シャシン日記。
「堕落が足りていない」2009年4月11日

【 桜 】
日に4.5本、ゆっくり家でDVDを観ていた冬の日々が懐かしい
午後二時に目を覚まし、夕方頃
あてどなく自転車でぶらぶら近所を散歩していた休日が懐かしい…
ああ、ああ、堕落したい、堕落が足りていない、神社にも行っていない
連日の残業、連日の冷やご飯、あたりまえの休日出勤、合間合間に授業へ行って
一撃くらえば死んでしまうような張りつめた空気の中で狩り
体調不良、通院開始、潰瘍の疑い、レスポンスの薄い日記、にかまけて時間がない
良く言えば充実しているけれど、やりたいことを心行くまでやる時間を確保できないのは苦痛だ
写真も頓挫、Tシャツも頓挫、あてなし果てなし笑い話
……なんかいろいろ不安になってくる
来月から新しい職場で、新しい腕時計はめて、新しい仲間と、新しい生活が始まるってのによ
その約束の日が近づけば近づくほど実感が遠のいていく
この終わりの見えない多忙な今の職場が、ある日を境にふいっとなくなるなんて想像がつかないのだ
やり残した仕事がまだある、作りかけの試験票はどうしよう
残す日数はあと十何日しかないんだよな、きっちりかっちり終わらせて辞めていきたい
そんな最中、光明
長く暗いトンネルの先に光らしいものが見えた
光1.
21日くらいでこの多忙は落ち着く
光2.
18日の授業で一通り受けるべき授業は全部受けた事になる
うむ、光明
まぁそう言っても光一は21日以降もまだまだ忙しいだろうし
光二にいたってはここからが勝負、ここから1人修行をせなならんので
わりと大変なのは変わらず、時系列順にハルヒを見直すのはまだ先になりそうだけど
それでも区切りは区切り、新しい生活への切り替えの契機になる
最後だし、もすこしがんばってみようかな、と思う、夏のような春の日
そんな最中(二回目) 明日は丸々1日オフ
なので「レッツ堕落!」といきたい所ですが
明日は明日でピクニック
いい歳こいてピクニック
いや、いい歳こいているからこそピクニック
午前中に集合して高円寺の連中と電車に乗って遠くの公園でピクニック
ピクニック&花見&チャカ誕生日会&俺の就職祝い大会
酒を飲むか飲まぬか飲まれるかの葛藤はあるものの割と楽しみ。
「いつまでも君にかまってられないんだわ」2009年4月9日

【 クラゲラス 】
例えば「"のじこ"も"たしぎ"も鳥の名前なんだぜ!」とか
「ワンピースはさぁ、あの伏線?っつーの? それが張り巡らされているから面白いんだよね。わかる?」とか
「駅前の桜が奇麗だから撮りにいけばいいのに、なんで撮らないの?」とか
「栄養剤Gとマンドラゴラを調合すると秘薬ができるよ」などと
にわかファンのにわか知識を自信満々に、それもちょっと上目線で御披露されると腹が立つのは
俺はお前なんかよりももっとその事柄についてもっとずっと詳しいし
人生を棒に振る勢いで情熱を捧げているんだよ!って気持ちが己の心にあるからです。
これは、数学者に分数の割り算は分子と分母を掛ければいいんだよと言うようなもの
小林カツ代さんに料理の基本「さしすせそ」を説くようなもの
それを言ったら自分には恥が残るし、相手も良い気持ちはしないはず
だから俺は病院でも言わなかった、最後まで言わなかった。
喉まででかけていたこの言葉
「1.2週間前からすげー腹が痛いんですけど、この症状はおそらく"十二指腸潰瘍"だと思うんですよね。僕は。」
この言葉をぐいっと押し込み
神妙な面持ちで平日午前の診療室、中年のおっさん医者の前で丸椅子に座り問診を受ける。
もし仮に、仮にだよ「自分は"十二指腸潰瘍"を患った」と言ったら最後
医者、まずイラッとする
次に「病気を診断するのは俺だから!手前ぇが勝手に診断してんじゃねぇよ!」って顔をする
ここで医者が発する嫌な空気を察知できれば大事にはならなかったのに
空気を読めない人はそれでも医者の前で未だ意気揚々と…
「みぞおちの上あるじゃないですかぁ? ここ押すとすげー痛いんです。
この時点で胃潰瘍か十二指腸潰瘍のどちらかか判断できるの
じゃぁなぜ自分は"十二指腸潰瘍"かと言うと……はい、そう!
空腹時にお腹が痛いのよね!この症状!これすなわち"十二指腸潰瘍"
ぎゃーくーにっ 満腹時にお腹が痛かったら"胃潰瘍" わかる? "胃潰瘍"
胃潰瘍がいかい(痛い)よぉ なんつってー、けらけらけらけら、けせらせら。」
なんてって浮かれてにわか知識を繰りだし続けるとゲームオーバー
医者、顔を真っ赤にしてふるふる怒り、黒い万年筆をぽーんと投げてそっぽを向く
もしもーしと呼びかけても応答がない。嫌な空気。平日の午前。
ビルの下を走る車のエンジン音がやけに大きく聞こえる。鳥がチチチと鳴いている。
医者が発するこのどんよりとした空気に耐えかねて、痛痛痛、胃が軋む。
なんてなことが起こらないとは言い切れない。
でも、これはまだ良い方。もっとも最悪なパターンがある
最悪なパターン、それは…
「君よく知っているね。凄いね。」と微笑みながら誉めるけど目が笑っていないパターン
「おそらく"十二指腸潰瘍"だろうけど、取りあえず問診するから」って一通り問診した結果
「残念ながらこの症状はただの腹痛だよ。君の言っていた"十二指腸潰瘍"じゃないよ」と復讐がはじまる
「え? でも…みぞおちの…」
「そんなの関係ないから。医者の私が"十二指腸潰瘍"じゃないつってんだから、これが全てでしょ?」
「…まぁ、そうですけど」
「それとも何? 君、医大でてんの? でてないよね? じゃぁわからないよね?」
「…はい」
「腹痛だから。ただの。薬も出さないよ。わかったら出てってくれる? 後つまってんだわ。いつまでも君にかまってられないんだわ。」
「あ、はい。あ、ありがとうございました。」言って診療室を後にする。
これが一番怖い、わざとの誤診。。
だからそうならないように俺はにわか知識を封印して問診に挑んだ
キーワードは「みぞおちの上を押すと痛い」「吐き気、胸焼けがする」「空腹時に腹が痛い」のこの三つ
この三つのキーワードを嫌味なく自然に問診中のやり取りの中に織り込まなければならない
ああ骨が折れる、胃が痛い、さてやるか。
「どうしました?」
「ここ1.2週間お腹が痛いんです」
「どういう風に痛みますか?」
「なんかしくしく痛いんです。ずっと吐き気もあります。」
「胸焼けとか胃もたれは?」
「それもあります」
「最近ストレスなど感じていますか?」
「仕事が忙しくて…たぶんそれがストレスかもしれないっす。生活も不規則で、食生活もめちゃめちゃです」
「じゃぁ、ちょっとみぞおちを…」
「ここ押すとすげー痛いです!! あと、どちらかっつーと空腹時にお腹痛いです」
「ああそう。いっぺん胃カメラ飲んだほうがいいね」
「はい」
「とりあえず今日は採血とりましょう」
「はい」
「……こりゃ十二指腸潰瘍だな」
「ん? いまなんと?」
「ん? ああ、まだ検査していないから正確なことは言えませんけど、おそらく十二指腸潰瘍だと思われます」
「ほほぅ」
「とりあえずその奥で採血してもらって」
「わかりました。ありがとうございました。」
はきはきと挨拶して、なぜか意気揚々と裏へ回り採血、そして胃カメラを飲む日取りを決める
待合室の白い合皮のソファに腰掛けて
ふぅ無事に終わった、何事もなく医者に十二指腸潰瘍であると答えを導く事ができた、と妙な達成感を享受する
と同時に、この達成感を味わう自分に違和感を、なにか間違っているような気がするのも確か
でも、何がどう間違っているのかがよくわからない。
思った通りにことが運んだとしても結局俺は病い
形容しがたいこの妙な感覚だけが心の中をうやうやと漂う。
「愉快な名前しているくせに凶悪な奴」2009年4月8日
"神経質である"
そうだね。妙なとこ神経質だわ。
・
"几帳面である"
これは違うな。×だ。
・
"ストレスを溜め込んでしまう"
(んー、わからん。最近ストレスを感じること多いけど、溜め込んでいるのか?
生活の中でじわじわ発散している気ぃはしてるけど、その量を上回るストレスを蓄積したら
結果「ストレスを溜め込んでいる」ってことになるよな
性欲ならば「溜め込んでいます。わりと発散していないです。」と即答できるけど
ストレスはどうかなー
性欲を溜め込んで、発散できなくて、その心の葛藤が心的圧迫となりストレスに変化しているというならば
ストレスを溜めている、お金は溜まらない、その要因もまた心的圧迫のひとつ。)
日常に余裕がない。ストレスが溜まる。
・
"よく気がきく"
きくね
合コンの出だしのみすごく気がきくね
酔ったらぐずぐずだけど
・
"悩みや責任を1人で抱え込む"
ぼちぼち抱え込む畑の人間
・
"タバコは吸う?"
ヘビースモーク
・
"コーヒーはよく飲む?"
ヘビーカフェテラリスト
・
"私は早食いだ"
私は早食いだ
・
"お酒をよく飲む"
血を吐く程度に飲みます
いやさ、酒に飲まれています
・
"みぞおちの上を押すと痛い?"
すげー痛い
・
"空腹時に痛む?"
すげー痛い
・
"吐き気"
する
・
"胃もたれ"
する
・
"胸焼け"
する
・
"夕焼け"
キレイ
・
"どす黒い便"
でる
"でました"
便が?
"違います"
結果?
"そうです"
どうです?
"胃潰瘍です"
まじでか
"もしくは十二指腸潰瘍"
俺、病院に行ってきます
・
1.2週間前からお腹が痛いな、吐き気するな、気持ち悪いな感じていて
もしや…と思い、仕事中、「胃潰瘍」で検索してヒットしたページを読んでみると
あわわ、胃潰瘍の症状と、今の俺の症状がさ、こう、見事にバッティングしたわけで…
思い返せば不摂生
最近仕事忙しいしなぁ、イライラしっぱなしだしなぁ
阿呆ほど酒飲むし、生活不規則だし、食生活むちゃくちゃだし
タバコも、コーヒーも摂りまくりだもん、不摂生の結晶が今の俺だもん
そら体をいわすわな、とほほ、でもまさか潰瘍の疑いが浮上するとは…
畜生ピロリ菌め、人の体内で勝手にかもしやがって憎たらしいったらありゃしねぇ
ピロリめ、ピロリ野郎め、浄化せねば。
…というわけで潰瘍の疑いがあるので明日朝一で病院行くので遅刻しまっさ
ほんでもってお腹も痛い事だし今日はもうこれで帰りまっさ告げて、帰宅。
さっそく高円寺医療部看護婦カオルにテレフォン
「あーい。どうした?」
「カオちゃん胃潰瘍いける?」
「大丈夫よ」
「俺さぁ胃潰瘍っぽいんだよね、みぞおちの上を押すとすげー痛い」
「あらら」
「ネットで調べたんだけど、今の俺の症状とがっぷり重なってる」
「いっぺん胃カメラで見てもらった方がいいね」
「すぐ見てもらえるもんなん?」
「場所によるけど、、けっこう待つよ」
「待つのいやだな。どっちにしろ病院は行った方がいいよね?」
「あたりまえでしょ! タクロウの腹の中ピロリ菌だらけだよ」
「ピロリ! 知ってるそれ! 愉快な名前しているくせに凶悪なやつだ」
「とりあえずこの辺で内視鏡のある病院は…」
と病院を紹介してくれた。ありがたい。

【 ピロ夫 】
勉強、仕事、次の職場への準備、写真、などなど、
忙しい時に限って災難は畳み掛けてくる。
これが世の常か。なんて嘯いて手前ぇで拵えたうどんをすする晩
胃が弱っているのでうどんをチョイス
でも病んでいるからこそ力をつけるために天ぷらを乗せる
スーパーの総菜コーナーでカチカチになった天ぷらを
まんべんなく油がまわっている天ぷらを…うどんのうえに乗せますと
胃潰瘍候補生の胃袋にヘビーにもたれる
明らかにバッドチョイス天ぷらうどん
それでも律儀な自分は汁まで飲み干す。
・
深夜、空腹、痛痛痛、胃が軋む
「空色の腕時計」2009年4月5日
[WEBデザイナー修行中間報告]
12コマある講義を7コマを消化して残りは5コマ
この5コマを消化すれば一通りの講義は受けたことになる。
授業も理解できるし、なーんか楽勝だったな、ってのが素直な感想
気がつけば、もう折り返し地点は過ぎているじゃないか!?
こつこつと通った甲斐があった 二日酔いでもがんばった甲斐あった
よし、あと5つ!がんばるぞ!
これで俺も晴れてWEBデザイナーだ!
…などと
根拠甘く高を括っていた自分が憎い
いたずらに試してみた練習問題で脂汗がじわじわ
わかるけど、わからない、何よりも作業が遅い、遅すぎる
完全に舐めていた、ダメやった、まだまだだ
知識が力になっていない
仮に新しい職場で「これこれこうやって、で、ここはこうして。お願いね。」と言われた場合
理想の自分は「オッケー!ボス!」つってさらさらさらーっと仕事をこなす
でも今の自分のままじゃ、さらさらいけない、わからなくはないが時間がかかる、愚鈍
何処から手をつければいいのかわからず脂汗、愚鈍
授業を受けたとしても所詮は「受けた」だけ
教科書を読み、ノートを取り、理解して、知識を頭の中に詰め込んだとしても
詰め込んだ知識を手を通して具現化していないから力がない
つまるところ応用力がない、根拠ある自信もない
授業を受けただけの今の俺じゃ新しい職場で役にたたない
それじゃぁダメだ、なんのために学校通わしてくれてんの?
少しでも即戦力になるためだろう? このままじゃ申し訳がたたねぇよ
講義を全て聞いて始めてスタートラインに立つ
ここからが修行だ
知識を具現化する修行をしなくてはならねえ
ひとまず教科書に書いてある子洒落たカッフェーのサイトを1から作ろうじゃない
がんばるかー呟いて、新宿御苑で花見を終えた人の波にもまれながら学校を後にする
そのままの足で新宿駅から電車に揺られ船橋の両親の家に行き、飯をくい、酒をのみ、早々に眠る
翌日、家族全員、腹を下しての起床
朝食の場にて「きっとキムチが痛んでいたのだ」ということで全会一致して
サンデージャポンを見終えてから、じゃ、つって爽やかに朗らかに家をでる俺の後ろ姿を母が見送る
船橋から京成線に乗り、津田沼で乗り換えて、幕張到着
おそらくこっちであろう、と、勘で数分歩くと、ははは、あった!
「手作り時計工房くるき亭」に到着した

【 くるき 】
自分は腕時計をしない
なぜなら、人の手首を占領しているのにもかかわらず
得られる恩恵はたったひとつ「時間がわかる」のみ
その存在意義を馬鹿らしく思い、重要ではないと感じるから
今まで腕時計をしませんでした。
時間確認は携帯電話で充分である
そうは思わんか?
と
人に言うと肯定も否定もされず、たいてい苦笑いされる
苦笑いするその人の腕には、ってか、手首には
なんの色気もない腕時計がまかれている
(君のその腕時計が俺の好みに合うモノだったらな…)
これも腕時計をしない理由のひとつだ「巻きたい腕時計がない」
要するに
「巻きたい腕時計でもないのにわざわざ手首を占領されるのはご免被る。」
というのが腕時計をしない理由
正確にはくるきに出会う以前までの理由、俺の気持ち。
くるき亭のサイトを見てようやく「巻きたい腕時計」に出会った
「巻きたい」気持ちが「時間がわかるのみ」を上回り
その情熱が高円寺引き蘢りの自分を幕張まで向かわせた
そっとガラス戸をあけて入店
入る瞬間「腕時計を買うなんて、5.6年前、アキコにZUCCAの腕時計を買った以来だな…」がよぎる
ネットでみた時計がいっぱいで妙なテンション
モニタで見るよりも生で見る方が段違いに良い
どれもこれもめちゃめちゃ格好いいじゃないか!?
わくわくしながら狭い店内を8周くらいする
そろそろ店員さんに「この客はうろんなやつだ」と決定されそうな頃合いを見計らい
「腕時計を下さい」と購入意志ありあり表明をして客にとどまる
「どの時計でしょうか?」
「これなんすけど、今この色しか置いてないんですか? ネットで見た空色のヤツが欲しいんですけど」
「ああ申し訳ありません、いま出ているのしか…」
「もう入荷しないんですか?」
「時計本体はあるんです。完成するまでに一週間少々かかりますがよろしいでしょうか?」
「大丈夫です」
なんてなやりとりを経て無事購入、来週到着、再再来週に装着

【 すげー格好いい空色の腕時計 】
くるき亭HP http://www.kurukitei.com/index.php
29歳の誕生日プレゼント
20代最後の年
再就職祝い
ひととことに4年勤めた
先月けっこう頑張って働いた
いろいろな理由をこじつけて空色の腕時計を買う口実
29歳になったら装着しよう、それまではおあずけだ
「腕時計買っちゃったぜ!」
「よかったね。欲しいのはあったの?」
「なかったけど、作ってくれるってさ!」
「へぇー 手作りなんだ」
「そうなのよ、なんかごわごわしてて格好いいんだよね」
「よかったね」
「ところで、お前いつ遊び来る?」
「たくちゃん忙しいんでしょ?」
「忙しいよ、来週も再来週も授業ある」
「へぇ」
「でもその次の週の土日は空いてるよ、部屋を掃除してください。」
「汚そう …しようがないか」
「まぁね、じゃぁ25日に来な! 俺の誕生日大会をやろうぜ! ケーキ食おうぜ!」
「わかった。じゃぁ25日に行くね。」
「どうせならアッコの誕生日も祝おう。」
つって幕張駅周辺の駐車場で電話を切る
やけに明るい空を仰ぎながら、しばし物思いに耽る
……アイツもがんばってるからな
タバコを一本吸い終え、考えがまとまり、再びくるき亭へ
「あの、これプレゼントなんでラッピングとかしてもらえますか」
「大丈夫ですよー。リボンは何色にします?」
「赤で!赤でお願いします。」
アキコが好きそうな小振りの空色の腕時計を買う
きっと喜んでくれるはずだ
「心臓」2009年4月2日

【 桜と心臓 】
目を覚ますと陽光が顔を刺す
耳を澄ますと低く唸る風の音
明け方まで心臓が痛くて眠れなかった
目覚めてもなおズキズキと心臓が痛む
「だから自分は仕事を休む事にした」
自転車に乗って近所の公園へ行こう
陽の光を浴び 風を浴びれば
痛みも引くだろうと思っていた
ところどころで桜が満開
地面はつややかな緑の草が茂っている
受話器の向こうでは娘が泣いている
「パパの家に行きたい」
「パパと遊びたい」
そう何度も何度も繰り返し泣きながら喋っている
こっちのほうがよっぽど痛い。胸が痛い。
「2人目」2009年4月1日

【 ヘドヘドラ 】
「2人目を妊娠した。」という連絡を受け絶妙な顔をする俺
「俺の子か?」と問うと「あたりまえじゃない」と返されて
妙に安堵する俺の顔、熱海の子
「ともかく休みとっていっぺんそっち行くわ」となり
話し合いをしに静岡へ行くってことになりました
つっても何を話すんだ?再婚する?とか現状維持?とかか?
いやいや一択だろ、再婚すべきだな、腹を括ろう。
くははは、同じ相手と二度目の出来結婚。
という内容の書き出しから始めるエイプリール日記
エイプリールにしてはなんか内容的に重いし、誰も得しないし
「タクロウさんならそういうことがあっても、別に不思議じゃない」と
思われるのも癪なのでここらでよす
ほんとはさ、静岡行ってひとまず回転寿司を食べに行ったら
アキコ、エビばかり食べて、なんか変なぶつぶつが首筋にでて、てんやわんやなる
そんな嘘エピソードもいらない、週の真ん中水曜日、休日出勤の振替休日
日々仕事で鬱鬱としているので、気分展開に買い物へ
小雨が降るなかをぴよぴよ出かけて
行きつけのおもちゃ屋でヘドラのフィギュアとTシャーツを購入
中野ブロードウェイを入念に素見した後、本屋で立ち読み
そいで、流れるように漫喫で5時間満喫
「宇宙兄弟」と「ちはやふる」を読。
噂には聞いていましたが、言うだけある、とても面白い
ひさびさに「漫画を読んだ!」って気持ちになる作品
いまさらですけど「宇宙兄弟」と「ちはやふる」おすすめです
店を出るとドロドロバリンと高鳴る春雷
冬のような寒さと、冷たい雨が降る
濡れないように、急に切なくならないように、雨のあたらない場所、明るい場所
パル商店街の坂道をゆるゆるくだって家路に向かう
久方の休日。ダメ丸出しの非生産的な高円寺休日。
「畳のささくれ」2009年3月30日

【 腐った薔薇 】
マヨネーズ、ソース、醤油、ドレッシング、バナナ、ライター、2円、空の七味、
腐った薔薇、ワックス、ポケットティッシュ、小さな三脚、漫画の帯、
タバスコ、試供品のガム、シール、携帯灰皿、リモートコントローラーなんかが
無造作に配置された卓袱台の斜向いで、俺は、
「いやに頭の随が痛むなぁ」と体の不調を訴えてはひとり
痛みに集中して頭の随を模索している。
タバコの空き殻、開封されたタバコ、未開封のタバコ、キャッシュカード、
クリーム、使わなくなったipod、リップクリーム、11円、風邪薬の小瓶、なんかが
無造作に配置されているパソコン台の前で、俺は、
「いやに胃袋が軋むなぁ」と体の不調を訴てはひとり
痛みに集中して胃袋の軋みを確認している。
ほこり、毛髪、灰、裂けたトランクス、エタノール、エロ本、てぬぐい、トイレットペーパー、
ビニール袋、タオル、サランラップ、未開封の公的書類、ストロー、漫画の帯、おしりナップ、
コップ、ライター、リモートコントローラー、てぶくろ、ゲームカセットのカバー、ノート、
漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、漫画、なんかが
無造作に配置された畳の上で、俺は、
「頭が痛いんは今月ろくすっぽ休んでいないからだ。」と気づく
「休みだからといって阿呆ほど酒を飲んでいるから胃袋が軋むのね。」とも気づく
何もかも忙しいからいけないのだ
部屋のすさみ、畳のささくれ、心のあらわれ
人間らしい営みが薄れている
頭痛、セックス、ロックンロール
セックスなんて当分していない、ロックンロールも聴いていない
偏食、牛丼、カップ麺
胃袋は狂って常にはらぺこ、牛丼かカップ麺しか食べていない
いまは家庭的な味が愛おしい
「毎回、全力で酒を飲む」2009年3月27日-28日

【 花セレブ 】
うあ! カメラを無くしたような気がしなくもない!
というか、カメラを携えて場を後にした記憶がない!
ことに
ふと気づいて飛び起きたら自分はパンツ一丁の姿であった
パン1、道理で寒いわけだ、なんて納得している場合じゃない
カメラカメラって、薄くらい部屋を引っ掻き回す…薄暗い…?
ああ夜か、まぁ夜だよな、ってか何時だ?今は何時なんだ?
って今が何時なのかよりもまずはカメラ、商売道具、無くしたら事だつって
跳ね起きて薄くらい部屋を見回す、ない! カメラがない!
カメラがない現実に直面して一気に冷たい血液が体中を駆け巡る、と同時に、急に跳ね起きたせいで目眩がする、頭が痛い、くるくるまわる
体が異常だ、今は何時だ、俺は何処だ? 頭の整理がつかない思考の中でも優先順位第1位はカメラ
まずはカメラだ!つって、脱ぎ捨てられた衣服をひっくり返したら、はぁ、よかった、カメラはズボンの下に隠れてあった
ああよかった、まじで良かった。ナイス俺、俺ナイス、ちゃんと携えて帰っていた
ふぅ 一安心、これで心置きなく眠れるぞ…ってあれぇ?
カメラの脇にこれまた脱ぎ捨てられたくたくたの鞄が視界に飛び込んだ
くたくたの鞄、いつもの鞄、いつもの鞄に装着しているはずのipodが、今度はipodがなくなっているじゃないか!?
まーじーでーかー、この前買ったばかりのipodがねぇえ! 保護ケースはあるのに肝心の中身がねぇえ!
今度こそなくした、完璧にこれなくしているパターンだこれ、まず探せ!どこだ!言って
またぞろ脱ぎ捨てられたパーカーズボンTシャーツコートをひっくり返す、しかし、ない
やっぱない、やっぱなくした、俺がいけない、また阿呆みたくばかばか酒を飲んで酩酊した自分がいけない
ああ、最近買ったばかりのipodをもう無くしてしまった… これは痛い、ノーミュージックノーライフ、あわわ、あわわ
でも、カメラがあったからいいか、ipodも高いけど、カメラのがもっと高い
もっと高いカメラがあったことを、この際喜びに消化しよう、心を曲げて折り合いつけよう!
なんてな発想は清貧を地でいく自分には毛頭ない
カメラがあったことは嬉しい、しかしそれはそれこれはこれ、何も何も失いたくないのが人の道
全部手元にほしいんです、よし、もっぺん捜索だ!つって入念にさがす、探した結果、ないものはない
もうダメだ、残念だけどipodは諦めよう、明日に備えて眠ろう、と、全てを諦めてなんとなくパソコンの前の座椅子に座って笑った
正確にはパソコンとUSBで接続されたipodをみつけて笑った
正直言ってさ今日もほれご覧の通りパン1、つまり、そう、限界まで酒を飲んできて
後半の記憶がほとんどないのね
記憶を辿ってぎりぎり最新の記憶はコハルちゃんと缶コーヒーを飲んだあたり、それ以降の記憶がばっつり途絶えている
あとはヘノブ社長がぐったりと酩酊している姿を、かなり画素数の荒い映像として心のフィルムに残っているくらい
それ以前はけっこう憶えている、大村益次郎とか、パーカッションの松尾さんとか
とても楽しくて、妙に居心地がよくて、また全力で飲み過ぎた
先日のキャバクラ事変同様、今回も後半記憶ぱっつり損失事変
ああ、また持っていかれた、金の鎖がついた左目だけのメガネをかけた紳士なメモリー泥棒に俺の記憶持ってかれた
毎回俺はひとりでどうやって帰っているのか不思議なくらいです
どうやって帰ってきたのか、どんな顔して家のドアを開けたのかも憶えていないのにだよ
パン1でもipodはきっちり充電しておく、そんな自分の妙な律儀さを思うと笑えた
結局なにひとつ失っていなかった、本当によかった、これで安心して眠れます
そして思い返すとほんとうに楽しかった、新職場お花見大会〜へのぶれ2009〜
ひさびさに高円寺以外の居場所をみつけた気がします
パン1のまま、再びお布団の中に潜り込む、未明。
7時起床、信じられないほど頭が痛い、なぜなら昨晩飲み過ぎたから
さして飲んだ覚えはないのにな、おかしいな、酒に弱くなったのかな?と改めて考えてみる
昨日は10時集合、11時飲みスタート、で、記憶が曖昧だが19時までコンスタントに飲んでいた
間、皆と靖国神社でおみくじ引いたり参拝したりした時間を差し引いて7時間
7時間ぶっ通しで酒を飲んでいたのならこの二日酔いは不可思議じゃない、むしろ必然だ
じゃぁしようがないな、ひとまず風呂を沸かそう、風呂沸かし中にコンビニへ行こう
コンビニでウコンの力と麦茶と缶コーヒーとうどんを買う
ウコンを一息に飲み干して麦茶1リットルを一息に飲み干して缶コーヒーを一息に飲み干す
水分補給完了、はやく去ね二日酔い、風呂に浸かってアルコールを飛ばす
うどんを食べて底を満たす、午前9時過ぎ出立
新宿で1コマ2時間の授業を受けて、その足で出社、深夜22時過ぎまで労働
花見→二日酔い→にもかかわらず→受講→仕事
今の自分は半端なく輝いていると思う、誰か強く抱きしめてください
23時過ぎ高円寺到着、へろへろだ、明日も休日出勤、へろへろだ、血が薄い
そこへ入電
「今さ皆と飲んでるんだけどタクロウも来なよ!」と高円寺から入電ありーの
「もちろん行く」俺言いーの、高円寺の連中と東高円寺で甘いワインをばかばか飲む

うん。やっぱ居心地がよい。
なんか生命線がどんどん薄くなっていく感じがするけど、気にしない。
「人生は上々だ」2009年3月26日

着る服が傷んできたのでTシャツを作る
誕生日には俺、自分に青緑色の腕時計を買おうと決意する
単純な楽しい事がうらうら増えている
人生は上々だと呟いても前ほど白々しくない
花咲きかけて妙に浮かれている、春だからか、春だからだ。
桜が咲いてきたので明日は新しい職場の人達とお花見に行く
お花見でへのぶれてくる
お酒はほどほどに、吐血するほど飲まないように心がけたい
「差出人はキャバ嬢」2009年3月24日
深夜11時、風が冷たいねぇまったく
人通りのまばらな高円寺、酒飲んで騒ぐ学生、辻辻に黒服が立つ
平日なのに酒飲めるとかまったくいい身分だな
俺もあんなんだったな、ふぅ、腹へった
仕事帰り酒よか飯だ、スーパーで弁当でも買って帰ろうかしらん
でもな、この時間に食うと太るよな、やめるか、でも腹へった
さっきから漫画みたいに胃袋がぐぅぐぅ唸っている、いっそ太るか
ならばスーパーに行こう、つって大通りを右に曲がると
黒服のおっさんと如何わしい兄ちゃんを引き連れたおばさんが目にはいる
もしや?と思い近づいてみると、ははは、やっぱそうだ
「おばちゃーん」
「あれ?タクロウ!!」
「ひさしぶりだね」
「いいとこで会った。タクロウ!あんたキャバクラ行くよ」
「オッケー」
「タクロウくん。おひさしぶりっす。」
「おお、チャンもいたんか?」
「御愁傷様です」
「何が?」
「なかなか帰れないっすよ」
「大丈夫、大丈夫、馴れてるから」
何くっちゃべってんだよ!早く行くよ!とおばちゃんにせかされ
小走りで小さなエレベーターに乗り込んだ
はは、キャバクラ、久しぶりだな
入店するやいなや、下地ができているおばちゃんとチャンは
いきなりフルスロットルのどんちゃん騒ぎ
踊る、唄う、時々セクハラ
早く追いつかなきゃならんと俺はがんがん酒を煽り
酒瓶がつぎつぎ空になる、タバコを吸う、火をつけられる
酒を飲む、酒をつがれる、キャバ嬢は良い匂いがする
おばちゃんと店の人がもめている
チャンが急に怒りだす
ったくしようがない人達だに、なだめてすかして酒を飲む
ソファに深く腰かけるとキャバ嬢の良い匂いがかげることを発見する
あとはしとどになるまで酒を飲んだ
前後不覚、手洗いの洗面台にニヤけている俺の顔。
何時だかわからねぇが、キャバクラを出て、また違うキャバクラに行った覚えだけはある
そこでもしこたま飲んで騒いで、見送って
家で目覚めた、ちゃんと家に帰っていた
ああ 記憶が曖昧だ
すこぶる頭が痛い
なぜかフィギュアが全部倒れている
何時に帰ってきたんだかも憶えちゃいねぇ
また記憶をふっとばしてしまった
ふと携帯電話をみる、メールを1件受信
差出人は昨日のキャバ嬢
知らぬ間に名前が登録されてあって笑えた
「今日 俺 焼き肉なんで!」2009年3月21日

【 肉彦 】
牛肉に対しての憧れがつのりすぎていて、自分でも信じられないほど肉を食う
同席の人が肉を焼き、同席の肉が焼ける時、同席の俺が肉を食う
どんどん焼ける肉、どんどん俺の小皿に乗せられる肉
ハラミ、カルビ、ホルモン、牛肉、オート肉焼き、椀子肉
サンチェを手づかみ、ユッケを頬張り、肉を掻き込む、むははは旨ぇ
だのに空腹、食べれば食べるほど胃袋に漂う虚無感を払拭すべく肉肉肉
肉を詰め込むけどなんかおかしい、なんか違う、満たされない、まだいける、まだ食える
つって肉をもりもり食べる、ふはははは、やっぱ旨ぇ、洒落にならんほど旨ぇ
あー やっぱ俺 焼き肉大好きだー
高円寺女子から「ハルの誕生日は皆で焼き肉行くよ!」ってメールが3日前に届いて
3日間、この日を指折り待ち望んでいた期待を裏切らなかった肉焼き
金土日の三連休、うち、金土出社したストレスも肉で解消
「緊急対応が入ってしまいまして、休日出勤中申し訳ありませんが、出来る限りみなさん残業してください」
なんて肉焼き当日に言われてもムリムリムリ
「今日 俺 焼き肉なんで! 3日前から楽しみにしてたんで!」つって
人の懇願振り切って、定時にあがった甲斐があったってもんよ
ああ旨いな、ああ旨かったな、また行こうぜ焼き肉、つか明日でもいいよ俺は。
そうやって肉満喫、食後に杏仁豆腐とアイスをもりもり食べる
米類を食べていなかったせいで、それでもまだ、胃袋が落ち着かなかった。
三々五々解散した体を装い、カオル家に集合して、サプライズクラッカー&ケーキ
甘いモノは別腹なのでユイが作ったシフォンケーキを
「これまた んまいですなー」唸ってもりもり食べる
継続して酒を飲む、菓子を食う、菓子食いながら酒を飲みつつ狩りに出向く
狩り場でまたこんがり焼かれた肉を食う
力一杯飲んで笑って肉を食った
カロリーなんて気にしない、その所為で俺のバラ肉が最近大変な事になってきている

【 春誕 】

【 うかれすぎ 】
解散後、なんやかんやでハル家に行き
ミチと3人で新劇場版ヱヴァンゲリヲン序のDVDを観る
気持ちとしては6月公開の「破」の為に勉強し直すぞ!と情熱に燃えていましたが
連日の出勤+残業で疲弊した体に、くだんの肉責め酒責めが効いてきて
映画も序盤、サキエルを殲滅したあたりで記憶が途絶え、屈辱の寝落ち。
次に意識を取り戻した時
うつろげな視界の中に知らない天井が広がっていた。
「大好きだ!ニンテンドー」2009年3月19日

【 紙モノ -教科書- 】
「無駄。とまでは思わんが まぁ不要だわな」
「でもさぁ せっかくだから持ってってよ」
「いや… やっぱいらん かさばるし」
「そんなことないって ほら このポッチ このポッチを押すと…」
「うわっ 縮んだ」
「ね?」
「コレ、こんなんなるん? 俺 始めてみたわ」
「縮むから邪魔にならないって」
「んー」
「これをさ 大脳に入れるだけでいいんだよ 知識は邪魔にならないって」
「まぁー うん そうだな やっぱり貰ってくわ」つって貰ったHTML知識
今の職場に務めて4年
日常の業務をこなしているうち、なんや知らぬ間にHTML知識が自然と溜まっていたみたいで
いざWEBデザイナー育成修行へ赴いて受講してみたところ
このタグ知ってる、この属性も、この要素もばっきり知ってる
なんだこれ? これしきのことか? ぬはははは
小悪党みたいな笑い声をあげ、早速有頂天。
工場長!俺、けっこうイケる口かもしれませんぜ!と心の中で叫び
この勝負貰ったぁ!簡単すぎてヘドがでちゃうゼ!と息巻く。
だが、好事魔多し
こう調子に乗っているといずれ痛い目にあうのが世の常
ここは気を引き締めて取りかからないとイカン
ちゃんと勉強せなお金を出してくれたヘノブファクトリーにも申し訳がたたぬので
結構真剣に取り組んだ、で、わかったこと
いくらHTML知識があっても所詮我流
WEBデザイン業務視点で見ると必須タグの優先度がかわっている事に気づく
例えば<P>タグとかね、けっこう大事なんだね、こいつ
仕事で拵えるコンテンツには使わないからな、この辺が今までの常識と異なるとこだな、意識しよう。
あとSEO対策に有効なタグね(SEOとは検索ヒットに関わる大事なやつ)これ大事
これをリストアップして、次の業務に生かしていこうと思う。
そんな感じで、WEBデザイン業務関わると意識して考えると
他にもたくさん学ぶべき事が多くて面白かった
久々に授業を受けて新鮮だった、あと、けっこう可愛い子が多かったのも棚ぼただ!
ともあれ前半の4章はすらすらいけそうだ
問題はCSSとJavaScript
これをがっちり学んでモノにしなければ、今のWEB業界を渡ってはいけない
多少心得はあるものの、言っても独学
ウエイトを高めに設定して、これを機にCSSとJavaScriptをモノにしよう
そいでいずれ、簡単すぎてヘドを吐こう
修行初日、大まかな目標と道筋を打ち立てた。
↓おまけ↓

【 紙モノ -請求書- 】
噂には聞いていたけど本当だった
ニンテンドーDSを修理にだすと、新品同様になって返ってくる
しかも保障期間が過ぎていようとも全額任天堂もち。
そう!つまり無料!タダなのである!
いわずもなが、かくゆう俺のDSもピッカピカの新品状態になって返ってきた
LRボタンなんか、手垢で黄ばんでいたのにピッカピカ
目地の汚れもピッカピカにクリーニングされているし
もちろん故障箇所もばっちり直っている。
「直してくれ」と頼んだのに、クリーニングまでしてくれるだけで有り難いのに
こともあろうか代金を取らないんだぜ、無料だぜ、感無量だ、すげーな任天堂!
何もお金がかからなかったから良いと言っている訳でなく
遊びに対する任天堂の精神が気持ちよい
封筒にマリオが印刷されている芸の細やかさとか
「損して得とれ」を地でいくとことか尊敬に値します
大好きだ!ニンテンドー
京都方面から「もっとDSで遊んでおくれやすぅ」という声が聞こえる
俺はその声に応えます
修理代にとっておいた3500円で新作を購入する。
モンスターを狩り続けて少しささくれた心を課長に癒してもらいます

「簡単すぎてヘドがでちゃうぜ!!」
「5つのおつかい」2009年3月17日

【 ヒダリィ 】
左手の甲に油性マジックで
「12」
「D」
「自」
「シ」
「〒」
と書いて午前11時15分、家をでる、5つのおつかい
リミットは55分
午前12時20分の電車に間に合わなければおそらく遅刻
出社までに5つのおつかいは済むだろうか、一路阿佐ヶ谷へ
まずコンビニで12万円を下ろす
コンビ二に隣接する郵便局で、不在表を渡して荷物受け取りの手続きをする
係の人が奥へ引っ込んで荷物を探している間、今日の行動の流れを反芻していると
80歳くらいのしわしわ婆さんがよたよたと俺に近づいてきて
「ひとつお尋ねしたいんだけどねぇ インターネットとはなんのことだね?」と問われて絶句した
まさか婆さんの口からインターネットなんてハイカラな言葉がでてくるとは思ってもみなかったし
それよりも、なによりも、おそらくクリックもダブルクリックも知らないであろう老人に
インターネットとはつまりナニナニである。と一言で理解できる明確な答えが浮かばない
ひとまず「パソコンを使った通信です」と答えてみたところ
「ほへー」と言って浮かない顔をしていたので、これじゃないな、もっとわかりやすく、想像しやすく、と噛み砕いた結果
「テレビに電話線がつながったやつですよ」と言うと「なるほどね。ありがとうね。」と感謝されて婆さんは去っていった
ほんとうにこれで良かったのか、でもこれ以上説明のしようがない
まぁ婆さんも納得してくれたしいいかな、いいよな、判子を押して荷物を受け取る
「〒」完
嫌いと言えば角が立つので苦手ということでひとつご理解いただいて
クソ嫌いな、違った、苦手な不動産管理会社に行って契約更新を行う
苦手すぎて顔もみたくないし、話もしたくないので、
契約更新の書類もさささーと書いて、ぱぱっと金払って、さらっとこの場を後にしたい
颯爽と父に頼んで書いてもらった保証人証をささっと渡し
出された書類に音速で己の名を書く、あたぁ12万円支払っておしまいよ、さらば!サハラ!サハラの砂漠でからからになれぇ!思って
財布から現金をとりだしてくんくんしていると、なんか妙な感じになってきた
ってのも、保証人証を受け取ったクソ事務員が胡乱な目で俺を見やるので
「どうしたんすか?なんか間違いでもありましたか?」と問うと
「いや、こういうことが書いてあるんですけど…」と差し出した保証人証に、鉛筆で、父の字で
「わざわざ保証人立てるほどのマンションか?」と一筆。
まじいらない一筆が添えてあって
普段の自分ならうひゃひゃひゃひゃ。おとんどんだけ皮肉屋なんだよ。と笑うとこですが
嫌いなヤツの前で笑うのも業腹なので「すんません」と言おうとしたけど無理でした
謝るくらいなら笑ってる方がいい
「ほんとだ、こんなの全然気づかなかったよ、うはは」
って笑う俺とは対照的に、事務員は貧乏臭い手つきでこの一文を消しゴムで消していた
心の中で俺、いや、やっぱおもろいじゃん、嫌味を鉛筆で書いてんだぜ、ちゃんと消せる配慮をしているんだぜ
こういう感じ、なかなかいいと思うんだけどなー、俺は。
まぁ強いていうなら、この文章を管理会社に見られたのはマズったな
きっと俺に宛てての私信のはず、受け取りそびれた。
ともあれ、こんなとこに長居は無用、ちゃっちゃと済ませてちゃっちゃと退
「12」完
午前11時47分、いい調子。
オレンジの自転車サニー号に乗って阿佐ヶ谷から高円寺庚申通りのレンタルビデオ屋へ
DVDを返却、「D」完
流れるように自転車駐輪場へ行き
「ラジオの落とし物があるって今朝電話を頂いた者ですが、そのラジオは俺のではありません。」と告げる
「自」完
午前12時07分、だんだん差し迫ってきた
残すはひとつ「シ」シャンプーを買う
帰宅が遅いから今のうちにシャンプーを買えなければ今晩はシャンプー抜き
ほんとは洗濯用洗剤も買いたかったけど、シャンプーと一緒じゃかさばるし
職場に洗濯用洗剤を買っていくのは気が引けるので、シャンプーだけにしておこうと心に決める。
適当なドラッグストアに寄り、シャンプーコーナーにて
始めて見る真っ黒な炭入りシャンプーの不思議さに60秒間心を奪われたあと
あわてて198円の詰め替えシャンプーを購入して駅へ向かった。
「シ」完
午前12時15分 高円寺駅着
「12」契約を更新する
「D」DVDを返却する
「自」落としていない
「シ」シャンプー買う
「〒」荷物を受け取る
5つのおつかいを終えて、ようやく出勤です。
「うつつぬかし」2009年3月15日

【 もじゃもじゃ 】
ゆるやかにすこやかに別の仕事へシフトチェンジ
WEB学を受講して、仕事を引き継いで、コーヒーやなく紅茶でも啜り
うは、桜のつぼみが膨らんでおるよ。ほがらかやねぇ。ホケキョ。なんて吐きながら。
縁側独居老人のごとく春を満喫し、すあまでもつまみ、だるだると新しい生活に切り替えよう
5月になったら爆裂しようって力をね、気力をね、意欲を溜めてって
そう企てていたのに、現実は炎上、どうやらそうもいかず
仕事が炎上して飛び火してシュレッダーの紙は燃え、てんやわんやの大騒ぎ
なかなかやり手の俺は火消し部隊にかり出され、最前線で水を撒く日々
そういうわけで
今月はみっちりむっちり休日出勤エーンド夜対応となりにけり
休日出勤、夜対応、深夜まで拘束、昼夜反転
これじゃぁ恋人に会う時間もありませんし
靴ひもがほどけた回数もカウントするのもままならねぇし
そもそも恋人なんかいやしねぇ
まぁ、でも、唯一の救いは、午後出社
ほがらか陽気のなかを出社するってのはいい
気持ちいい、全てに対して優しくなれる
ほら、あれをご覧、桜のつぼみが膨らんでいるね。
「愉快だね。楽しいね。」って傍らを歩く恋人に言う。
それはうつつぬかし
実際はピュルリ。午後出社だからって余裕をもって出社したら
案外遅刻ギリギリでピュルリ。ピュルリピュルリ風を切っていく。