9 授業後の座談会 その1

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授業後の座談会

日 時 1997年9月20日(土)午後2時〜
場 所 花巻北高等学校会議室
出席者 宮本 次郎(岩手県立花巻北高校)(授業者)    伊藤 潤一(岩手県立一関第二高校)(司会)
     七海 邦英(福島県立須賀川高校)          小宮山晴夫(岩手大学教育学部)
     新井  健(私立向中野学園)             高屋敷一博(岩手県立黒沢尻工業高校)
     川村 昌広(岩手県立福岡工業高校)         下町 寿男(岩手県立盛岡第三高校)
     鎌田  謙(岩手県立一関工業高校)         佐々木修一(私立岩手高校)
     千葉 真英(岩手県立水沢高校)           高松 博明(岩手県立花巻北高校)
     小田島一晃く岩手県立花巻北高校)          高橋るり子(岩手大学教育学部学生)
     敦賀 奈穂(岩手大学教育学部学生)         山本 克哉(岩手大学教育学部学生)
     伊藤 紀幸(岩手大学教育学部学生)


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1 自己紹介

伊藤潤:  え−,それでは自己紹介をお願いしたいと思います。なぜ自分は今ここにいるのか(笑)とか,今日の授業を見ての感想を話してもらえればと思います。

七海:福島県須賀川高校の七海です。数教協に関わって20数年になります。今回ここにいるのは,実は義理がありまして。今回の授業研究,最初は福島でやらないかということだったのですか,諸般の事情によりできなくなり,岩手でやってもらうことになりました。ベクトルの導入では私もいろいろなやり方を試みましたが,今日見せていただいた授業は,私がやっていない形なので興味を持ちました。

新井:向中野学園の新井です。今日は,まず生徒が時間前にちゃんと集まってみんな教科書も開いて (笑),そういう状態から授業が始まるということに感心しました。

高橋:岩手大学の高橋です。将来教員を目指しているので参加いたしました。自分が高校の時の授業と違って,生徒に考えさせるような展開なので感心しました。

敦賀:岩手大学の敦賀です。小宮山先生から今日の案内があり,ついてきてしまいました。私の高校時代をふり返ってみると,ベクトルの導入ではいきなり加法とか実数倍とかやって,あとは演習をしていくという形だったので,今日のような授業を受けていればベクトルに対する見方も変わったのではないかと思いました。

山本:岩手大学の山本です。小宮山先生の数学科教育の一環として今日は参加しました。今,私は小宮山先生の授業のなかで,正負の数の導入とかやっているので,今日の授業のように新しい枕念の導入についてどのように取り組んだらいいか,とても参考になりました。

伊藤紀:岩手大学の伊藤です。出身校はここ花巻北高校で,私の頃と雰囲気は変わらないと思いました。今回の授業は,導入をとても大切にしたという感じを持ちました。


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高屋敷:黒沢尻工業高校の高屋敷です。杜陵サークルには10年くらい前から参加させていただいております。今の学校に来て4年目になりますが,「暴走ゲーム」は3回ほどやりました。私は,加速度を意識した形で数ベクトルと合わせてやっています。私は,今回の授業のように,導入の投階で「暴走ゲーム」を行った経験がないので,そのあたり生徒のどうイメージされているのか知りたいと思います。また複素数がでてきたので,ベクトルとどっちを先にやればいいのかなどの詰も聞きたいと思っています。が,事情があって今日はちょっと早退しますので,数学教室で最後までの話を読みたいと思います。

小宮山:岩手大学の小宮山です。高校の授業を見せてもらったのは久しぶりというか,以前同じ企画のときの伊藤先生の授業を見たっきりで,小中の授業とはだいぶ雰囲気が違うなと思いました。大学では今年から新課程の1年生が入学してきたわけですが,ベクトルをやってこなかったり,複素数をやってこない学生がいるので,それを補うための講義を4・5回にわたって実施しています。この状況が何年か続くと思うので,今回のベクトルの導入に関しての話題は大学にとっても勉強になると思うので期待しています。

川村:福岡工業高校の川村です。今日は宮本先生の授業を見せていただいて,最初は大学の講義を聴いているみたいで(笑)基礎クラスというわりにはずいぶん難しいことをやっているなという感じを受けました。「移動」と「カ」とをかみ合うようにヾクトルを定義していくという,なんだかんだいいながら宮本先生の「好み」が反映されている(笑)授業じゃないかなと思いました。

下町:盛岡三高の下町です。今の学校ではベクトルが分からないという生徒が多く,話しを聞くと,問題の解き方が分からないというのではなく,「ベクトルって結局何なの」といったところに「分からない」の限っこがあるようです。そういう意味で今日の授業はベクトルの導入部分を簡単に流さず,丁寧に説明していくということで,大変意義深い授業だったと思います。

鎌田:一関工業高校の鎌田といいます。杜陵サークルには,伊藤先生に紹介され,以来13年目になりますが,なかなか参加する機会を見出せないでいました。さっき玄関で久しぶりで下町先生と会ったんですが「あれ? どこのおじさんかなあ」(爆笑)と…年月を感じております。私の学校は工業高校なので,ゲームとか映像的なものに興味があり,そのためか,図形に対する感覚がよくてベクトルにはわりとすんなりと入れます。今日の授業に入る前にゲームをやられたというので,生徒にそのイメージがあって,うまくいったのではないかと思いました。


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佐々木:岩手高校の佐々木です。杜陵サークルは30歳前からやっていまして,今はもう40歳になろうとしています。まだなっていませんが.下町先生はなりました。今日のベクトルの導入は面白いい展開をしていたと思いました。「変位」と「カ」でのベクトルの導入は難しいと思うんですが,丁寧に説明していたと思います。

千葉:水沢高校の千葉です。ベクトルは2年の数学Bでやるのですが,いかにも進学校らしく速く進めるので,3年になると,きれいさっばり忘れているという生徒もいるようです。花巻北市校は同じような進学校ですが,今日の導入を見てすごいなと思いました。私はプリントにある暴走ゲームを初めてやってみたんですが,すぐはみすんです(笑い)。やっぱりアクセル感覚ってあるんだなあと思いました。

高松:花巻北高校の高松です。今回の授業はベクトルとは何かということで.研究授業で暴走ゲームをするわけにもいかず苦労なさったと思います。私は,クラブなどで忙しくてなかなかこういう研究会に顔を出せないでおりますが,今日の宮本さんの「普段の授業でない授業」を見せていただいて,ああいう授業をこれから私たちも心がけたいなと忠います。

小田島:花巻北高校の小田島です。宮本先生は研究熱心で指導力もあり,私はけっこう隣り合わせの教室で授業をしていることが多いのですが,後ろから盗み見しております。今日の授業では,生徒達はたくさんの先生達に囲まれて,宮本先生の笑顔も多くて緊張していたと思います(笑)。ただ,今日の授業のアイデアは今日のために特別出したものではなく,普投からの指導によるもので,宮本先生らしい授業だと忠いました。

伊藤潤:一関二高の伊藤です。今回の研究授業の仕掛人の1人です。今日の授業は非常に面白かったですね。なんか講談を聞くというか(笑)・‥生徒達は聞き惚れて感心しながらという。それから,よく手を挙げるもんだなあと感心しました。しかも,みんな正解ですよね(笑)。

宮本:杜陵サークルには10年くらい前から関わってきましたが,今までこういうことを引き受けたことがなく,伊藤先生にもいろいろとお世話になっていることもあり,今回伊藤先生から「やれ」と言われて断れずに授業をすることになりました。準備期間があれば,台本作って打ち合わせして…ということもできたのでしょうが,実際には何の打ち合わせもなくやりました。

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