁ4万だろ

それなら万々歳だよなぁ3日で4万

あとは直にギャラリーの人と交渉するしかないよね、うん。」と言って電話を切る

 

 

 

 

 

そういう案配だ

進行したり後退したりしてる気がする

ともかく、日程と場所が決まらないことには始まらない

宣伝のしようがないし

まず、動けない。

早めに決めよう!

 

 

 

 

 

 

その他にいいところあったら教えてください。

 

 

 

 

 

 

 

 


第1回 机上 5+3


【 樹 】

 

 

 

 

 

シャシン展開催への手はずを考え始めたら、あれやこれや面倒事が数多浮かび

これらをいちいち消化していかなければならんのね、1人で、俺1人で・・と軽く心が苦しくなるが

だからといって先送るとギリギリでジンジンいたしまするので

取りあえず何かしら「やった」ということを残したく、まずは机上。

机上の空論からハヤシダタクロウ第一回シャシン展「17発目(仮)」を膨らます。

で、

まず始めに決めなくてはならないのは、一も二もなく「場所確保」で

いわゆるところのギャラリーを借りる

もしくは、最近増えた小洒落たギャラリー兼カッフェを借りる、などあるが

小洒落たカッフェではやりたくないので、小洒落ているところがムカツクので後者は却下、前者でいこう

というわけで、ギャラリーを借りるわけだが

さて、どうしたもんか、

「渋谷ルデコ」「原宿クロックワーク」「横浜ライトワーク」など

かつて学生時代、こういったギャラリーでゼミ展や卒業展等をいくつかやったものの

過去に使ったことのあるギャラリーなら使い勝手知ってて便利であるが

どうもいまいちピンとこない、ここでやりてぇと疼かない

まず借り賃が高いってのもあるけど

一度やったことのあるところでやるってのもね、なんかね、

意にそぐわん・・ってか

以前借りたエロス系ビデオを確信犯的に再び借りる、みたいな、気が、しなくもなく

敢えて回避

と、いいつつも、実は前々から気になっているギャラリーがあるのでそこを第一希望とする

場所は新中野の「無寸草」

写真でちらりと見ただけだけど、古びた日本家屋風の佇まいでで格好がよい

交通の便を考えると、新宿から丸の内線で1本、10分位の距離

そのへんは、まぁ許容範囲だと思う

明日行ってみる

 

んで、次は作品創りだけれども「プリントは余所でやってもらう」でほぼ確定

 

あとはDMを作り、500枚あれば充分

6月中までには刷り終える勢いを加味したまま

知人友人にも送り

タクジャ見ている人にも送り

某写真専門学校に3年ぶりに進入し、素知らぬ顔でこれらDMをそっと置いて逃げる

その他、広報活動として

某写真月刊誌等に「載せて」と懇願した手紙を送ったり

ネットでそういった所に書き込みをしたり、する

 

あと、は、何やるんだっけか?

あっ、ポストカードとか、なんかそこらへんの物販を考え

あと、どういった形態で作品を展示するかとか、って、最後の方に今書いてるけどすげぇ大事じゃん

どうする、額? じか貼り? アクリル? 吊るし?

あぁどうしよう、額か?こういった場合は、でも額借りる金もかかるし・・・百均?

とにかく知恵と工夫で乗り越えるとして

あとはアキコに休みを強制的にとらせ手伝って貰い

あと、空間プロデュースとか、音楽とか、みなりとか、あぁんあぁん

そもそもタイトルも決めなっ 写真展タイトル

あと、シャシンそれぞれにタイトルも・・・って

うわっ、シャシン何を展示するかも考えてねぇし

くわっ、自分のスキルも上げなければならないし

くわっ、こないだの誕生日でお金がすっからかんだから制作費を稼がなければならないし

くわっ、照明は? 採光は? 生け花は?

それよりなにより、そもそも人は来るのか????

 

どうしよう

 

 

 


生本番 5+1現


 

 

 

あとちょいで交際期間1年10ヵ月突破、は、さておき、めでたいね、は、さておき

5月に入ったので雪駄を下ろした、は、さておき、夏っすね、気候とか、は、さておき

アキコがふれまわっている

ふれてまわっているアキコ

アキコの母にだとか、

姉にだとか、

俺の両親にだとか

以前一緒に働いていたバイト先の友人にだとか

今一緒に働いている仕事場の同僚にだとか

地元や学校の友達にふれまわっている

「タクロウが写真展やる。」とふれまわり

俺のあずかり知らぬところで話は大きくなり

今ではアキコ一族が上京旅行にやってくるまで話で盛り上がっている

挙げ句「みんなに宣伝したから、あんたやりなさいよ!」だってさ

 

 

ひさひさに爆笑した。

 

 

・・・・確かに、確かにだ

24歳になった豊富として「写真展をやる」と言った気がしなくもないが、どちらかといえばないのだが

日常生活で、ちらちらと、ほらほらと、そんなことを言ってたのは確かで

しかし、こうも俺のしらんところで話が一人歩きして、

やっとこ俺の所に戻ってきたと思ったら見事に成長していて驚いた

ちょっと見ぬまにこんなに大きくなって、すっかり逞しくなってらぁ

ともかく、今更ナシの方向で・・と言うのもアキコの母に面目が立たなく

それ以上に、こりゃぁ良い機会だ、ここぞとばかりにやってみよう!写真展を!と俺の中の頑張りに火がついたので

その火が弱火もしくはトロ火にならぬ前に宣言しようと思います

「シャシン展やりまーす」

期日、期間、場所、未定、もろもろおって報告

今の段階で言えるのは「8月にやる」のみ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

タクロウジャシン17発目は「生本番」です。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


城の周りをぐるぐる回るが如くに 4+29


【 "RENDEZ-VOUS" 5th GIG用チラシ 】

 

 

 

 

今日は5月4日吉祥寺でやるバババンド(通称ランデブー)の5回目のライブ用のチラシを拵えた

メンバーでもないただの観客であるクニオがメインのチラシを拵えた

なんかいい感じ、個人的にはすごく好きな形で収まったと思う

わけあってモノクロでの発注だったが、逆になれないモノクロが新鮮で良かったと思う

しかし、やっぱどこか納得ができない

それは作品がどうとかじゃなく俺のスキルの問題で

もう一杯一杯

正直、俺、全然フォトショップ使いこなせていない

いくら毎日毎日パソをフォトショップを弄くりしてるものの

結局は独学、自分の範囲から逸脱できていない

それに参考文献も資料もめんどくさくて読まず

自分が理解している機能しか使わないわけだから

それが積もり積もって偏り、やはりどこか似かよった作品が増え

さすがにこのままじゃいけないな、小っ恥ずかしいしな、と思い至り

久々に今の自分から逸脱しよう!的な風が、風潮が、ムーブメントが、俺の中で巻き起こり

ここは一つレベルアップしてこます!と鼻息荒く意気揚々と街に繰り出し

数件本屋を梯子して、かっちょいいスキルが掲載されている本を購入し

封を開け、しげしげと、しげしげと見てるものの、、、あへぇ、、あぁん、、

困ったことに何のことだかちくともわかりません、あはは、あはははは

 

かといってサジを投げるには惜しく

この本1600円もするので、そういう経済的なことも含めとても惜しく

黙読してても何のことだか頭に入ってこないので

ハキハキと音読しコレを読み

実習、音読、実習、音読を繰り返し

毎日少しづつでもレベルをあげていこうかな、と、思ったりするわけです

 

 

夏までにはレベルをあげないといけないのです。

 

 

 

 

 


誕生×2 前編 4+24+25

誕生×2 後編 4+25+26


 

 

4月24日 夜 午後23時28分

 

 

牛角系列店のしゃぶしゃぶ屋「温野菜」で飯を酒を飲み食い

けらけらとカウンター席で肉をしゃぶり野菜をしゃぶり時には水餃子をしゃぶり

その合間に合間に酒を飲み、脇に座る余所のカップルを観察して、蛇みたいな目で観察して

それを肴にまた酒を飲み

しゃぶりしゃぶられしゃぶしゃぶれとしゃぶしゃぶを満喫

7000しゃぶしゃぶを支払ったあと、店を出る、午後23時28分、あと32分

あと32分で25日、24歳になる、それに13回忌だ、尾崎の、尾崎豊の13回忌

こうしちゃおれん尾崎を歌おう!例年のごとくに!と意気揚々とカラオケ屋に行くが30分待ちとのことで

即踵を返し余所のカラオケを探し隣の駅まで歩く

午後23時39分

午後23時45分

午後23時51分

刻々と時間は過ぎる

未だ尚カラオケは見つからず

あるのはカラオケパブだのスナックだの、よくシステムの分からないカラオケ喫茶だので

あわわあわわ、うげ、気付くともう57分じゃないですか

おいおいアニバーサリーを路上で迎えるのかい? それはいただけねぇよ

なんつったって、なんか、こう、縁起が悪いような気がして溜まらない

それはいただけねぇ、いただけねぇよ、すんすんすん

でも、しようがねぇな、実際カラオケねぇし、俺に運がなかったと割り切って

ここで、路上で迎えるか、泥臭くていいじゃん、俺っぽくて。と決断したその刹那

アキコ「あそこのベンチに行こう」と駅前ロータリーに設置されている木のベンチを指し

ベンチにつくや、箱をベンチに置き、中のモノを慎重に取り出そうとする

「おい、ちょ、お前、お前さん?」

「何?」

「何じゃねぇよ、それケーキだろ?」

「うん。さっきから言ってるじゃん」

「そりゃ知ってるけどさ、なんでケーキを・・・ここ路上だぜ。ほら人、不思議そうに見て、って、あっ

なんでケーキを取り出してるの?」

「たくちゃんライター貸して」

「はい・・・・・・・あぁ・・・・ロウソクに火が着てらぁ・・・・」

「はいっ!」

「はいっ? 何?」

「♪ハッピバスデーツーユー〜 ♪ハッピバスデーツーユー〜」

「ハッピバスデー・・ディア・俺〜」

「ハッピバスデー   ツー   ユー   」

「ん? あっ消すの? 消すよね、普通、この流れだと」

「はやく消して」

「ふぅー」

「パチパチパチ」

「あはっあはっ路上ケーキかい? あはっあはっ ありがとう! 今何時?」

「ちょうど0時」

 

 

 

 

 

25日 路上 午前0時03分

 

 

今までで一番記憶に残る歳またぎをした俺は24歳になり

近くに止まっていたタクシーに乗り込む、車内

「こぉの支配からのっ! こぉの支配からのっ!・・・ちょアキコ“卒業”って言ってよ」

「タクちゃん別に支配されてないじゃん」

「そんなんかんけぇねぇよ。こぉの支配からのっ!・・・・セイ・・セイ」

「・・・・・」

「こぉの支配からのっ!」

「卒業」「卒業」

「戦いからのっ!」

「卒業」「卒業」

「サンキュー」

尾崎豊で「卒業」をライブバージョンでお送りした。

 

 

 

 

 

 

 

【 路上ケーキ 】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

4月25日 朝


朝から昨晩のバースデーケーキ(直径20B)を2人で4分の3食べて家を出る

「鳩について」を論じながら渋谷にいき

大枚をはたいてコムサだかコムデだかよくわからないがともかく小癪な店でアキコに財布を買い

菊池なにがしさんの名が印字された財布を買って貰う、財布に「雨蛙」と名前をつける。

そしてそのまま新橋に行き、ゆりかごめに乗ってお台場へ

お台場つったらCX、アクアシティ、ビーナスフォート、海と見所満載なのですが

これらをいちいちスルーして、辿り着きましたるは東京日航ホテル

・・・

遡ると昨年、夏の箱根旅行の時は虫旅館

今年の春の伊豆旅行の時は蟹頭フローリングスケーターが女将の傾いた旅館、と、

決して高級じゃなく1泊大凡4,5千円の宿に泊まることが常であったのですが

くくく、今回は、くくく、違うのね、おほほ

なんてったって東京日航ホテル

お台場に構える東京日航ホテル、超でかい、虫も居ない、傾いてもない

各部屋のバルコンからはレインボーブリッチが一望でき

また、廊下には絨毯が敷かれ

かつ、身なりの整ったホテルマンが出迎え

それより何より、上記の旅館とは違い鍵がある、部屋に鍵がある

それも便所のポッチ的な簡易鍵なんかではなく

外から10円硬貨で開けることのできる鍵ではなくカードキーなの、おほ、ほほほ

お1人様 1泊の 宿泊料 2万イェン

まぁそれくらいする

それだけの価値はある部屋

しかし因果なことにカネがねぇ、余所に泊まるだけで2万を支払う甲斐性は持ち合わせてねぇ

そんなケチの権化俺がここに来たってのにはもちろん訳があって

手を尽くし、頭を尽くして、見つけた特別格安プラン

その努力が実り

サービス料、ホテル税もろもろ込みで2人分の宿泊料合計20160円

アキコに「粗相のないように」と厳重に注意されたのち、手に手をとってチェックイン

部屋に入り、その部屋のでかさベッドのでかさ、アメニティの多さにいちいち絶叫して

バルコン、左手にレインボー右手にCX、眼下に人人人

嬉しゲロをこらえた

 

 

互いプレゼントしあった財布をとりだし、旧財布からカネやカードを移行した後ホテルをでて

ぷらぷらりと台場を巡り

飯をくったり、菓子をくったり、映画を見たりしてすごし

夕刻ホテルに戻ってリサイタル

風呂に入りながら「アイラブユー」「15の夜」「ダンスホール」「卒業」「シェリー」のメジャーどころを熱唱

あからさまにうざそうにしかめっ面るアキコにむけて熱唱したのち

風呂あがり「とっておきのワインを開けよう」という俺に対し尚もしかめっ面継続のアキコを無視して

持参したワインを飲んだ。

ガウンを着て。

部屋の照明を落とし、夜景を見ながら。

ワインを飲みあった。

コパンをつまみに。

大人としか形容できない。できなかった。

 

 

 

 

 

 

 

4月26日 朝 午前10時00分 チェックアウト

 

 

 

 

妙にはきはきと喋るのには理由があって、なにも好きこのんではきはきと大声で喋っているのではなく

はきはき喋らなければいけないのだ、社会上、役職上

それに全世界の運命もかかっている

そんなプレッシャーを払拭するがため、自分を奮い立たすために大声で喋るのかもしれない

なみだぐましいね目の前のアーミースタイルに身を包んだ20代後半の女性

 

セガジョイポリス

セガの最新テクノロジーが集結した安易に言えば遊園地

各種アトラクションが詰め込まれしビル、セガジョイポリス

俺とアキコは今、そんなセガジョイポリスの一角にあるアトラクション「T3」(ターミネーター3)のブースの前に立ち

背後には2組のカップルが居るという状況で

アーミースタイルの上官、はきはき女の説明を聞く

ようやくすれば、悪の軍団がいて今まさに世界を破滅させようとたくらんでいるので

我ら工作員はそれを阻止するべく敵の基地に乗り込み

世界破滅プログラムを奪取、及び、敵地破壊の任務につくという説明で

まぁこういっちゃぁなんだが子供だまし的な、こういったアトラクションにりがちなテイスト

あからさまに同世代の背後のカップル2人組は、上官に向かって下げずんだ嘲笑を浮かべる

傍らのアキコもアキコで、これから世界の命運を左右する任務に取りかかろうとしているのにへらへらとピクニックフェイスでだらしない

俺はというと、アンドロイドが群雄割拠する敵地に赴くわけだから

もちろん敵もいる、襲われる可能性もある、下手すると死ぬ、と自分の中で仮想現実と現実の区別がつかなくなり

いつものひねた自分「けっなにぬかしけつかんねんっ いい年こいて これはお遊びやろうが?」がいなくなり

きっと同世代の人間にはわきあがらない感情?

そういった感情が芽生え

あー、なんつーか怖くなってきて、ゲロ吐きそうになってきて

だんだんと仮想現実にのめり込み

「ねぇアキコ、俺ちょっと嫌だ」と言うや

上官がダッシュで敵地に潜入

流されるまま薄暗い敵地に掛ける俺とアキコと他4人

 

 

作戦室に到着すると、どうやって破壊プログラムを手に入れるかを説明し出す上官

それを俯いた感じで聞き、一通り説明を終えるとこの上官おそろしいことをいいやがる

「では、あなたたち6人の中から1人リーダーを選びます! リーダーになりたいもの! 挙手!」

もちろんのこといい年こいた人間がリーダーになぞなりたくなく

予想通りの沈黙

「誰かいませんか!」

上官の声だけが空しく響く

10秒

20秒

刻々と沈黙は続き、だんだんと空気の密度が高くなる感じがする

女どもは「私女だからリーダーなんぞしない」つらをさげ

俺含め男3人は「そんなこっぱずかしいことできるかい!」と図太い感情まるだしで悪びれる中

気付いたら右手を挙げていた

リーダーなります、いやね、なりたくはねぇけど、この空気に耐えれません、そう言うのを含め俺手を挙げます

と、手を挙げた俺

跳ねるように喜ぶ上官

「今日、初めてリーダーを立候補した人がいました!」

「皆さん拍手」

「あのリーダー!お名前は?」

「あっ林さん! では林リーダーに拍手!!」

「えっ? あっ? 林田さん? 失礼しました林田リーダーに拍手!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「世界なんて滅んでしまえばいい」と思った

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

こうないう状況になるなんて安易に予想できたが、やはり誰かがならなければいけない

そういうの読みとれる、24だし。大人だし。

他の嘲笑的な視線にへたばりそうになったが

なるべく目をそむけ俺軍出立

 

 

 

しかし、アレだ、怖いのだ、俺だけ

そもそも俺はこういうお化け屋敷じみたところが大不得意中の不得意で

あからさまに取り乱す

上海のアレを読んだ方はその取り乱しっぷりをよくよくご存じだろうが

ほんとにね、すげぇ乱す

だって、ほら「ぎゃー!!!」絶叫、男だぜ?俺。 だのに、ぎゃー!!

もういやんなる、見て見ろよ他の5人、唖然としてる

5人 あれ? 5人 あれ? 4人? アキコがいねぇ

リーダーの傍らを歩いていた俺任命のサブリーダーアキコがいねぇと思いきや

あっ あの後ろ姿アキコだ

脱兎の如く掛け、そして逃げるアキコ、その後ろ姿

お前、てめぇ、それでもサブリーダーか! アキコを呼び戻し叱咤

「だってこわいんだもん」「俺だってこわいよ」「たくちゃん」「何?」「他の人たち引いてるよ」「知ってるよ!!」

 

 

そうこうするうちミッションも中盤にさしかかり

俺はいくつもある扉の中からひとつの扉をひらき

かつ、その中に20個くらいある破壊プログラムを選び出し

「さて、それではこのディスクをパソコンにインストールしよう!」と

一瞬心をゆるました瞬間ギャァー

上官の足下に黒い犬がいる、ギャー

つられて皆もギャー

逃げ出す瞬間振り返り辺りを見回すとアンドロイドが奥の壁から顔を出していた

しかしさっき見たはずの犬は居ない、見間違い、でも結果オーライ、アンドロイドでたし

「リーダー!皆を連れて逃げてください!」という上官

「合点、逃げるのは得意です!」と俺

そのままダッシュ、部屋の敷りのカーテンをめくってダッシュ

「リーダーそっちはまだです」

あぁん出口はあと少しなのに、扉の隙間から光がこぼれているのに

しげしげと戻り

さっき手にしたディスクをインストールしろと上官が言うが

因果なことにインストールする穴が3箇所

「1」「2」「3」の3つあり

これをしくれば世界滅亡

それ以前に、今手にしているディスクがダミーなら正しいところにインストールしても滅亡、と

最後まで気をゆるめられない

「リーダーどの穴にインストールしますか?」と聞く上官は

まるで筋肉番付のストラックアウトで「何番狙いますか?」「じゃぁ1番と4番の2枚抜きで」的に聞こえるが

今はそんなことを思っている暇はない

ともかく「1」「2」「3」のどれかだ!

10秒考えていると小声で「あの、時間押しているんで早くしてください」と上官が言うので

「じゃぁ1番いきます!」と宣言するが

ここでサブリーダー、俺の決断に水をさし「こういう場合は3番でしょ?」とぬかしやがり

俺の1番に対する自信がややゆらぎ、参考のために他のカップルに聞く

 

「何番だと思います?」

カップル1「俺も3番だと思う」

「あぁターミネーター3だけに?」

「まぁ、そんなかんじで」

 

「じゃ、何番だと思います?」

カップル2「何番でもいいよ」

「そう」

 

 

 

多数決の結果3番

しかし、癪に触る、俺はリーダーだ、リーダーとしてはダメダメだったが、

腐ってもリーダー

最後の決断は俺にかかっている

(仮にここで3番にインストールしたとして失敗しても多数決だから誰にも責任はない

しかし、成功したら、成功したらなんかリーダーとしての面目がない

やっぱここは1番じゃない?

失敗したらしたで、恥だけど、今更恥をかいたところでどうってことねぇ

あれだけ取り乱したんだ、恥の多い人生を歩んできたんだ、その恥が1個や2個増えたところでいたくも痒くもなし

それに成功するかもしれない、もしも皆が言う3番を覆し俺独断で1番を選びかつ成功したら

ひょっとして俺の汚名は返上されるのではないか?

やっぱ、なんだかんだいってリーダーは頼れるな、と皆から慕われるのではないか?

それによくよく考えると、1度1番と言ったのにもかかわらず、ころころと決断を翻すのでは人間としてダメ

ここは1番、1番で行こう! 1番なら失敗してもいいや)

 

 

ぐいっ

1番にインストール

ぴっぴっぴ 破壊プログラム正常に作動

成功

「やったー!!」俺、両腕をかざし大喜び

あっ 皆々様方呆然としていらっしゃる

ケッ、結局こういうことかい!

俺だけか? ノリノリなのは!!

 

 

上官に言われるがまま脱出

世間では家族連れや恋人同士が平和面さげてのんきにほほえんでる

俺の苦労もしらずに

俺の苦労もしらずに

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

いたたまれななりながらも、ジョイポリスで尚も遊んで

ビーナスフォートへ行き、あちこち徘徊した後

家に帰り寝た

寝る寸前まで「あれってさ、3番にインストールしても大丈夫だったんじゃないかな?」と言う俺

辟易と「そうじゃないと思うよ」とアキコ

 

 

「きっと何番に入れても大丈夫だったと思う」とは言わない

その辺が優しげなサブリーダーだった。

 

 

 

 

 

 

 

 


000 4+23


 

 

 

 

 

 

24日になると、ひとあし先にアキコが歳をとり、おそらく22歳になり

24時間後

25日になると、俺が歳をとる、24歳、24歳だってさ、まじかよ・・・

 

 

ともかく、正味なはなし歳をとることにたいして焦燥感こそあれ、嬉しさはない、が

連続バースデーというアニバーサリーを祝うは男として人間として当たり前のことと思い

「昨年よりもより良いバースデイを!!」を腹に収め

明日から3日間、ふんだんに紙幣を使用し

青山にも出かける、お台場にだっていくさ!

小洒落た店で嘔吐感と戦いながら、周囲の雰囲気に苛立ちを憶えながらも夜景とか見てやる

うんちくや豆知識、能書き、ひけらかしは控えてやる!

24だし、大人だし、そういうことも平気にならなくてはいけない

いつまでも「自分、生後23歳児ですから」と開き直れる歳ではない

24だし、大人だし

キラキラかつピカピカな記念日にしてこます

 

 

背筋がぞわぞわする

 

 

 

 


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