甲武荒川源流小紀行


2009/6/26

 昨日の今日でまた出かけるか・・・・・・というwww
 9時に近所のGSで給油し出発。いつものルートで名栗を越えて、秩父へ。通い慣れた道、国道140号線を西へ。大滝温泉の道の駅で小休止した後、秩父湖方面へ
 いつもはループ橋通って抜けちゃうのだが、今回は旧道を行くことに。落合交差点を左折。木立の中のワインディングを進むことしばし、

 少々開けたところで、赤信号に引っ掛かった。信号の横には「トンネル専用」とある。まっすぐ行くと二瀬ダムだが通行は出来ないような?車は強制的に右へ曲がらせる
 しかし、何ゆえ信号か?

 待ち時間と書かれた補助信号機(?)時間と共にLEDのサークルが減ってゆく。マウスを画像に併せるとロールオーバーするよ
 こうゆうのも面白いけど、これだと後何分で変るのか、初めてきた人間にはさっぱりわからんね。概ね、5分くらいだったけど

 どうしろと?どう注意しろと??だって信号付いてるくらいだから、一方通行なんでしょ??

 あたしの進むのは栃本方面だ。三峰ってのは三峰神社のある三峰山。ロープウェイが無くなっちゃったので、こちらが唯一のルートになったのかな?
 ってかさ・・・・・・「トンネル内分岐」って書いてねえか?

 どう見ても洞内分岐ですね・・・三三一拍??今度試してみよう。秩父締めってあなたwww
 とかやってると信号が青に。さぁ、レッツゴー!!
狭!?
 うっは!?せまいよ、これwwwwww
 そりゃ交互通行だわな。信号変る直前に出てきた秩父鉄道のバスはマイクロバスだったし、ここは大型車は通れないよ
 これが噂の「駒ヶ滝隧道」か!!というわけで、こちらのレポートを以前見ていたのである程度の知識はあったものの、やはり自分の目で見て、通り抜けてみると違うねぇ
 もっとゆっくりと通り抜けたかったのに、信号変る直前まで全く無かった後続車が来ちゃって・・・。洞内分岐とか写真撮ろうと思ったのになぁ・・・
 隧道内はところどころに交換所というか、待避所があって対向車が取り残されていてもなんとか擦れ違うことが出来るようだ。そして突如左への分岐が現れ、闇に消えていった。全長は300メートル強だが、中々に濃い隧道だ
 この後控える雁坂トンネルへは3つのルートが存在する。そのうちで、もっともマイナーなルートを選択した。一番低いところを走り、一番ダム湖に近いルートだ。それには思惑がある
 この先、荒川の源流は入川と滝川に分かれる。そのいずれの川沿いにも、かつて森林鉄道が存在した。そのうち、ハイキングコースとして整備された入川沿いの軌道は、いまでもレールがそのまま残っている。この林鉄の起点となるのが川俣の集落なのだが、実際はもっと下(現在の二瀬ダム付近)で別の「和名倉沢」にあった林鉄につながっていたようなのだ
 そうなると・・・ダム湖に殆ど沈んでしまっても少しくらいは残っているんじゃないか?とか思ってしまうわけで

 秩父湖のほとりに停めて現状把握。谷が狭くなって来ているので、水位も浅くなってきている。となると、路盤が上がってきていても不思議はない

 ほらね。それっぽい平場が見えるかな?

 ズームして撮ってみた。確証はない。だが、軌道には丁度良い幅。これが県道の下に延々と続いているのである
 まもなく、雁坂への新道に合流し、川俣の集落へと辿りつく。車を停めて、徒歩で入川沿いを少しだけ歩いてみる
 
 さっきまでは谷底に近いところにいたのに、新道合流と共に大分高所に上がってきている。林鉄はずっと下のほうを通っていただろう。しかし綺麗な渓谷だなぁ・・・。高すぎて、左の写真なんてどこにピント合ってんだがさっぱり解らないしw
 しばし2車線の綺麗な国道を進むと

 川俣の公民館前に至る。ふと、法面をみると・・・・・・・・あ!

 ほんと、何の気なしにレールが立てかけてあるというwww
 早くもレール発見で気分を良くし、国道から分岐して谷下へと降りてゆく細道を辿る

 付近の民家脇にもレールの束

 なんかね、最初は珍しかったんだけど、もうほんと至る所にレールが捨ててあるのよ。ガードレールもレールの廃材利用だし。電柱の支柱もレール・・・

 それでも、レールの連結部分が観察できるのは余り無かった。ボルトでプレートを留める事でレールを連結している。至って普通の構造だね

 八間橋の袂にある木造の小屋。実はモーターカーの車庫だったらしい。左の道路が軌道跡

 川又八間橋。手前左側に上の写真の小屋がある。写真奥に向かって滝川支線が延びていた。この橋は林鉄現役時代のもので、この上に軌道がのっかっていたのだ。件の入川林鉄は橋を渡らずに右手の奥へと進んでゆく

 ここから林道は未舗装になる。まっすぐ奥に進む道が入川林鉄跡。八間橋は写真左手。ここは八間橋を介してデルタ線になっていたそうだ

 途中までは一般車も入れるようだ。この先に観光釣り場があるので、そこに駐車すれば探索も楽かな?

 八間橋の上から入川の渓谷を撮る。紅葉の時期は綺麗なんだろうなぁ

 橋の袂のガードレールもレールの廃物利用

 入川林道を少し歩いてみる。八間橋を林道から

 小さな滝なんかもあって、普通にハイキングするのも楽しいんじゃないかな?この先にはほぼ完全な形でレールが敷設されたまま残っているのは先述の通り。だが、無理をせずに林道を少し進んで車へと戻る。
 熊避けも持ってきていないし、今日は軽装過ぎる。それに虫が凄い、やはり来るには冬だな・・・雪が降る前に・・・

 車へと戻り、一気に雁坂を越える。710円は安いのか高いのか・・・。ここから山梨県。Ωループを下って、広瀬湖へと

 ダム湖のほとりには林鉄の運材台車が保存されている。この奥、西沢、東沢へと軌道が延びており。現在はダム湖に沈んでしまったが、広瀬に中継土場があり、そこから三塩軌道につながり塩山まで木材や鉱石を下ろしていたのだ
 西沢渓谷にレール付きで軌道跡が残っているのは有名な話。では、広瀬ダムより下はどうなっているのか?というのが今回の目的。その前にこの台車だ

 反対から見るとこんな感じ。二つの台車が連結されて保存されている

 台車部分のアップ

 手前の棒が「ブレーキ」西沢軌道は動力が導入されなかったので、下りは台車に一人ずつ運材夫が乗り込んで、自重で山を下った。制動はこの「ハンドブレーキ」だけ。引き上げには馬力が使用されたそうだ

 広瀬ダムより広瀬湖を望む

 下流側。ダムを開放すると、ここから一気に水が流れ落ちる

 花咲き乱れる広瀬ダム堰堤

 広瀬ダムを少し下流から見る・・・・・・・見る・・・・・・・・・・・・・・・んー見えるかな?

 見えっかね??

 んーズームも限界・・・。正面の黒っぽいところが、三塩軌道のトンネル。当然、反対側の口はダム湖の底なので貫通はしていない
 軌道跡は概ね西側の岸を通っていた感じかな?少し下ってから国道から別れ、頃合を見計らって川を渡って対岸へ。入り込んだ小道が延々と続く軌道跡のようだ
 のんびりとゆっくりと遺構を探しながら下ってゆくが、車道化されてしまうと痕跡は殆どなくなってしまう。まぁ、林鉄跡でなくともこうした山里の細道を走るのは大好きなので、それはそれとして気分は良い
 幾つかの集落を抜け、少し山が深くなった頃

 沢を跨ぐ橋が出現した

 なんだかすごい名前の橋だ
 「いしまぐさざわばし」・・・どこで切れば良いのか。漢字の当て方も解らない「石馬草沢」かな。「石秣沢」かも?
 さて、橋がある所では下を見てみろという。林鉄探索の鉄則(?)に則って下を見てみる。車道化するにしても、林鉄規格ではそのまま橋を使えないので、橋梁だけは付け替えることが多いのだ。そうすると、林鉄時代の橋の遺構が残っていたりする
 なので、下を見てみる・・・・・・・・木が繁茂しすぎて下が見えない。辛うじて葉の隙間から下を覗き込むと・・・

 ・・・・・・・・・・・・・お!?おお!!見えますかwww

 なんだい、わんさか落ちてるじゃないのさ・・・うーむ下に降りられないかな・・・
 橋の両側を覗き込むが、崖が切り立っていて、本日の装備では無理。よしんば、無理矢理おりても上がってこれるかどうか・・・
 思案しつつ、橋を渡って向こう岸に行ってみると、右へ沢伝いに入る踏み跡を発見。喜び勇んで足を踏み出す。しめしめ、これで橋の下に回りこめそうだ・・・
 沢まで降りて、橋の下に向かって慎重に沢を下る

 すげー!!なんぞこれ・・・立ってるよ!曲がってるよ!!なんて萌え
 上流奥地に敷かれたまま残っているのは知っているし、さらに奥地に放置されているのもわかる。だけどね、人里近い沢にこんな風に放置されているとは思うまい?
 凄く嬉しい。ダメもとで覗いてみたらこんな発見。物凄く嬉しい。今日はこれだけで満足だ。良く見るとレールは二条ある。つまり、「線路」として形成されたままでこのように放置されているということだ

 橋とレールとの位置関係はこんな感じだ。改めて考えると、橋の上から見たレールの束はどう考えてもあのひん曲がっておっ立っているレールではない
 あまりの光景に手前のレールに夢中になりすぎて、最初に見えてたレール束を見落としていることに今気付いた。恐らく、写真中央奥に若干ある平場。あの縁辺りに最初見たレール束はあったのではないかと
 さらに位置関係を吟味してみるに・・・やはり、一番最初に見たのはこのひん曲がったレールの一部で、一旦下への道を探している間に見失い。もう一度見つけたのがレール束・・・・ということになる
 いずれにせよ、レール束は見逃している・・・ということか

 橋の下からずーっとこちらに平場が続いている。そのまま沢を渡って、ぐるっと・・・

 今しがた降りてきた細道に合流して林道に・・・・・・と思ったのだが。いささか急すぎるし・・・よくよく沢を見てみると

 現在の橋の下に石積みの橋台を発見した。軌道はこともなげに沢を跨いで通っていたのだった。だが、となると、場所によっては現道よりも低い位置を走っていたことにもなる。もう少し丹念に探していけば、まだまだ発見があるかもしれない
 その後、林鉄転用林道も行き止まりになり、国道へと戻らざるを得なくなる

 国道に戻り、再び軌道跡を探そうとするも、谷が広がりすぎて、資料のない本日はこれ以上は無理と判断。素直に塩山まで下ることに
 中央線をくぐり、お馴染みの国道411号と合流し、南下。県道を曲がったり曲がらなかったりして、一宮町へ
 一宮町の一宮町たる所以
 
 甲斐の国一ノ宮、浅間神社にやってきた
 延喜式神名帳では名神大社に列格しており、祭神は木花開耶姫命
 探したんだけど、御由緒書きが全く無かった・・・この社では木花開耶姫命を「富士の神様」としている。「不死の神」て充てると、なんだか実態に反していて面白いよなぁ・・・とか思う
 またの名を吾田鹿葦津姫命(あだかあしつひめのみこと)とか、桜大刀自命(さくらおおとじのみこと)とか・・・また聞きなれない名前が出てきたなぁ・・・・・・・
 頭に「神」の一文字をつけてみる神吾田鹿葦津姫命・・・ああ「カムアタツヒメ」なんだな。結局のところ
 では桜大刀自命とは?「桜」という単語に共通点を見出すことは出来る。ただ漢字を充てただけかもしれないが「大刀」という文字も気になる。桜と刀・・・・・・
 浅間信仰では木花開耶姫命とイコールで結ばれているようだ。そうなると、今後調査の対象がまた広がるのだが・・・。これはもう少し煮詰めてからだなぁ

 拝殿は入母屋唐破風向拝造銅板葺。奥にある本殿は入母屋向拝造銅板葺

 社務所の前、青々と茂る

 境内の隅には「子持石」。いわゆる「コンセイサマ」か?まぁ、すぐにピンと来た。木花開耶姫命は「子安神社」に祀られる「安産」の神様でもあるからだ

 梅雨の中休み。すでに初夏の兆し・・・人気のない境内・・・・・・・・でも巫女さんはいたw

 本殿右には護国社
 
 さらに右には「えと参り」
 
 ずらーっと干支の動物達が並ぶ。折角だから、全部見てみよう
  
  
  
  
 全部アップするとさすがに時間がwww

 ミニでもなんでもない八卦炉・・・・・・・炉でもないな。その・・・ここにある意味が解らない

 これも意味が解らない生命体・・・・・・生きてないって
 なんとなくイラっとこないかい?この表情はwww

 隣には「このはなほいくえん」そうだよな〜

 浅間神社を堪能して、勝沼ICから中央道でスーパーおりんりんタイム。談合坂でおりんりんして、ちょっと悲しい出来事があったけど国立府中まで小一時間で帰ってきましたとさ
 今回も実り多い一日♪

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