「沈黙の午」4月5日

【 いちりん 】

 

 

 

 

桜いちりんおあがりなっせ

雨と風で散ってしまう前に おあがりなっせ

 

はい 頂きます

むしゃむしゃさくらの味がいたします

 

 

沈黙の午

数日後にであん人はいなくなる

桜が散る頃におらんことなる

思い出が足枷のように重い・・

 

出合いと、別れめっ!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それを踏まえて」4月3日

【 ケロゲロ雨目 】

 

 

 

 

 

辛いこともない 悲しいこともない だからこそつまらない

濡れたくないから 傘をさす つまらない発想

雨、降ろうが降らまいが、コンクリはもともと固まっている

 

雨に左右されるべちゃべちゃ泥土のように

いちいち心を乱している方が生き易いし面白いとおもう

安定平穏なんてこの先60年は来んで結構

 

「雨降って地固まる」

ぬかるんだ土が乾いたくらいで大袈裟に喜ぶなよ恥ずかしい

雨、降ろうが降らまいが、確固たる基盤がある奴は崩れない

それを踏まえて、遊べ、泥で。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「緑のコートとトンガリ帽子」4月2日

【 にょろにょろ 】

 

 

 

 

 

雨の朝、かじかむ手で傘さして、自転車漕いで駅に行き

湿度と人口密度の高い電車に揺られて出社するよりも

雨の朝、水色の外壁の円柱の家の窓から、新緑眩しいムーミン谷を見下ろしつつ

暖かいココアかなんか飲みながら

ぽつぽつと間が多い、それでいて気まずくない言葉のやりとりをスナフキンと交わしたい

 

「あの川岸にいる白いのって、あれ、ニョロニョロ?」

「その通りさ」

なんてな会話。

 

緑のコートとトンガリ帽子に身を包み

季節とともに世を流転することこそが、人生の幸福だと思へる。

 

 

 

 

 

 

 

「現実の桜色」3月31日-4月1日

【 桜、もげた羽根 】

 

 

 

 

 

神社の長い石段を誰かと一緒にくだっていた。

石段の両脇には何十、何百もの桜が植えられていて

艶やかすぎるピンク色の花をつけ、咲き乱れていた。

風が吹き、花弁が舞うと、それはそれは見事な桜吹雪で

視界が全て桜色になった

むせかえるほどの桜色

桜吹雪の中はずっと、空間を埋め尽くすほど、空気さえも桜色だった

自分は吹雪の中 石段に立ち尽くし

誰かと一緒にこの光景を固唾を飲んで見ていた

絶対に忘れちゃいけないという自分の声

この「色」を魂に刻み付けようと刮目した。

 

そんな夢を見た

 

 

 

 

まず、顔がべたべたしていることに気付いた

眩しくて目を覚ますと、まず、顔がべたべたしていることに気付いた

つづいて口の中がからっからであることに気付く

明け方まで痛飲したせいでアルコールがまだ体内を巡っていることに気付き

ひどい二日酔いであることに気付く

重い頭を持ち上げて辺りを見回すと、部屋に誰もいないことに気付く

部屋が綺麗に片付けられていることに気付く

食器や調理機具がぴかぴかに洗ってあることに気付く

 

発つ鳥は後を濁さんように、きっと高円寺の誰かが洗ってくれたんだろうな

ちゃぶ台の上には酒瓶と未開封の菓子とお茶とコンビニのおにぎりがあって

よろよろと立ち上がり、お茶をラッパ飲みし、おにぎりをむしゃむしゃ食べながら

二日酔いと寝ぼけた頭で「自分はいつ眠ってしまったのか?」「いつごろからの記憶がないのか?」

なんとなしに記憶を遡ってみるものの、はっきりとした答えはでない

時刻は午前11時27分

いつ寝たか覚えていないから、何時間寝たかもわからない

雨で流れた高円寺花見

しかし折角なので花見をしたいという、俺の和心から購入した桜

4畳半の片隅に、うららかな春日、窓から差す正午付近の陽光を浴びている

大降りの桜が2本、水を張ったゴミ箱にさしてある

 

 

 

桜色の湯につかり、布団を干して、洗濯をして、植物に水をやる

ベランダに出て今日は異常に暖かいと気付く

例年より1ヵ月も早くサンダルを履いて、ぺたぺた歩いて善福寺川公園に行く

花見客でにぎわっている

自分はただひとり桜を熱心に撮影した

思いのほか桜は白く、紅い部分は雌しべだけだということに気付いた。

今朝見た「あの桜」には遠く及ばない現実の桜色だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

「俺のほうがジンギス得意」3月30日

【 深刻な夜に 】

 

 

 

 

 

金曜日の夜を1人お家で持て余していると

自分はとんでもない間違いを起こしているのではなかろうか、と思い至る。

 

もしかしたら、かかる自由の権化金曜の夜を無為に過しているのは自分だけなんじゃないのか?

他人様は俺の80倍金曜の夜をめちゃめちゃ楽しんでいる、自由を謳歌そして享受しているのでわ?って考えると

居ても立ってもいられなく猜疑心と被害妄想でガリガリになって

自分以外の人間は、各自寄り合って趣向をこらした宴を秘密裏に催しているのではなかろうか

びらびらの装飾が張り付いたウルトラアイみたいなやつを目にあてて

ちょっとした仮面パーティ秘密倶楽部、 みたいなんでめっちゃ盛り上がってたらどうしよう

俺の預かり知らんところで凄まじく盛り上がってたりしたら嫉妬してしまう

この時期に花火大会とかしてたら嫉妬で気が狂ってしまいそうです、花火がしたい

「ってかタクロウいなくね?」

「ホントだ来てないね」

「あいつ来るっつってた?」

「いや知らないよ。俺誘ってないし・・お前が誘ったんじゃないの?」

「イヤ 俺誘ってないよ!? てっきりお前が誘ってたと思ったよ」

「じゃぁ誰も誘ってねぇじゃん笑」

「まっいっか。タクロウとかいって妙に浮き沈み激しくて案外面倒だし・・・・」

「まーね」

「そんなことより踊らない?」

みたいな会話されてたらどうしよう・・・

俺行っていいんだかダメなんだかすんげー悩む

ってか、あれ? 俺嫌われてる? アイターまじかー。上記2名は誰だよ。

 

んまー どちらにせよ盛り上がっている、盛り上がっているに相違いない

最後に執り行われる、輪になって踊る方のジンギスカンなんて、皆獣のようにはしゃいでいるに違いない

なんか 腹立つ、無性に腹たつ。俺のほうがジンギス得意なのに・・・

 

しかし、こんなこと(勝手な妄想)で1人うねうねと気を揉んでいてもしようがない

ここはひとつ自分も羽ばたこう、右の星を目指して真直ぐ羽ばたこうって息巻いて

近所のスーパーで下町のボナパルトこと麦焼酎いいちこを購入

これをコーヒーが乾燥して底が黒くなったマグカップに注ぎ、緑茶で割ってぐいぐいやる

小腹が減ったのでうどんを茹でる、焼酎を飲む、茹でる、ボナパルト、手酌酒、ボナパルト、1人、ジンギス。

 

 

 

 

 

 

「わざわざ、鳩、飛ばさすなや」3月28日

【 おたま影くくり 】

 

 

 

Tシャツ姿で、裸足に健康サンダルをつっかけて、カメラをぶら下げた自分は

さっきから熱心に職場近くの公園内にある人工池の水面を覗き込んで

親指の先と中指の先を合わせて「丸」或いは、影遊びで言うところの「キツネ」の形をつくり

そうして生じた「わっかの影」で目下水中のオタマジャクシをくくって遊ぶ26歳A型の牡牛座

頭上には桜の枝が毛細血管のようにはり出していて、先週まではなかった花をほころばせている

水面にそれが映っているけど、気にもとめず移動するオタマジャクシに夢中

ぴろぴろと尾を振ってまい進するオタマ

いびつなわっかの影がそれを追う

そういやオタマなんてひさしぶりに見るな、いつ振りに見たかおぼえてもいない

しかし、こんな黒くてちっこい丸の生物が

いずれは茶色でそこそこ大きいアズマヒキガエルになると思うと不思議でしょうがない

なにがどうなってアレしたらこれがカエルになるんだろうか?

その全貌を知ったシートンはきっと驚愕したでしょう

わなわなして思わず手に持ったフラスコをガシャンと割ったでしょう

今は単なるドットのくせに、やるなぁオタマ、あっぱれオタマジャクソン

 

まっ基本どーでもいいことを考えながら、無意味な影くくりに従事して貴重な昼休みを消化しているのですが

風はなんだか暖かいし、桜も咲き始めている、そして都会の一等地でオタマもみれて得た妙な幸福感

とりあえず目に映る全てのオタマをくくったので、なんか満足いって伸びをしながら立ち上がりあたりを見回すと

Yシャツを着た会社の人がベンチや花壇の縁に座り

陽をあびたり、たばこを吸っていたり、談笑したり、携帯弄ったり、思い思い過していた

自分は果たしてどのように見られているのだろうか

正解は誰からも見られていないし、世間は自分が思うほど自分のことを見ていません。

だけどおそらくお勤人には見えないだろうな

Tシャツだし、カメラだし、100円のサンダルは履き潰してボロボロで、底がベロベロだもの。

それも、どうでもいい。

 

鳩で構成された烏合の衆が公園のまん中に陣取り、クルッポーと鳩ソングを口ずさんでいたので

一直線に走り、鳩の不可侵エリア踏み込むと慌てふためいてバサバサと飛び立っていったが

ちっともロートっぽくなかった。。

もっと、こう、雄大なロートっぽさが欲しかった。。

 

少し残念そうな鳩飛ばしの俺に

会社の人が「わざわざ、鳩、飛ばさすなや」という視線を送ってきたので、笑顔で応えました。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「変化球を多投した右のエース」3月27日

【  】

 

 

 

 

ヒモ状の動物と言ってまず浮かぶのはヘビで、あとはミミズとか龍、うつぼとかウナギとかドジョウ・・・

んー、たぶんヘビだろう、おそらくヘビだろう

少なからずともヒモ状の動物であることは間違いない

ウナギの線も捨てがたいな、いまヒモ状の動物を羅列してウナギが出て捨てがたいなと思った

んーウナギか、でもなぁ、やっぱヘビだろう、断然ヘビだろう

だってヘビって凶悪なイメージあるじゃん

牙あるし、肉食だし、毒吐くし、見た目もなんか気味悪い

一方ウナギはってぇと、まず浮かぶのは美味しそうな蒲焼きで、あとはぬるぬるボディ、全体的に間抜けな感は否めない

かりにウナギだとしたら俺の右腕はぬるぬるもしくは蒲焼きの香ばしい香りがするはず

けどぬるぬるもしないし香ばしくもない

やっぱヘビだ、他に考えられない

それもただのヘビじゃない、凶悪なやつ、ギリギリ毒はないタイプだけど(毒有りでも可)めっちゃ凶悪な面構え

あのぉ、スリザリン寮の旗のモデルになれるっくらい凶悪なやつ

しかも湿ってる、ってか「ちょ お前どうしたん?いじめられたん?」と心配してしまうくらいびしょ濡れのヘビ

そんなヘビが俺の右の腕から指先にかけて巻き付いているイメージ

朝から、なんか、ありえんほど腕が重い、見えないヘビが巻き付いているからキーボードを叩くのが困難だ

なんなんだ? この重さは? 原因がわからない

寝違えたわけじゃないし、右腕を駄目にするほど手淫した覚えもない

ヘビを祀った村の祠をショベルカーで潰した覚えもないし

週末に右手カメハメ波や邪王炎殺黒龍破を放った覚えも、螺旋丸を拵えた覚えもないのに

どうしたんだ俺の右手よ!? 鉛のように重いではないか!

エコーズ ACT3の攻撃を受けた吉良吉影のごとく重いではないか!!

 

やっぱあれか? 手淫か? やっぱ手淫なのか!?

いやいやいや さすがにそれはないだろう けど・・

いやいや ないない 断じてない

変化球を多投して肩を壊す右のエースがいたとしても

変化手淫を多塔して腕を壊す右のエースなんて聞いたことないよ

アハハ アハハ アハハー

 

 

 

 

 

ちゃんとストレートもはさんで投球してるから!

言うほど多投してないから!!

嗜む程度ですからァァァ!!!

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワンクッション入れた日記」3月26日

【 踊らなければ大損を喫する 】

 

 

 

 

性懲りもなく月曜だから職場行って

性懲りもなく仕事をしてきましたよ

人の為でも世の為でも、ましてや会社の為でもなく金のための仕事

金は食い物にも変わるし、ゆとりにも変わる

その反面 まったくもって踊る暇なんてない

踊らなければ大損を喫する、大損なんてまっぴら御免被ります

水道橋にも高円寺にも踊るスペースなんかない

社会に設置された踊り場は階段と階段の間のワンクッションのこと

ワンクッションいれたい、そろそろワンクッションいれたい

ワンクッションいれたら、なんか、イイ感じになれそう、日常にゆとりが生まれそう

性懲りもなくこりこりしたいんすよ

俺サイドから見て右側のポッチを重点的にこりこりしたいんですよ

性懲りもなくこりこりこりこりとさ気の済むまで日の暮れるまで。。

 

 

勿体無いです、こんな僕には。

もっと、こう、何よりも一番大事なものがあるんだろ・・・

なんだっけか、忘れてしまったけど、確かあったはず・・・

時折垣間見る空しさと時間をポッカリ浮かぶ空洞の明日の穴に放り投げる

下の穴からゆとりが吐き出される

俺はそれを手にとって眺めてはほくそ笑むんです、とてもだらしない顔をしています

皮も剥かずに丸ごとかぶりつく、凄く甘いけど、人工的な甘さだ。気持ち悪い。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「呆然と横たわる」3月24日

【 雑然とした部屋 】

 

 

 

 

雑然とした部屋で高笑う

 釈然としない気持ちを高笑う

 

偶然と必然のまんまんなか

    雑念から生まれた獣性をもてあます

 

漠然とした性欲をあざ笑う

漠然とした性欲をあざ笑う

自然、自然と、あざ笑える

 

  ヒトを突き動かすものは欲望だ

理性とは覚悟の番人だ  

       ヒトを傷つけない生きるなんて思い付かん

     呆然と横たわる、呆然と横たわるだけ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「鈍色の時間帯を不毛に過す」3月23日

【 部屋 】

 

 

 

明日は休日だっていう1点のみで、わいわい浮かれて金曜日をすごしてたけどさ

土曜になったところで具体的に浮かれる種もなく

いつもよかちょこっと長く眠れる幸福だけ享受

あたぁ もう ほんとやることがない

いやいや 好きに出かけたりすればいいじゃん って御意見もあるかもしらんが

好きにでかけるやる気がない、家に閉じこもって間をつぶす

アホほど煙草を吸う、お腹が空いた、食べ物はない、コンビニにいくのもちょっと違う

こんなことなら仕事して金を稼いだいたほうが報われる、っつーか、

なんていうか・・・

表で日々の鬱屈を発散したいって欲望と

面倒くさくて引きこもりたいっていう感情のジレンマ?みたいな。

ああ よかったよ

今日が雨で厳密には今にも雨が降り出さんような空模様で良かったよ

外出しない、引きこもりたい根拠が肯定される

こんな日はゆらゆらの「砂のお城」でも聴きながら、漫画読んだり、ゲームしたり。

 

 

夜は池袋で酒を飲む予定

正午から夕刻にかけての、この、鈍色の時間帯を不毛に過す

とりあえず日記を書き終えたから更新して

畳上に散乱した糸屑毛屑埃屑でも集めよう

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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