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「取れたて」創刊10周年記念

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数学と私

平成7年卒 かずき


 高校を卒業して早7年、すなわち文系だった僕が数学とおさらばしてもう7年、、、と思いきや、以外に自分の仕事は数学と縁があるようで、「日々是4STEP」のスローガンのもと毎日演習に取り組んでいた高校時代(←ウソです。M本先生はご存じだと思いますが・・・。)がムダではなかったな、としみじみしています。

 僕は大学時代は法学部に所属していたため、数学はどこへやら、という4年間を送りました。なんせ、学部試験は縦書き(今は横書きだそうですが。)で、数字はもちろん(?)漢数字。極端な話をすれば、僕の母校の住所は盛岡市上田参丁目弐番壱号、また数式の¥1000÷(¥500−¥300)=5は、「500カラ300ヲ控除シタル金額デ以テ1000ヲ除シタル数字ハ5デアル」となってしまいます。これならどんなに数学がキライな人でも、数式で説明された方がマシだと思うに違いありません。

 僕は今は東京で弁護士をしていますが、就職してからは大学時代とはうってかわって、数学、というか数字に触れる機会が一気に増えました。

 僕が現在勤めている事務所に就職した日が、奇しくも、ある民事再生事件の申立日であり、その日からワードでも一太郎でもなく、エクセルを用いての書面作成が始まりました。

 一般的な弁護士の業務は、相談や裁判を除けば調査・記録検討の上で、B4縦書きの文章を起案するものだ、と僕は思っていましたし、実際にも研修中に見てきた弁護士の方々は文章書きが仕事の大きな割合を占めていました。

 ところが、民事再生手続というのは、営業不振に陥った会社経営を、法律面から立ち直らせる手伝いをする、という性質の案件であり、嫌でも会社経営に関する数字を検討し、または作成する必要に迫られました。

 そして、ある日、会社が所有する備品のn年後の減価償却費というものを計算することになったのですが、この計算方法は、
 減価償却費=(取得原価−これまでの減価償却費の累計額)×償却率(定数)
という求め方をするため、n年後の減価償却費を一発で算出するためには数列を用いる必要があることが、何となく分かったのです。

 そこで、高校1年生の頃の冬期講習テキスト(M本先生編)を紐解いて、ボケた頭を使って四苦八苦しながら、数列式を導きました。もはや解の公式すら頭に残っていない程数学から離れていたため、数列は老化防止に最適のパズルとなっていました。。。

 また、丁度その頃、上京してきた高校時代の友人から、M本先生のホームページを紹介され、ネズミネコワンダーランドを懐かしんで見ていました。

 こうして僕は久々に数学の世界に足を踏み入れて自己満足に浸っていたのですが、後日事務所の先輩から、「エクセルには減価償却費を求める関数が入ってるよ。知ってると思ってたから言わなかったんだけど。」と聞かされ、結構ショックを受けたのでした。残業するんじゃなかった・・・。

 減価償却費を求めて以来、複利計算とか収益還元法による計算とかいうやたらとΣが出てくる仕事が増えたりして電卓を常時持ち歩く様になってしまいましたが、高校時代にM本先生に数学でしごかれた(担任じゃなかったのに・・・)お陰か、数字・数式に対する恐怖感がないことは仕事においても大きなプラスになっている、と勝手に思っています。

 「数学と私」というより、「算数と私」という内容になってしまいましたが、僕と数学との関わりについての話(抄)は以上です。高尚なお話は他学部出身の面々からお聞きください。では。

以上


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