「そうだ!!仕事を辞めよう!!」2009年2月16日

【 梅の花! 】

 

 

「そうだ!!仕事を辞めよう!!」と思いついた刹那に

かねがね気になっていた「ほのぼのwebデザイン系ファクトリー様」こと「未来の俺の雇い主様(未定)」が

こんたび人手不足のため「急募!」の張り紙を貼っていたので飛びついた!

なんたる偶然、いやさ、もはやこのタイミングは必然だろ!

もうこれは、この募集は、俺の為に、俺に向かってのみ発信されている!としか考えられなく

渡りに舟たぁこのことだ、思い立ったが吉日よ!つって勇気を振り絞り応募

面談の日取りを決め、来たる日のために履歴書、証明写真、ワイシャツを揃える。

 

コホンとひとつ咳をして静かにドアを開ける、本日19:00

スーツ着て!ネクタイ締めて!面談!

履歴書持って!革靴履いて!面談!

玄米茶飲んで!やる気をアピって!面談!

みっちり40分話した、不思議と楽しいという気持ちが7割を締めた

 

厳しい中にも慈愛の詰まった工場長さんは思った通りの好人物で安心しました

文面で「この人の元で働きたい!」って感じとった自分の感覚は鈍っちゃいない

あとは現実と理想と俺を見比べて、利の高い方を選んで頂ければそれでよし

もしくは俺の未知数な部分と、育てがいのある潜在能力にかけるのもよし

あとは工場長にまかせよう。

それまで自分は自分のやるべきことをやるまでだ。

 

面談後、ひさびさに体感する爽快感に身を包み、にやにやしながら職場を後にする

帰り道すがら冷静にいろいろ考えてみたけど、考えた結果やっぱやれると思う

そもそもこうトントン拍子に物事が転がると、経験上だいたい良い結果に結びつく

「そうだ!!仕事を辞めよう!!」からわずか1週間後に面談、タイミングとしちゃ申し分ない

唯一不安が残る「実務経験なし」というネックは情熱と勤勉でカバーじゃい!

あとは勢いだ、自分は勢いって風を生み出せるタイプの人間だ、がんばろう。受かりたい。リスタート。

 

 

 

 

 

 

 

「熱海にて」2009年2月12日 -13日

 

【 君の犬 】

 

 

 

砂浜に転がる乾燥した海藻を集めて海に投げ入れる

海に投げ入れた海藻は、押し寄せる波にひっぱられていくか、押し寄せる波に押し戻されるかの2つに分けられる

海藻が波にひっぱられるのを見ると自分は微妙に幸福を感じ

ひっぱられたと思いきや砂浜に押し戻される海藻を見ると残念な気持ちになる

波打ち際の濡れた砂浜で波に蹂躙されるかのような海藻

力なくごろごろと奥へ手前へ転がって砂まみれに汚れていく

この海に戻れなかった海藻を悲しく思い、掴んで海へ投げこもうと

波打ち際まで近寄って海藻を掴でみる、ぶよぶよだ

さっきまで乾燥していたのに、海水を含んでぶよぶよに膨れていた

自分は思わずあははは気持ちよい。と思う呟くと同時に

乾燥海藻が本来の姿を取り戻していることに感心する

この感動を娘に伝えるべく

同じく脇で蹂躙される海藻を乾燥海藻を舐めながら観察していた娘に

「(俺のまねして)乾燥した海藻を舐めるんじゃない!」と叱った後、蹂躙された海藻がぶよぶよであることを告げる

こんなにぶよぶよするのならもっと海藻を復活させたく思い

俺と娘の後ろ姿をぼんやりと眺める妻の脇を抜け

遠出して海藻を採取する、採取した海藻を海にリリースする

また遠出して、海にリリース、遠出して、海にリリース

地球温暖化やらなんやらの影響で、今、海藻が激減しているとテレビのニュースで見た記憶がある

海藻が少なくなったせいで海藻を住処にしていた小魚が消え

小魚を主食にしていた中魚が消えていると言っていた

このままだと中魚を主食にしている大魚が消えるのも時間の問題である

大魚が消えると大魚で生計を立てている人の心が荒む、そして港町も荒む

いずれ寿司職人、築地の仲買人、料理旅館の仲居の心が荒み

人心の荒廃は伊豆から放射状に日本全体へと広がっていき

全ての人の心が荒んで人間は滅んでしまう。それはいけない。それはいけない。

だとするといま出来ることと言えば、そう! 海藻を海にリリースすること

人心の荒廃を、海藻を海にリリースすることで、文字通り水際で抑えなければならない!

この事業は意義のあることだ!と自分に言い聞かせ海藻を集める

そんな俺の憂い、父の憂いを知ってか知らずか、娘も黙々と海藻を集めている

なかなかやるじゃないか、共に日本を守ろうじゃないか。

集めた海藻を束にして海に放り込む、海面で海藻は自信なく漂っていた。

 

「さっきからなにしているの?」と小脇に犬を抱えた妻が言う

「日本を救っています」と言うのも大袈裟で格好悪いし「この人は、また訳の分からないことを言っている」と思われるのも嫌なので

「俺たちは、あれだ、海藻戻し業者の者です」と言ってへらっと笑った。

 

「海藻も投げたし、そろそろ戻ろうか。」つって

3人+犬1匹、春風吹く空の下、砂浜の上をよたよたと歩いてく。

 

 

 

 

 

 

 

「5連休」2009年2月11日

 

【 バケツ 】

 

 

「確かこの辺にあったよな…」とおぼろげな記憶をたよりに向かった先にあったのは

青い自動販売機と赤いくずかごでした。目論みは見事に外れました。

違う。これじゃない。今日は自動販売機に用はない。

「ワイシャツなんぞ1000円あれば余裕で買える」と高をくくり

高円寺の紳士服店で4000円もするワイシャツを手に取りわなわな震えたのが20分前の自分

あの時も目論みから大きく外れ、財布には1500円しかなく、心が折れた

スーツを着用する職についている友人Bに安くワイシャツが手に入る店を紹介してもらうが

どうやら新宿までいかないとないらしい。かといってワイシャツを買うために新宿まで行くのは気が重い

ひとまずありがとうと伝え、今日はワイシャツを諦めた。

押し入れに予備のワイシャツくらいあるだろう、ってまたぞろ高を括る。

それから20分後の今、また目論見が外れた、2連敗

低いモーター音で唸る自販機の前に立ち尽くしす

ああ記憶違いでしたか、そうですか、ここだと思ったんだけどな、じゃどこだよ

ここ以外に心当たりがないんです、んーどうすっか、辞めますか、辞めるワケには行かないよな

ひとつの街にひとつはあるだろう、あるもんだろう、いや、あるさ

普段気にしていないだけで絶対目にはしているはず

駐輪場の脇とか、路地裏、マンションの裏口、スーパーの中、そういう所によぉ

のうのうとひょうひょうと鎮座ましましているんだよ

他をあたろう、つって、気持ちよく坂道を下ると気持ちよくて、金券ショップに寄るのを忘れた

途中100円ショップで履歴書を購入する

だいたい3枚から5枚はいっている履歴書の束、以前書いたのはいつのことだろうか

あのときもきっと数枚入りの履歴書を買ったけど、あの履歴書はどこにあるんだろう

そんなことを考えていると、ふと、100年間暖炉に使われていた木材という単語を思い出す

100年間も暖炉に使われた木材は超乾燥していてギターの素材にうってつけだ。

そんな文章を読んだ覚えがある、何で読んだんだ、それが思い出せない。

それとも映画か? テレビか? はたまた漫画だったろうか? なんだっけかなー うぐぐぐ

もやもやしながら履歴書をぶらさげて100円ショップからでると、思わず、ふは、皮肉に笑う

ここかよ、100円ショップの脇か、あったよスピード写真、こんなとこにあったんか

いざ探してみると見つからないのに

何気なく過ごしているとふと傍らに現れる

まるで恋人のようだね、まるで変人のようだね

証明写真を1分で作成してくれるスピード写真

そういや他人の証明写真をファイリングする男が登場する映画あったよな

なんだっけか、マルコビッチの穴? 違う、アメリだ

で、スピード写真業者の役をマルコビッチが演じていたんだ

昨日借りた「クリムト」って映画の主人公もマルコビッチだ、マルコビッチづいてんな

アメリにも存在感のない場所にスピード写真置いてあったな

この道もよく通るのになんで気づかなかったんだ

まぁいいや、あったし、で、普通ここで写真を撮るんだろうけど

写真を撮られることが非常に嫌なので、今日はよす

もうそういう感じじゃない、心の準備が整っていない、場所はわかったし週末に撮ろう

スピード写真はここにある、それだけで充分だ

スピード写真、スピード写真、スピードワゴン、スピードワゴン財団

ああジョジョか! 音石のだ!

100年間暖炉に使われたくるみ材で作ったギターを持っていたのは

電気のスタンド「レッドホットチリペッパー」の主、音石明のギターだよ

よかったよかった一気に溜飲が下がった

 

帰り道、スーパーで鶏肉と白菜を買って

ウイイレのコンピューターVSコンピューターの試合を見ながら飯を食う

腹がはちきれんばかりに鍋を食べ過ぎて、横になりながら映画を観ていたらいつしか眠ってしまった

明日明後日と伊豆で温泉につかりまくるから、今日は風呂に入らなくてもいいような気がするけど

アキコとかはぐとかに臭いと言われるのは業腹なので風呂に入る

 

5連休の1日目、面倒ごとを今日中に始末しようと目論んでいたけど

ワイシャツも買えず、証明写真も撮らず、

格安チケットも買い忘れ、ゆうきまさみ特集が組まれた雑誌コンティニューも売っていなかった

手元にあるのは唯一履歴書の束、封すら開けていない。すべてまるまる先送り。連休ははじまったばかりだ。

 

 

 

 

「逆チョコのすすめ」2009年2月10日

 

 

「エイヤー」とかけ声あげて好きなあの子に大外刈り

「チェストォ」の奇声をあげて好きなあの子に小手面打ち

「ソォォイ」と気合いをいれて好きなあの子に三日月蹴り

ばっちり一本決めたなら、地面に転がる鞄から、力づくでチョコ奪取

ヤメテヤメテとすがる彼女を払いのけ、力づくでチョコ奪取

貰うんじゃなくて「逆に」奪う

待てど暮らせど貰えないから「逆に」奪う

それを称して「逆チョコ」と呼ぶ!

って、「逆チョコ」言葉の響きだけで「逆チョコとはこういうことをすんだ」と勝手に想像してたけど違うのね

蓋を開けたら男が女にチョコをやる、それが「逆チョコ」なんだってさ

ああよかったよかった

俺の逆チョコが採用されていたらモテる女の子に生傷が絶えない

往来は「エイヤー」「チェストォ」「ソォォイ」「ひでぶ」と奇声に包まれ

ぐたったりする美女、傍らで鞄をあさる男、それを見る周りの人々

全員の心がまんべんなく荒んでいたことでしょう。血のバレンタイン。

まぁ、さすがにね、天下の往来で投げ技かましてチョコ奪うとか

けっこうギリギリ微妙なラインで犯罪だとは思っていましたが、そうですか、逆チョコとはへー、男が女にあげるのね

それを、はい、逆チョコってんだ、へー、ゆかいだねー、ふーん、、、俺だけか? 逆チョコすんげー気色悪い。

父親や、恋人や、男友達なんかからチョコ貰うのはいいかもしれんけど

ってか、それこそが、男もチョコ買え!とお菓子会社が目論んだ企画なんだろうけど

逆チョコという大義名分の元に男も好きな人にチョコをやれるってことはよ

知らんオッサンが一人暮らしの女性の家に急に来て

「あの…ずっと見てました、好きです」つってチョコ渡しに来る機会を、門を、扉を開放したと同意義

だって逆チョコだもの、普通のことだもの、愛の告白だもの規制はできない

女性からすれば怖いよな、知らんオッサンが愛とチョコを届けにくるんだろ

軽くトラウマ、あまりの恐怖から貰ったチョコも喉を通らないだろうし

身の危険を感じ「不審者が家の前に来ています」と警察を呼んだ場合

勇気をだして告白しにきたオッサンの恋心が純粋なものだった場合に限り

せっかくがんばったのに不審者あつかいされちゃオッサン可哀想すぎるだろうよ

「逆チョコ」なんか良いトコしか見てない感がして釈然としないんだよな

森永さんよー 明治さんよー

オッサンの気持ち、不審者の気持ちもちゃんと視野にいれて企画しているのでしょうか?

チョコを貰った女性は、果たしてホワイトデーに3倍返ししてくれるのでしょうか?

 

 

「逆チョコ」を、逆に男性から女性にチョコを渡すという本来の意味から

女性が逆に好きでもない男にチョコをやることにすれば、みんな幸せなのに。

「あいつ、逆チョコつって俺に呉れたけどよー、あんなこと言ってっけど実は俺のこと絶対好きなんだぜ!」

なんて言って、男は自分に都合のいいように解釈して浮かれます。アホだから。皆さんもれなく幸せです。

 

 

 

 

 

 

 

「四六時中365日不安がいっぱい」2009年2月8日

 

 

唐突に「悲しみのオーラでまくりですよ。大丈夫ですか?」と人に言われた

「モテオーラでまくりじゃないですか!」と言われるよりか「悲しみオーラでまくりです」はまだ実感は湧くけど

「悲しみのオーラでまくりですよ」単品でこられたら正直実感が湧かない

そんなオーラだしてるつもりないし、つーかオーラなんかだせやしない

100歩ゆずって意図的にオーラが出せるのなら、始終黄色いオーラをだしてスーパーサイヤ人気取りであり続けたい。何を言っているのだ俺は。

だから悲しみのオーラなんかだしちゃいねぇよ

「そんなつもりもねぇし、俺、おもしろ可笑しく喋ってんじゃん」言うけど

「そういう瞬間瞬間に悲しみがでています」と言われたら何も言えん。

そっかなぁ、そんなつもりないけどなぁ、っかしーな、悲しみの根拠…色々思う

寝間着にドテラを羽織って近所のスーパーへ行き

白菜、鶏肉、もやし、顆粒の鶏出汁、うどん、せんべい、ぷりん、レトルトのカレーなんかを購入して

家でこれを煮て鍋を食う

鍋を2ラウンド空けたのち、余っただし汁に冷凍うどんを1玉入れて卵でとじ

〆のうどんを将に食わんとすその刹那、アキコから電話

「なにしてんの?」

「うどんを食ってる」

「晩ご飯うどんだけなの!?」

「いやさっき鍋食って、これは〆のうどん」

「ひとりで!?」

「なにが?」

「ひとりで鍋?」

「そうだよ。」

「あははは。さみしーねー。」

「あははじゃないよ、この時期スタンダードメニューだぜ、ひとり鍋。馴れたもんよ」

「ふーん」

「ところで何?」

「はぐがお話したいんだって」

「おう」

「パパちゃぁぁーん!!!」

「おーう、はぐ、最近どうよー」

「あのね!まっちゃのfdさgれkjれqg;mふぃd!」

「あっはっは元気よすぎて何いってんだかワカンネー」

天気が良いのは外だけで、四六時中家の中は薄暗い

それもそのはず全てのカーテンを閉めているから

開けたらそれなりに明るいんだろうけど

カーテンを開けるとモニタに外の光が反射して画像がよく見えない

とてもじゃないが作業にならんつって、薄暗い部屋に閉じこもって作業をする

展覧会に向けて段々作品数も増えてきて、ふと改めて前に作った作品を見ることにした

結論から言うと全然だめです、コレじゃダメです、なんでこれをOKにしたんだ当時の俺よ

甘甘じゃないか、ぬるぬるじゃないか、そして面白くない

「ダメ」という名のフォルダを新規に作成してぬるい画像をそこに格納する

また数が減ってしまった、3歩進んでは2歩後退だ、遅々として捗らん

気分転換に外を歩こうかと思って表に出ると、びゅーんびゅーん。異常に風が強い

寒そうだしこの風を真正面から浴びたら色々大事なもんまで吹き飛ばされちゃいそうなので散歩はよした

家で悶々と過ごす、ウイイレの選手エディットモードで麦わらの一味を作成後

作業続行、日が暮れるまで画像と向き合う

納得いくものはいくつか出来てはいるが

ふと、果たしてこれが何になるのだろうと考えると空しくなる

やりたいことをやるのだから、空しさや不安はついてまわる。今はそう割り切るものの

何にもなれなかったことを考えると気がおかしくなりそうだ

天才岡本太郎先生はきっとそんなこと考えず、ぐじぐじ悩む間もなくこの瞬間も情熱をキャンバスにぶつけていたのだろうな

俺はまずアホなくせに考えすぎるからダメだ、悩みすぎるからダメだ、ネガティブすぎる、おまけにアクティブじゃない

手持ち駒「ポテンシャル」と「妥協しない気持ち」でやってくしかねぇけど

精神的支えがないからすぐ弱気につけ込まれるのだなんて甘いことをほざく独立独歩

あっはっは四六時中365日不安がいっぱい

悲しみの根拠はこれなのか?

体外に滲みだし不安や哀愁を君は悲しみと呼ぶのだね

作品で結果を残さない限り安息の晩はやってこない。

さぁ頑張ろう。

 

 

 

 

 

 

「空威張る」2009年2月4日

 

【 白山 】

 

 

 

 

日の入り、少しづつ遅くなっていることが救い

沈丁花、花開きはじめたことが救い

影、たまに黒く伸びていて

夕暮れ、ますます紅くなってゆく

だんだんと冬の終わりを知る

だんだんと冬の終わりを知る

変わらずかじかむ空気の端々に春

だんだんと冬の終わりを知る

「長かった冬が終わり…人生の春近し」

敢えて、敢えてこそ、小さい声で空威張る

 

 

 

 

 

「ぐねらない」2009年2月2日

 

 

【 ぐねりみち 】

 

 

 

左右異なる靴下を履いても

寝起きにワインを飲んでも

仕事を効率よくこなせても

新しいことを何もしていないから日常が平坦だ、ぐねらない。

それを寒さのせいにして蒲団に潜る

暗い部屋、眠ることにすら罪を感じる

何も生み出していない瞬間瞬間に罪を感じる

一息ついて自室で茶を飲みテレビを観る

ぼんやりすごす自分に罪を感じる

 

「お前ぇ生きてて辛ぇだろ?」

「ああ辛いとも」

「ほんならやめりたらいいじゃない」

「やめたら満足できないと思う」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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