「ハイ躁です」 2008年3月25日

【 墓地 】

 

 

 

湯ばっかでちっともしょっぱくねぇ、だのに、なんだこのあと味

この歯茎をゆわんゆわんさすこのあと味、この感覚

この感覚はなんなんだ!?

お出汁か? カツオか? 利尻産昆布の所業ですか?

昆布に付着している白い粉はケセランパサランですか? いいえ違います

昆布に付着している白い粉は旨味ですか? ハイ躁です

その旨味成分がゆわんゆわんさすんです、歯が浮くんです、むず痒いんです

塩分の失脚により台頭した旨味が俺を、俺の歯茎をゆわゆわさす! 下克上。

 

今日、懐かしい人からメールを頂きました!

沈丁花を見て俺を思いだしたのだという

元気ですかと問われれば、元気ですよと応えます

元気ですかと問われれば、無理してでも元気ですよと応えます

不安にはさせません、惨じめがるつもりもありません

インスタント味噌汁を指定された倍のお湯で溶かしたみたいに薄口の体液でも

やる気も、行くあても、頼る先も、未来もねぇ種子液を抱え込んでいても

鉄分を失って黄色がかった赤血球でも、養分だの、オーツーだのを運んでくれてんだ

すっかり毒っ気が抜け落ち生じた窪みに雨水が貯まろうとも

そこにアオミドロがわき、ボーフラ、ヤゴ、ボルボックス、三日月藻が生息し始め

ちょっとした生態系を築きあげげようとも、俺だって生きています、アメンボだって生きています、嘘です、アメンボは針金で出来ています

八幡鉄工所のおじさんが昼休憩の慰みに作ったのが最初です。ハイ嘘です。

黒猫、ペリカン、飛脚、赤帽。 配送です。

 

「俺は元気に創作してるよ」

と打って送信

一緒に見た花が多いから どの季節にいても思いだす

 

 

 

 

 

 

 

 

「こじつけポジティブシンキング」 2008年3月22日

【 紅喪 】

 

 

ソカソカ接近してきて俺に言う「手相の勉強を…」

 

キリキリと空気を震わせ、他に緊張感を与えるくらい生き急いでいるつもりです

間抜けた面でトボトボやってるつもりもないし

是非声をかけて頂戴ませませつって心のチューリップを大解放したつもりも

新台入荷で朝1で並ばれたハズもねぇのにピンポイントで俺にばかり来る

心のネジが外れたような奇妙な笑みを浮かべた男女が

善意いっぱいなのか、偽善いっぱいなのか、向上心いっぱいなのか

それともノルマ消化でいっぱいいっぱいになっているのか知らんが

俺めがけて来る、俺に、俺に頼るな、俺に何かを期待するな

 

他人の目から見ると俺は世迷い人に写るのン?

ぼっこりと心に隙き間が空いているように写るのン?

つけ込む隙があると思われているのなら癪でしようがねぇ

目も合わさず「いらん!」と波平口調で払う

 

きっとこれは正しいチョイスではないと思う

正しいチョイスは敢えて手相鑑定を行っていただくこと

で、マニュアル通り、おそらくボロクソいわれる

ボロクソ言われて超不安にさし、その隙をついてくる

でも動じない、タクティクス「こじつけポジティブシンキング」

一生日向を歩めない人生だ、と言われても動じない

日向だろうが日陰だろうが歩ける足があることを歓ぶ

長生きできない、数年後死ぬと言われても

人はいずれ死ぬ、今日を生きることができて歓ぶ

友人/家族から見捨てられると言われても

或意味もうすでに見捨てられ気味でございます

中途半端に見捨てられるより

きっぱりさっぱり見捨てられたほうが双方精神的負荷が軽くなって良い、と肯定

ろくでもない女性としか出会えませんと言われたら

ろくでもない女性ってどんな女性? 嗚呼、あなたみたいな女性のことか!

ならばこれは当たっているね、手相って凄いや! あははは、と言う

どんな顔をされるのか?

人に言われたまま手相を観るくらいの操られっぷりなら対応できないと思う

そそくさとその場を離れるだろう、そこへ「顔相の勉強してっから、俺にも鑑定させてよ」って引き止めて

あなたは盲目的に信心する相がありますね

右眉にだまされやすい相もでているよ

人に騙された心当たりある? ああ、そう、ないか。

まぁ好きにしな! 君に幸あれ! ごらん、今宵は満月だ!

 

つってやりとりするぼがモアベターなんだが

どうもあのにやけ面を見ると一気に萎えてしまう

そうこうしているうちに、ほら、5人目が来たよ

わずか10分で5人も来る、いれ食いだ、いれ食い状態だ

あいつらが300キロ超えの黒マグロなら軽く長者者

丘の上にマグロ御殿がたてられるのに、悲しいかなマグロではない

にやけ面にいらっときて、波平口調でこれをまた拒否、柳に風

 

次こそはちゃんと対応しよう、タクティクスをくり出すんだ

意気揚々に暗い情熱を燃やすJRお茶の水駅前の俺

しかし、5人目に声をかけられて以降、ぱたりと声をかけられなくなった

離れれば近寄って、近寄れば離れられる、まるで恋愛のようだ、どうでもいい

俺の中じゃあと2人に声をかけられなきゃならないノルマがある

7人に声をかけられたら、なんか、ひとつ願いが叶えられそうな気がするんです

願いはもちろん待ち合わせしている色ちゃんが早く来ること

3年ぶりに会う色ちゃんと話して浄化されたいのだ!

あっとふったり!あっとふったり!

あっとふったり!あっとふったり!

9回の裏、アルプススタンドのような大声援

切り裂く鋭い金属音

一瞬の静寂

白球が晴天の空へ高く高く

 

 

 

 

 

 

 

「せめて精神だけでも清く正しく美しくありたい」 2008年3月21日

 

【 ゆめゆめ 】

 

 

目に余るほど不調なのは、是、おそらく眠れないってのも要因のひとつだろうけど

何も書く事がないこの「不調」はどうしてかしらん?

 

ほんと、日々ね、書きはじめたら止まらないのに、ここ1週止まりまくりの不調破裂

自棄になって捻りだしているけど何もでてこない、スカスカのカスカス

画像のことばかり考える、息の吸いかたを考える、出来ないことを考える

ラジオネーム「うだつがあがらない」さん

日常がつまんないのは、つまんないと感じる自分がつまんないからであって日常は悪くない

何を見ても喜べないのは、喜べないと思い込んでいる自分がいるから喜べない

花を見て美しいと思うのは、花を美しいと思える自分の心が美しい

 

余裕がないのかもしれない、どうしたら余裕を手に入れられるのかわからない

いつまでたっても後生大事に己の手足をばたばたさす

日光が足りない、新鮮な空気も新鮮な水も斬新な経験も何もかも足りていない

生活を成り立たせている水道橋での仕事を副業、写真を本業と考えると

気持ちが楽になって目の前が輝けた3日前の自分は、3日後、3日後の自分になって呻く

 

将来がどうとか、今がどうとか、現実が、芸術が、幻想が不安であるだの、真っ暗やみだの悲観ぶって謂わん

にだってわからない先の事なんぞ俺なんかが知れるはずもない

足りないのはちゃんと感じること、いちいち観察すること、それを怠っている

月が真ん丸で煌々と輝いて美しい、ことはあたりまえであって

それが何故美しいと感じるのか、月の色が何色だったらもっと美しいのか、逆に月がどうだったらうつくしくないのか?

ドーナツの穴は丸だけではない

安直だが、月が100個あるバージョン、月が四角バージョン、月がトランスフォームしたバージョン

月がまっぷたつに裂けて、内包する黒い液体がドロリとこぼれバージョン、その黒い液体が黒蜜だったバージョンの場合

はたして月一杯の黒蜜で信玄餅何個分を賄えられるのかバージョンまで考えなければならないのに

自分はただぼんやりと、ややや、月が照っておる、ひどく丸くて綺麗だなぁー

なんて観たまんまの感想を垂れる、そんな自分の心は美しい。

 

 

 

 

 

「丸からの脱却、三角への変換」 2008年3月20日

【 メノウ 】

 

 

干涸びたミイラのように全身を硬直させ、目を見開いたまま動かない

反面

頭の中では「言葉」が物凄いスピードでギュンギュン回転しだす

 

考えすらしなかった…

考えすらしなかった…

考えすらしなかった…

考えすらしなかった…

考えすらしなかった…

シンプルすぎて、シンプルな分、シンプル故にその効果がありありと増している

 

ちょっとした発想の転換で物体に新たな価値観を見い出す

俺が求めている表現にそれはかなり近い

だから手放しにすげーと賞賛する反面、奇妙な嫉妬心が同時に発生する

ただ唯一救われるのは自分が食品加工業にかかわっていないこと

かかわっていないのにも関わらずこれだけ嫉妬心でメラメラ熱くなるのだ

食品加工業、それも自分がドーナツ業者の人間だったら

ゴォォォォと低音で唸るガスバーナーみたいな嫉妬心を燃やし

今頃、てめぇの嫉妬心で炎上、真っ白の灰、骨も残らない

干涸びたミイラにすらなれなかったと考えると、心が傷む。

丸からの脱却、三角への変換

星形を思い浮かべるけど、それは最早二番煎じ

そのシンプルな発想にぐうの音もでなかった

 

我にかえり、画面左上の時刻をみると8時32分

こうしちゃおれんと慌ただしく身支度を済ませ、テレビを消して、家を出る

けっこう強い春雨のなか、傘をさしてちょかちょか出社

鬱陶しい休日出社の雨を浴びながら

またぞろさっき見た「真ん中の穴が三角形のドーナツ」の映像を思い浮かべる

「考えすらしなかった」と「負けたくない」の狭間で悶え

誰もいねぇ空白の通勤路にて嫉妬心にまた火がついた

 

 

 

 

 

 

「自分を律する力もないのか?」 2008年3月18日

 

【 自 立 】

 

 

 

 

おはようからおやすみまで生活を見守り続ける獅子など傍らにおらぬが

おはようからおやすみまでの生活中見入り続けるPCの眼前に俺はいる

 

起床とともにPC起動、出社とともにPC起動

家に帰ってもPCのまえに着席して写真だの日記だのの作成を寝むるぎりぎりまでおこなっている

簡単に計算しても、1日の中でPCの前に居ない時間はたったの3時間

移動中は小説を読み、喫煙中は携帯電話でゲームをする、メールを打つ、俺!がんば!って本文書いては消す日常

PCの前にいない時間もずっと何かを見つめては脳に刺激を送る日々

 

そんな生活が毎日続く

 

草むらを裸足で歩くことも、太陽光をめいっぱい浴びることも、季節の花を愛でる事もなく

モニタに写し出された映像を眺めて脳を酷使、眼球が酷使する

自律神経が興奮する、交感神経も躍動する、鬱憤が煮詰っていく

うずだかく積まれたストレス山脈の向こうに日輪はあるが、山陰に隠れてそれが拝めない

 

自律神経の興奮、脳の疲労、眼球酷使のままお蒲団にはいって激しい動機で眠れない

自律神経が調整機能を乱します

動機が平穏なビートを乱します

 

和み、癒し、平穏、脱力、弛緩

そのうちどれか1つだけでもいいから欲しいのに、それがどこにも見当たらねぇ

蓑虫のように身を屈めて、ぽつぽつと安らかなことを考えるがいずれ卑猥、果ては残虐にフェードイン

いっそう止まねェ心音に、深夜、業をきらして跳ね起きて

ミルクを飲んで小躍り躍ろ、つくだ煮つまんで小躍り躍ろ、パソコン起動し小躍り躍ろ

自分を律する力もないのか? 自分を律する力もないのか?

嘯き虚しく火をつけて

闇に瞬くPCの、前に強張り着座して、さっきの続きの作業をやるん。

 

 

 

 

 

 

「電気虫をあぶりだす」 2008年3月17日

 

【 梅図 】

 

 

 

LANケーブルの先の先、その最果ては電気虫の巣穴に繋がっている

 

朝な夕な湧いてでてくる電気虫、次々発見される電気虫

5日前にひねり殺した電気虫がふとしたきっかけで息を吹き返す

甲を殺した影響で眠った乙が目を覚ます

いくらやっても虫は消えない

電気虫の習性、電気虫の発生条件、電気虫の発生手順が書かれた電子書類

最も重要な電子書類だのにそれからしてぐずぐずだ

「て・に・を・は」がトチ狂っている書類

作者の文章表現が乏しすぎる書類

逆に文字が多く説明しすぎで見た目が美しくない書類

結局てめぇは何をいいてぇんだ!?と怒りを呼ぶ要点をえない最悪の書類

そんなんが横行して咆哮して貧窮する

誰も教育しねぇから何も変わらねぇ、だから阿呆書類はどしどしと噴出する

人手もねぇし、時間もねぇし、お腹空いたし、眠りたい

アホ書類のせいで必要以上に負荷がかる、帰宅が遅くなる、シャシンがやれねぇ

怒りが込み上げてくる、俺の邪魔をするんじゃねぇよ

万人が読んで理解出来る内容を完結に書かれてこそ書類と呼ぶのにこれじゃただの走り書きだ

人の気持ちを鑑みない独りよがりな書類多すぎる

けっこう我慢したけど、けっこうもう無理です

あなたに合わせてたら手間だし、こういう書類のやり取りは時間の無駄

ひいては金の無駄になっています

的確に簡潔に事象を書きやがれでございます。皮肉たっぷりに付きかえす。

すげぇ面倒臭い人、年下のくせに生意気な奴めと思われていると思うけど

おもしろいことに書類の精度は確かに高まった

これで作業が捗ると思いきや、他所の部署から新人が来たり

まともに日本語の通じない異国の人が来たりして

折角整った環境がまたぐずぐずになっていって、誰も教育しないから腑抜けた書類がまた横行する

それをいちいち訂正して突き返す、情報の周知が徹底されていない、合理的じゃない、なんなんだここは?

そうこうしている間にも電気虫はどしどし湧いて

祝日も休日も出社とあいなり、どんどんシャシンができなくなっていくわけで

自分は虚しくカラカラ笑って、難癖つけては怒りのまま書類を突き返し、電気虫をあぶりだす

今日もろくすっぽ人と会話しておりません。頭骨のうえで電気虫がカサカサ蠢く。

 

 

 

 

 

 

「だから幸せを感じる」 2008年3月16日

【 梅図 】

 

 

土曜日は朝早くに起きて、洗濯をする、蒲団を干す、写真をやる

夕方にDVDを返却し、本屋で色本を買う

夜は人と会って酒を飲む

日曜日は昼前に起きて、昨晩どうやって帰って来たかを考えながら風呂に入る

家に帰った憶えがない、蒲団に入った憶えもない

右肘に憶えのない傷がある

記憶は環七あたりでぷっつりと途切れた

ひどい二日酔だ

衣類が脱ぎ散らかっている

味噌汁を拵えて飲んだ

味噌は二日酔に効くとしる

穏やかなキセルを聴きながら午後2時の高円寺を散歩

自分の影がはっきりとアスファルトにはりついている

木蓮が咲き誇っている

いたるところで沈丁花の香りがする

好きな花ランキングで毎年上位に食い込む「木蓮」と「沈丁花」を観る

がんがんテンションが上がってくる

酒屋でジャンプを買って、イチゴんとこで鉄コンフィギュアを買って

コンビニでお茶とビスケットを買って

善福寺川公園の梅の木の下に座り込み

茶を飲みビスケットを齧ってジャンプを読む

至福

至福

二日酔には優しすぎる日射しと風

ふんだんに日光を浴びる、だから幸せを感じる。

 

 

 

 

「沈丁花が今年も咲いた」 2008年3月14日

 

【 こじこじんちょうげ 】

 

 

 

コジコジはメルヘンの国に住んでいます

ここがコジコジの住んでいるメルヘンの国です

 

オレオレは天国に住んでいます

ここがオレオレの住んでいる天国です

 

チーズが高値で500円もします

またタバコが値上がりそうで心配です

隣街の安いレンタルビデオ屋まで、自転車で30分かけてDVDを借りにいきます

未成年がまた犯されました

総武線で乗り合わせた隣のおっさんからうんこの臭いがします

この臭いを加齢臭と呼ぶならばこのおっさんは近未来の自分の姿だ

いずれ自分もうんこ臭を纏うのだと思うと絶望に沈みます

車内で音漏れかまわず大音量で音楽を聴く人がいます

そういう人はいくら着飾っていても

ワックスなどを用いて頭髪を整えていようとも信用なりません

梅の花が咲いています

家族心中をはかって自分だけ生き残った人がいます

本音をコメントしないコメンテーターの憤る顔がまたテレビジョンに写しだされています

ピヨピヨさえずって小鳥が空へ飛んでいきました

今生きているこの世界こそが天国だとサンコ先生はいう

死んだら虚無、何もない

鉢植えの沈丁花が今年も咲いた、春だなぁ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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