新聞 11+8


 

 

「火・水と晴れかぁ、ふーん・・でも木曜あたりから崩れるのね天気」なんつって

花屋のレジカウンターで配達されたばかりの夕刊の天気予報を眺め、目線を左に流し編集後記を読む

さすがは大手新聞社の編集長なだけはある

編集後記、毎度毎度文章がとてつもなく綺麗だし、

時事からめの風刺入れてでわびさびが効いてるな、なんて感服することしばし

ぺらぺらと新聞をめくり、新聞下部の広告に釘付けになる

 


クリスマス特別価格

<4日間限定宿泊プラン 12/22・23・24・25>

横浜プリンスホテル お1人様1泊2食付 

2名1室15000円

 

※ 夜は有名シェフによるバイキング

※ 各部屋ことに特別ケーキ付き  

※ チェックアウトは正午     


 

 

「・・・・まじかよ」

普通クリスマスって言えばどこもかしこも満室なんじゃねぇの?

それもかなりはやい時期、ことと次第によっちゃぁ夏くらいから予約で埋まってるってのが世の常じゃねぇのか?あん?

なのに、なんだ? ここ 何プランだ?

横浜プリンスホテルつったら大手じゃん(多分)

プリンスつったら高級じゃん(字面的に)

まじかよ

うっわ、お得、泊まりて−

 

 

 

でもなー、15000円かぁ、高けぇ・・・・けど

あれ? 高級飯ついてケーキがつく・・・で、15000円。ってなると

まぁ仮に、ここに宿泊することなくアキコ部屋で普通にクリスマスを迎えると仮定してだ

昨年のクリスマス費をもとに出費/差引分を算出すると

昨年のケーキ3500円くらい

で、食べ物、飲み物代金が5000円くらい

合計8500円

今年も家で迎えるとすると、多く見ても支出(2人で)10000円くらい

1人頭5000円の出費になるな

しかし今回ホテルに泊まるとなると1人頭15000円で

家で過ごす分の必要出費5000円を差し引いても10000円多く払うことになる

つまるところこの10000円は宿泊代、うぬ、高い

アキコの部屋ならタダだ

じゃぁここは大人しくホテルやめやめとするか・・・と思って留まる

でも、アキコ部屋に泊まるとなるといつもと同じじゃね?

折角のこの特別な日をいつもと同じに過ごすのは、なんだ、なんかもったいないっつーか

人としでどうなんだろう?

クリスマス飯をむしゃむしゃくって、ケーキくって、さぁ寝ようって床に引いた蒲団に入る。なんか違う。

何だ? 何が違うのか?

そしたら自分即言うよ

「くっ 愚問なり。ロマンスが違うじゃん。」ってさ

 

 

つまりアキコの部屋なら無料で泊れるのに

わざわざ10000円を支払いホテルに泊まるってことに意義がある

つーかそこにロマンスがあるの

いつもと違うベッド、いつもと違う間取り、いつもと違う空間

それに今日はクリスマス

窓からの景色はイルミネーション

絡まる肢体、燃える肉欲、根こそぎ奪え

でた、ロマンス

 

 

損得じゃねぇ、10000円支払ってロマンスを買うってこと

それでもちょいと高いなと思うのなら

宿泊料を3000円とし残りの7000円がロマンス価格って考えれば

なんか安く思えない? 自分はいつもそういうことばかり考えてます

 

 

 

上のように算段をたて、個人的に納得したので

以上のことがらをアキコに伝える

「相変わらずタクちゃんってセコいね、でもいいじゃん!そこ!安くない?予約いれといて」「合点承知」

 

 

 

翌日、予約センターに電話をする

限定30組と書いてあったから、予約ムリかな−と思ったけど

案外あっさりとしっとりと予約取れた

がはは、楽勝

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

残る課題は「どのようにしてプレゼント代金を浮かせるか?」にかかっている

 

 

 

 

 


物欲 11+6


 

 

 

 

 

さすがに二日間も家に缶詰め自宅療養を続けていると鬱憤も溜まるわけで

昼過ぎに来たアキコと少し船橋駅周辺を徘徊し

クリスマスに向けてケーキだの、プレゼントだのをどうすっか?と見てまわる

 

「クリスマスに何か欲しいのある?」と聞かれたが

相変わらず物欲ゼロの自分は即「ナシ」と言おうとしたが留まり

このまま欲しいものがないと言うとあいつのペースに飲まれる、何か、何かねぇか?欲しいもの・・・

「・・・ニンテンド−DS?」

「駄目! そういうのは駄目!」

「じゃぁ・・・・ あっ!あっ!あった! きたー!よぉし」

「何?」

「あのね、ジャンプのね最後のページに載ってるコレ!」

「なにこれ?」

「ワンピースのフィギュア! すごいんだぜこれ、なんと大きさが22cmもあってね、ルフィとかすげぇかっこい・・」

「駄目!!」

「なんでだよっ サンジも格好いいじゃん!」

「フィギュアとか全然駄目だし!」

「じゃぁ欲しいものないです」

「だったお揃いの指輪にしましょう」

「ええぇー!!!」

「タクちゃん嬉しいでしょ?」

「だって、俺、あれじゃん? そうそう! 金属アレルギー」

「はい、でた、嘘」

「指輪ぁ?? お揃いのぉ?? じゃったらば俺、ドクロがついたやつがよい」

「ちゃんとしたの買おうよ」

「ちゃんとしたドクロ、それはゆずれん」

 

 

 

ともかく、たぶん指輪になると思う

ドクロはおしていこうと思う、男の意地ってやつ?

クリスマスケーキの予約はまだまだやってなかった

 

家に帰り、ここ数日分のシャシン日記をアキコチェック

何か悪口が書かれていないかを入念にチェック

どこかかしらを読んで大笑いしていたのが嬉しかった

それから年末をどう過ごすか話しあいながら銭湯へ行き

腰痛に効く湯に3度浸かる

この三日で完治とまではいかないが、日常生活に支障をきたすほど痛みはなくなったのであったのであった

 

 

 

 

 


三連 11+5


 

 

昨日・今日・明日、腰休め三連休

なにをするわけでもなく部屋に閉じこもる

動いちゃ駄目だから、安静第一だから

表にもでないで一日中部屋の中

腰を治す方法はこれしかないのだからしようがない、と諦めるが

しかし二日間もこんな生活をしていると、ほとほと嫌気がさしていき

非生産的な時間を消費していることを悔む

スゴロクで「三回休む」と書かれたコマに止まった気分だ。

 

 

だんだんと痛みが引いてきて、普通に歩けるようになったってことが唯一の喜び

でも、それだけ、二日間

 

 


ベットの上の虚脱 11+4


 

 

時速2キロはでてんのか? でてるよな、どうなんだ? わかんねぇ

往来行く人々が俺の脇を抜け先に行く

確実にいつものよりも歩は遅い、それはわかってる

だがガラガラを引いたばぁちゃんにも、杖ついたじぃちゃんにも追いこされる

でてぇねぁな2キロ、くう、イテェ

そもそもあれだ、ともかくあれだ、球根が憎い

詳しく言うとカサブランカの球根が憎くてしようがない

あれのせいで、俺はこうなったわけで、つくづく因果

 

 

それにしても歩みづらい、多少ねじれたりするだけでも激痛が走り膝からくずれうずくまる

しかしうずくまってしまったら再び立ちあがる時に倍以上の激痛を体感せねばならんし

悶絶フェイスかつ悲鳴をあげながら立ち上がろうとする自分は小鹿か!?と思ってしまう

したがって痛くても苦しくてもうずくまるのは御法度

そもそもなぜ船橋なんぞで「クララが立つ」あの名シーンを彷佛させないけんのじゃい、一生の恥なり

「ガンダム荒野に立つ」ならまだしも・・・

ともかく自分は痛くないウォーキングスタイル(超前傾)を崩さないように

ほっこりほっこり歩み、紹介された病院に向かうが一足ごとに痛みが生じいつ激痛きてもおかしくない状態なので

ここはひとつ大事をとり「ちょ、おかん、あの九州ラーメン屋あんじゃん? あっこまでチャリ乗って来て」つって俺

ラーメン屋の前の看板にしがみつき、なんとしてもうずくまらんように努力し母を待つ

ラーメン屋の女店員が俺のことをちらちらと見ている

「大丈夫?」って眼差しじゃなく、「何アレ?」みたいな。

お前それでも九州ラーメンか!

理解に苦しむ怒りが込み上げ、つつつ、また痛む

 

 

母来て、チャリにのる

名誉の為に言いますが2人乗りじゃありませんよ

僕はいくら相手が母親だからと言ってもそうやすやすと中年と自転車2人乗りするほど人間ができてませんから

母を帰し、1人チャリにのり、病院に向かう

思惑通り歩くよりも痛くなく、それでいて速い、イエイ

花屋のパートのおばちゃんから教わった道を通り、なんなく病院につく

ってか病院じゃないな、こじんまりとしてる、個人経営のクリニック?っての?

看板に東洋整体術と書いてある、ここじゃん。

つくやいなやよろよろ自転車をおりクリニックの戸を開いた

奥から白衣を着た若い男性、お笑い芸人「フットボールアワー」のヒゲの濃い方つったら想像がつく?もっさりした方

それに顔がよく似た先生があらわれたので

自分は何か言おう、伝えよう、と思ったが、それ以前に痛みで脳がまどろみはじめ何も思い浮かばなかった

 

 

 

診療室つっても3坪くらいの部屋、隅にデスクがあり、まん中に幅50cm長さ180cmぐらいのベット(診療台)があるだけでごくごく質素

それに先生は1人だけ、患者も俺だけ、男と男、密室、そんな空間

 

「今日はどうされましたか?」

「あの、物凄く腰が痛いんすよ」

「いつ頃から痛みますか?」

「先週に痛めて、でも、それは落ち着いたんですけど、今日、つーか、さっき

球根が入ったこっれくらいの大きめの箱を持ち上げた途端、ぐぐぐっと、がぁっと痛くなった。なりました。」

「じゃぁそこにうつ伏せになってください」「はい」つって

簡易的な問診をしたのち、自分は言われるがままベットに伏す

この時も絶好調に腰が痛く、中々ベットに伏すことが出来ず四苦八苦

じんわりだましだまし体を動かしようやくベットにうつ伏せになり早速触診

背中・腰・尻・太股と入念に押され、その都度「ここは痛みますか?」「ここは?」「ここはどうですか?」ときかれる

しかし困ったことに痛いは痛いのだが、果たしてこの痛みは押されているから痛いのか? それとももともと痛いのか?が区別つかず

この場合は押された所を素直に痛いと言えばいいのかどうかもよくわからなくない

全体的にベースとして痛い、これはゆるぎない真実

だから全て「痛い」と言えば嘘はないのだがこの場合、この触診の場合はどうなんだろう?

これは個人的な推測だが彼ってか先生はこの痛みの中でも、もっともアクティブに痛い所を探っているように思える

そのアクティブ・ペインを見つけだすことによって今後の対処法を見い出し、ゆくゆくはそれにのっとって治療するつもりだろう

だったら俺もあれやこれや痛い痛い言うのはよしとして、より鮮明に痛い部分を押された時に「痛い」と言うぞと決めた

がしかし、この鮮明に痛い部分ってものこそが難物で

確かに痛いがはたしてこれは鮮明な痛みなのか? 鮮明じゃないのか?わからない

これを選別する確固たる判断の基準ってものが己にはなく、せめて痛みの基準値ってものがあればいいがそれすらない

そもそも価値観の基準ってのは人それぞれあるわけだし・・・

とりあえず「痛いです」「ダイジョブです」をなんとなく感じたまま?みたいな?

なるべく五分五分多くても六分四分のわりあいで言おうと心に決め

なんとなく言いまくった後、はたと気付く

「あれ? これってやばいんじゃないの俺? 適当に言ったそれを先生が信じ込んで不適切な治療されたらどうしよう? 逆海老反りとかされたらどうしよう・・

でも、まて俺、落ち着け俺そして俺

ここを紹介してくれたパートのおばちゃんが言ってたじゃんか

「あすこの先生はまだ若いけど、整体の学校を出た後、中国で本場の整体術を学んできた立派な人よ」って

 ほんば仕込みがそうやすやすと不適切な治療はしないって、大丈夫だって、信用しよう、まかせよう

それに言ってもただの腰痛だしね、ね、 え? え? ええええええええ

ちょ、ちょま、おい、あ゛! rfhちおgばじぇりgbんjご@qwvfれえbrqtっれれ ぎゃーーーーー!!!!」

 

 

 

 

 

 

うつ伏せになった俺の右足を肩に担ぎゆっくりと持ち上げる先生

この形、このフォルム、逆海老反りと言う

 

 

 

 

 

 

− 痛みで頭の中が真っ白になったことありますか? 僕は今までありませんでした −

 

 

 

 

 

 

ゆっくりと、右足をおろし、そしてゆっくりと右足が上がる、そして捻る持ちあげる

それを何度も繰り替えし、次は左足、同じように。

その都度自分は声にならない音を口から発し最終的には虚脱

ああ、そーいえば表の看板に“東洋整体術”って書いてあったなぁ

そうだよ整体ってこういうやつじゃん、バキッと関節ならせるやつじゃん、、

嗚呼しくった、痛くてそういうの全然考えてなかった、此処ってこういう所じゃん

あの時気付いてたら心の準備が出来てたのに、いきなりなんだもんなー。やるなー先生。

先生、この対処法はあってるの? へぇ。そう。いいんだぁ。めちゃめちゃイテェよ

でもな、背骨がずれてるからこれくらいしないと矯正できないんだろうけど、あはは、すげぇイテェ

なんなんだろう俺、特に今年の俺、痛いのばっかじゃん、患ってばっかしじゃん

まずは歯が欠けるでしょ、あと虫歯(4ケ所)

次は痔、肛門の真横に注射うたれた、あれも痛かったなぁ

それに盲腸、術後きつかった

んで腰痛、ってか弱ぎっくり腰、今現在、逆海老だよ、おらー

うぇっへっへっ なんかもう笑えるわ、くくくく

 

 

 

ベットの上の虚脱

色々なことを考える

身に降る因果を並べて眺めた

 

 

 

 

苦行・逆海老責めが終わり「じゃぁベットにまたがってください」と謂れ起き上がりまたがる

心持ちさきほどより楽に姿勢を変えられた、さっきの荒行が効いているのか?それとも痛みの上にさらなる痛みが被さって麻痺してんのか?

原因はよくわからんが言われるがままベットの端にまたがる

背後に立った先生が俺の腰辺りの背骨を入念にチェック

「やっぱ骨ずれてますか?」

「ずれてますね」

「治ります?」

「大丈夫ですよ。では両腕を頭の後ろに組んでください」

なんのために?と思ったが、言われたように両腕を頭の上で組む

腹筋する時、もしくは、ポリスメンに拳銃を突き付けられた時のように組む

すると背後にいた先生が俺の真左に立ち、俺を両腕で抱き込む

そして俺の体を時計・反時計周りに交互にゆっくりと回転させる

正面を12時だとすると10時と2時の間をゆっくりと回転

10時・2時・10時・2時・10時・2時・・・ってなぐあい

「へぇ、こうやってズレた骨を治すのかぁ、多少痛いけど、我慢できる痛さ」なんてぼんやりしながら体を振っていた自分が阿呆だった

此処を整体だとまた忘れてた自分が阿呆だった

10時・2時・10時・2時・10時・2時・・・・8時

 

 

 

8時!?

 

 

 

ぐぎゃぁぁぁぁぁぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

− 痛みで頭の中が真っ白になったことありますか? 僕は2度あります。それも同じ場所で。 −

 

 

 

 

 

 

 

 

 

不意にそして強制的に体を捻られる

痛い所をこれ以上ないほど責められる

だんだん人を信じれなくなってきました、特に整体師とか

お前、8時ってなんだよ、8時ってよ

って、あっ、あっ、たんま、ちょま、また8時 ぎゅあーー

もうこれ厭、もういい治さんで、あっまたきた、8時来る

え? 何? 力? 抜くの? だと痛くないの? ほんと? 信じるよ

よし来い8時

ぐぎゃ

いてぇじゃんかよ、力入れても抜いてもいた・・あっ、また信じちゃったよ、ずっこいしああ、また来る、また来た

10時・2時・10時・2時・10時・2時・10時・・・・4時

 

4時!?

そっちかーい

ぐぎゃぁぁぁぁ

 

 

 

 

 

 

 

苦行・10時2時

 

・・・・・散々だよ

・・・おもちゃだよ

もう、なんか、痛いとかがわけわかんねぇもん

俺がわけわかんねぇもん、俺なんなの? 腰ってなんなの?

ぶつぶつ思いながら再び伏す

それから10分だか20分、足・腰と黙々と丁寧にマッサージされる

額に汗を光らす先生

一生懸命ぐいぐいと押されるとなんか伝わってくるものがあって

散々心のうちで悪態たれてた自分が情けなくなり、すべてのこと、逆海老反りも10時2時も許せるようになった

ってか、先生は何も悪いことはしてない、むしろいいことしかしていない、はず

了見の狭いのは俺だ「すまん」と心のうちで謝る

 

 

 

 

マッサージも終わり、ベットから降りる

最後に小さな椅子に座らされ俺の腰辺りの背骨をチェック、どうやらズレは治ったみたいだ

「これはやっぱぎっくり腰ですか?」

「軽度のぎっくり腰。本当のぎっくり腰なら立てないよ」

「まじかー、こんなもんじゃねぇんだ! 本当のぎっくり腰コエー」

「じゃぁ最後に・・」

「?」

背後から俺を抱え込み、不意にギュンッと持ち上げる

ぎゃゃゃゃゃ(悲鳴)

グギョン(関節の音)

「これで大丈夫だから」

・・・・・何がだよ

不意だし、最後も痛いし

 

 

 

だが明らかに着た時よりも痛みは薄くなってると思う

 

 

 

「では2000円頂きます」

「3000円じゃないんですか?」

「初診なので」

「安いですね。有り難うございます」

「では安静に」

「さよならー」

 

 

 

 

 

家につく、痛さピーク

湿布薬を貼り、コルセットを捲く、バファリンも飲む

しかし、それでも痛い

特に立ち上がる時がめちゃめちゃ痛い

部屋を漁りベットの下から2.3年前に京都で買った木刀を見つけだし、それを杖代わりに使う

侍の気分で。

 

 

 

 

 

 

 


4かいめ 11+2


【 酉の市 4廻目 】

 

 

 

 

 

毎年年末恒例行事“新宿花園神社 酉の市”

亀ちゃんらに誘われて俺が始めて酉の市に参加したのが20才の時で

あれから4年、今年で24才、今回で4回目の酉の市と相成りまして

1,2,3回と毎回思うことは「もう酉の市?まじ?1年とかはやくねぇ?」で

そうぼやきつつビールをじゃんじゃんと飲み

いい気持ちになり、とんでもない愉悦感一杯に浸る

 

「あんた、来年こそはアキコ連れてきなさいよ!」と毎回謂れ

「来年は絶対連れてくる!」つって場を凌いでいましたが

やっぱ個人的にもアキコを連れていきてぇ、おそらくこの非現実的な雰囲気に飲まれてアキコ陰鬱になる可能性大だけれども

その辺は、俺、リカバーしてどうにかしよう、ってかどうにかなんじゃん?的に至ってお気楽、しかし、不安を残しつつも

昨日11月2日、奇しくも交際2年4ヶ月の記念日に、行ったの、新宿に。アキコを連れて。

で、思った、案ずるよりも産むが易し。

 

「あなたわかってんでしょうね!?」

「わかってらい」

「じゃぁ言ってみなさいよ」

「だから、あれだろ? 1ミリも離れなければいいんでしょ?」

「離れないだけじゃ駄目だからね」

「大丈夫だって!まかせなさい」

「写真展のときみたくほっぽたら私帰るよ」

「ほったらかしにしないって」と、散々忠告をかまし

よく知らない人の輪に私を連れ込むんだから、あなたはあなたで私をケアしてよ、的なことを言われており

自分はバータン、ひぃ、大ちゃん、シノ姉、山ちゃん、亀ちゃん、ピロキ、マリモと合流した際も

賽銭をなげ祈る際も片時も離れぬように心掛け

きっとよく知らぬ人ばかりなのに、自分のことはタクロウジャシンのせいで妙に知られてる不可思議な状況に連れ込んですまん、気苦労かけますな。とアキコに目をやると

あれあれ?おかしい、ものすごくにこやかに笑いそして談笑してやがる

しかもここ最近そんなに幸せそうな顔は俺みたことないし

いや、でも、これはアレだ、俺に気をつかっているに違いない、くぅ健気

そしてもう一度、気苦労かけますな。と心のうちで復唱。

 

「これを見ないと年を越らんねぇ」つって片時も離れぬまま見せ物小屋へいき

毎度のこと舞台の最前列に張り付き、おもにお峰さんを見る

生きたヘビの頭を食いちぎるお峰さん

溶けたロウソクを口に含み、火を吹くお峰さん

きっと70代後半のお峰さん

がんばれお峰さん

そんなお峰さんの演目に一喜一憂することしばし

毎回おなじところで驚き、わぁきゃぁ言う見た目的にもインパクトのある亀ちゃんは見せ物小屋の人に覚えられてて

あははおもれーと思って、次の瞬間ああやべーと思った

ああやべぇ、ヘビ喰うとかグロい、アキコ絶対引いてる

と思いきや、終止愉快そうな顔していたので安堵

つぅか案ずるより産むが易しじゃん

その後、屋台で酒を飲む時も俺片時も離れぬようにし、いつでもリカバーすんぞオラ!という気概で臨んでいましたが

なんや知らんまにすっかり皆と打ち解けて、しまいにはアドレス交換、しまいには「タクちゃんちょっとあっち行ってて」と謂れ

用なしですか?そうですか?くぅ

もっと頼れ俺を!片時も離れたくないんじゃ!俺は!と心で叫び

しょうがないのでバータンと話した。

 

 

 

 

「お前、来年も酉の市行く?」ときくと「行く」と言った

まぁまぁまぁ結果オーライってことで。

 

 

 

 

 


肉 10+31


【 多肉8 】

 

 

 

 

 

「青春時代」を聴くと平和面している自分が嫌になりました

今日は多肉のこと書こうとシャシンまで拵えたけど

多肉面している自分も嫌になりましたので書けませんでした

 

「嗚呼僕ら、何か、やらかしてみたい。そんなひとときを青春時代と呼ぶのだろう。」

 

ボーカルが絶叫している

「やらかしてみたい」

俺もそうずっと思ってる

ならば今いる自分の位置は青春時代じゃん、ヨカッター。

なんてお気楽平和面でいえねぇ、いえねぇんだよ

思ってるだけじゃダメなんだ

やらかせ、ぐず

やってみなきゃわかんねぇよ

じゃなきゃずっと後ろめたい気持ちで聴くしかない。

 

 

 

 

 


新しい日記旧い日記