西国瀬戸内晦紀行


<序>

事の発端は秋口である
我が家の住居は賃貸の社宅なのだが、一方的に借りっ放しで終わりではなく、定期的にメンテナンスが行われる
数年前に洗面所や台所の設備が一新されたのだが、今冬はトイレ、風呂場が一新されるという
老朽化が目立ってきていたので、願ったり叶ったりなのだが、
その弊害として、施工期間3日間のうち、トイレを改修する1日目にトイレ使用不可。風呂場を改修する3日のうち前2日が風呂場使用不可となることであった
通常なら別段どうということもないのだが、妻は身重でトイレが使えないのは厳しい。冬場に風呂場が使えないのも問題・・・・・・ということで、妻は実家に逃がすことにして、せっかくなので2日間ばかり旅程を組んでみることにした、そんな紀行である
冬場は北に行きたいところだが、短い期間でいろいろこなすとなると気候に左右されて大変。九州もいいし、四国もいいな。高知辺り攻めるか・・・・・・等々
方々行きたいところ、やりたいことはあるのだが、緊急性を要するものと単独でないと厳しいものを組み合わせていったら、表題のような方面への旅に落ち着いたのである

<2017/12/17>

 いったん帰宅、身支度して再出発。結構タイトなので大事をとって電車で行くつもりだったが、駐車場予約が取れたのと、渋滞が皆無だったので車で出かけることに。車のほうが帰りはやはり楽だしね
 ガンガン暖機して10時過ぎに自宅発。中央道、首都高中央環状おりんりんして、1時間程度で羽田に到着

 予約は1タミ側P2に取っておいたのだが、出発は2タミ。空いていたので2タミ側P3に入れて、予約はキャンセルと事務手続き済ましてターミナルへ
 ちょっと時間があるので展望デッキに上がってみることに

 南北展望デッキをつなぐホールにはクリスマスツリー。そんな時期。もうすぐ今年も終わる

 JA743A、C−3PO ANA JETが目の前に。きちんと撮影したことないけど、今回も出発には立ち会えず、こんな角度の写真だけ

 プッシュバックコンプリート。クリアランスを得ていざタキシー開始。JA708A

 シャルルドゴールからのエールフランス272便。B777−200ER

 ベアドゥ撮ったらいい加減検査場に向かおう

 検査場通過して、人気の無いバス出発ラウンジに降りる

 今日は最終的に広島まで行くわけだが、まず最初に乗るのはこれだ
 大阪関空行、ANA991便。どんなルートで行くんだかwww
 関空便を選んだのには理由がある

 使用機材がこれ↑だからだ。A321なのである。2017年12月現在、ANAでオペレートされているA321は合計6機。
 JA111A〜114Aまでの従来エンジン機、いわゆるceoが4機。秋口から導入が始まった新エンジンのneo、JA131A、132Aの2機である
 今年、既に佐賀と、広島にA321で飛んでいるが、どちらもJA111Aであった。今回はこれ以外の機体、それもできればneoに乗りたい。2/6の確率であるが、本日1機はどこかに飛んでおり、1機が羽田に居るようなのだが、出発準備の状態からみると、今度の関空便はこの沖止めのA321−200ceoの可能性が高い

 JA112Aか。搭乗はバスラウンジだし。これだろうな・・・・・・neoは乗れないか。残念

 あれ?八丈島行になったぞ?
 間髪いれずにアナウンスが入る。「関西空港行991便は66番スポットに変更に・・・・・・」
 66!?逆サイドじゃないか!!
 羽田第2ターミナルのバス出発ラウンジは南北に1つずつ存在する。今回出発ゲートに指定されていたのは北側のそれだ。そして、改めて変更になった66番ゲートは南側・・・・・・延々スポット8個分位は歩かねばならない・・・・・・お弁当広げようとした矢先にこれだ

 ぽてぽて歩いてやっとこさ66番までやってきた

 もうゲート変更も無いだろうから、お弁当食べよう♪

 このスポットということは、あそこに留め置きされている112Aは使用しないということか

 114Aは隣のスポットに入って岡山行になったぞ・・・・・・

 変更になった上に出発遅くなったわ。やっぱり目の前にいるB777−200か
 昨年末から6回トライ中3回321はタイプチェンジになった。正直あまりツイてないな

 東京・羽田→大阪・関西:NH991 13:05(13:30)発 B777−200 JA703A 37K

 足取り重く搭乗

 もともと、190人乗りの機材から400人乗りの機材にタイプチェンジしているので、機内はガラガラ。とても余裕がある。3列席の窓側だが、となり2席はもちろん空席

 機内もクリスマス模様

 ネコ家具欲しいな。その前に、にゃんこ欲しいな・・・・・・その前ににゃんこと一緒に暮らせる家に引っ越さなければ・・・・・・

 海上、Dランウェイを北に向かって離陸

 すぐに右旋回。翼上に海ほたるが見える

 東京湾上を南に向かって高度を取ってゆく。真横に離陸してきたDランウェイが見える

 上映プログラムは北海道の旅番組
の ぼ り べ つ と 言えば!
ク マ ぼくじょー♪

 断雲の隙間から、少し遠くに海軍厚木飛行場

 真下は三浦半島逗子の上。逗子駅、新逗子駅がわかる。逗子海岸駅跡も・・・・・・解るかな?

 富士山周辺は雲がべったり。でも雲高が低くて、天辺は見えていた

 富士山遠望。この大きさだとどれが富士山か解らんな

 富士川河口付近

 南アルプスの山中

 静岡が終わり愛知。平野が広がり始める

 雲の隙間からセントレア

 そのまま視線を下に下ろすと、名鉄内海駅。赤い名鉄電車がチラッと見える。短い2両編成だな
 紀伊半島は殆ど雲、抜けるともう和歌山だった

 大阪伊丹便と異なり、概ね紀ノ川南側を西へ向かって進む。そのまま紀伊水道に抜けて四国方面へと

 紀伊水道に浮かぶ小島。正面は「友が島」のひとつ沖ノ島。右寄りが地島。「友が島」というワードが有名であるが、これは群島の総称であり、その名前の島があるわけではない。と、これを書いている今知ったw

 大きな雲がところどころに。高度はグングン下がってゆく

 いつの間にか回り込んで、淡路島上空。河口のある町が洲本市。市制を施行しているので当然なのだが、島の中にある町としてはとても大きい。かつては島内に電車が走っていただけある
 島の中央部、関西方面からの玄関だったこの洲本から、南西へ島内を横断して四国への玄関だった福良まで、1966年10月に廃止になるまで淡路交通の電車線が存在していた。珍しい、「島の電車」として有名だった

 淡路島を抜けて北上。翼下に終着地関西空港が見えてきた。この角度だと北にオーバーシュートしてから着陸であろう

 関空に着陸。もうずいぶん陽が傾いた

 エアホンコンのA300−600RF。A300もアジアでは貨物機くらいでしか見られなくなった

 関西空港に到着した703A

 時間無くて撮影したのこれだけ。深セン航空のA320。関空は中国系エアラインばかりだな

 そそくさと駅へと向かう。もう慣れた道だし、ここで見るものは特段無い。が、今回は当初計画よりも時間がずれているので、JRと南海のチョイスに少々逡巡する
 それもすぐに判断を下し、今回はJRで。大阪駅へ出る都合こちらのほうがいいかな?という程度の判断基準だが

 関空快速の225系にいったん席を取るが・・・・・・
 調べたら後続の特急に和泉府中で抜かれるようなので、下車して指定券買いなおして結局はるかに乗ることに

 こっちは223系

 はるか36号。クロ280−9


  関西空港→天王寺:サハ281−9 15:44発 1036M 特急はるか36号「京都」 3号車8D普通車指定席


 海上橋を渡る

 日根野電車区。103系流し撮り失敗www
 予備車として残存しているようだが、阪和線の103系は羽衣支線用の3連を除いて7月に運用離脱している。残された羽衣支線用も2018年3月の改正で223、225系4連に置き換えられるようだ。いよいよ、関西地区の103系も奈良電車区が最後の牙城となった

 天王寺到着

  天王寺→大阪:クモハ323−9 16:29発 1488レ 普通「天王寺(環状線)」

 大阪では何かをするような余裕がまったくなくなったけど。ひとつくらいは成果が欲しい。少し時間かかっても乗っておきたかった323系、初乗り
 最近のJR西のトレンド、225系や特急型の287系にまで採用されている0.5Mシステムで駆動する。1両2つのボギー台車のうち、片側にしか電動機が搭載されていないので、電動車であっても非常に静か

 大阪に到着。なんかわからんけど、ちびっこギャラリーがたくさんいた
 323系だけではないのかもしれないけど、前面、側面表示器に結構いろいろなものを表示できるようになっているらしく、環状線の323系については時期ものの、クリスマス表示がされている編成が1本だけあるとされている。見てみたかったが、今回は出会えず。張り込みするほどの余裕は皆無
 余談だが、先ほど、一度関空で乗り込んだ関空快速に乗っていたら、この323よりも先に大阪に到着していた。はるかに乗る意味は無かったなwでも安楽だったから良いや
 人ごみ掻き分けて阪急梅田に急ぐ

 宝塚行急行6104Fの6604に乗る
 ・・・・・・の、前に、

 隣のホームの5121を撮影しておく。スカートなし、屋根の塗り分けなし、プレーンな感じの阪急電車も少しずつ減っているような気がする
 というか、5100の8連組成は4本しかないんだな

 宝塚線と京都線
 3線同時発車。京都線特急、神戸線特急が少し先を行き、我が宝塚線急行はほぼ1編成分後ろをついてゆく

  梅田→蛍池:6604 17:00 急行「宝塚」
  蛍池→大阪空港:2112 17:16 「大阪空港」


 大阪空港に到着した2112。ホーム柵はあるが、大阪モノレールは比較的駅撮りがしやすい構造だと思う。腰を据えて撮るほど車両にバリエーションは無いけど

 薄暮の大阪伊丹空港
 夕方の混雑時間帯だし、最終目的地はまだまだ先なので、

 さっさと検査場通過して、出発ゲートまでやってきた。おう、また乗るぜよw

 JAL2309便で松山に飛ぶ。久々の四国だ!機種はボンバルディアCRJ200!!

 搭乗便が到着した。ボンバルディアCRJ200ER、JA208Jだ。2000年から9機が導入されたCRJも売却が進んで、この時点で207J〜209Jの3機を残すのみになった。このCRJも2018年1月いっぱいで退役の予定。JALグループからCRJが消える、それと共に、リアジェットも消えることになる
 何度か旅程に組み入れたこともあるのだが、今までこのCRJには縁が無く、フェアリンク(現・IBEX)が導入した100LRと200ERは退役済み。J−AIRが導入した200ERも風前の灯火ということで、退役前にぜひとも乗っておきたかった。改良型の700NGはこの先もIBEXでオペレートされるが、そのベースとなった200ERは国内ではこれが最後のチャンスだった。せっかく国内で乗れる機種なのだから、何とか乗っておきたかったのだ。リアジェットそのものが稀少であるしね。今回はこの「CRJに乗る」ということが旅の基幹になるので、こんな変則的なルートを拵えたわけである

 大阪・伊丹→松山:JL2309 18:00発 CRJ200ER JA208J 5K


 搭乗する。元々、ビジネスジェットをベースに製作された50席クラスのリージョナルジェットなので、非常に背が低い。低翼リアエンジン機なので地上高はとても低く、ボーディングブリッジを使用すると急傾斜でシップサイドまで赴くことになる。せっかくだから沖止めスポットで、全景を撮っておきたかったな

 右端の方の頭の位置を見てもらえると解ると思うが、窓が低い。元々ビジネスジェットなので、着座位置の低い座席が採用されていたからであろう。定期運送用のエコノミー座席では座面が高いのか、窓の上端に目線が来るくらいになる。今後も国内で飛び続けるアイベックスの700NGシリーズは床面を下げて窓位置を相対的に上げていると聞く
 
 安全のしおり撮影しておこう
 日曜日夕方の都市から地方への便なので満席。フライト時間は短いので座りっぱなしで構わないが、動き回れないのであれこれ見物は出来ないな。スポットに横向きで停めてあるので、エンジン始動したらそのまま自走でタキシーアウト、こうゆう小回りの効く運用はリージョナル機ならではであっさりとランウェイエンドまで連れて行かれる

 そのまま、さっと離陸。小型機特有のきびきびした動き

 左旋回後、南下。神戸方面の街の灯りが眼下に広がる。黒い部分は六甲山地で、これだけの住宅密集地の横に、真っ黒い山岳地帯が、およそ同じ面積で横たわっているのはとても不思議。香港辺りなら切り崩してどんどん宅地化されているような地勢だと思う。夜だと覿面に解るね
 街の灯りは綺麗だけど、黒と光しかない世界ではどこを飛んでいるかは解らず。近距離なのでそれほど高度を取っていない。冬場で風が強いということだが、大きな揺れは無い。新型のエンブラエル波乗りのように気流に乗って飛ぶというが、CRJは気流の中を切り裂いて飛ぶと言われている
 ドリンクサービスなどはなく。すぐに降下を始める。灯りが少ないのは瀬戸内海の小島の上を縫うように飛行しているからであろう。北側から松山市に接近。空港周辺を一周し高度を下げたあと、瀬戸内海側から進入、タッチダウン。最初で最後のCRJ200ERの短い短いフライトが終わった
 松山は3年ぶりかな?ゆっくりしたいけど、この後もカツカツなのでそそくさとバス乗り場へ。一番端のスポットに入ってしまったので、到着後の写真も撮れなかった。機内を撮影する余裕も無い。自分で立てた旅程だから仕方ないけど、ちょっと勿体無い。消化不良気味

  松山空港→松山駅前:いよてつバス 19:10発 「道後温泉」


 松山駅前

 50形52号に乗る。1951年に51〜53の3両が製造された、伊予鉄道軌道線初のボギー車。ナニワ工機製。木の床で昔ながらの路面電車のスタイル

  松山駅前→古町:52 19:30発 1系統「松山市駅」

 今年、釣り掛け電車初めてかね?
<古町>

 歩いてでもいける距離なので、あっという間に古町着。釣り掛け電車に乗りたくて軌道線に乗ったようなもの。そもそも松山駅から伊予鉄の郊外線に乗るなら、歩いて大手町へ行ったほうが遥かに速いと思われ

 古町で並んだ軌道線の2両。左は乗ってきた52。右は似ているけども元京都市電の2000形2003

 古町は軌道線と高浜線の乗り換え駅。軌道線と高浜線はここで平面交差する。高浜線の電車が通過するときは軌道線の電車は場内で停止して待機。ホームは横並びで構内踏切で繋がっている
 
 高浜線は対向片ホームと島ホームの2面3線

 郊外線の車庫が併設されている。伊予鉄は最近ミカン色一色に塗り替えを始めた。郊外線も軌道線も一律この塗装にする様だ

 前回来た時はまだ元井の頭3000系は入っていなかった。

 2編成4両しかない610系。こちらも新塗装化されている

○ 古町→高浜:717 19:49発 「高浜」

 元京王帝都の5000系。いつの間にか郊外線では最古参

 途中から一番前に座った

 高浜に到着。あまり時間は無いが乗ってきた717を撮影しておく
 これが目的でなく通過するだけなので、伊予鉄はこれでおしまい

  高浜駅→松山観光港:いよてつバス 20:07発 「松山観光港」

 歩いても10分程度らしいけど、不慣れなので連絡バスで。2分程度で着いた

 松山観光港ターミナルに到着

 20:30発の広島行最終便に乗る。小倉行の夜行フェリーもここから出る
 乗れないと困るので予約しておいたが、そもそも予約がうきは一人だけくさいな・・・・・・

 ゲートオープン。バースはすぐ目の前。シップはあれだ、双胴の高速船だ

 「道後」総トン数189トン。32ノット(時速60キロ)で航行でき、153人が乗船できる。機関出力2500馬力のディーゼルエンジンを2基搭載し、ウォータージェット推進で航行する

 広島には22時近くに到着となるが、結構乗船客はいる

  松山観光港→広島港:瀬戸内海汽船「どうご」 20:30発 高速船12便 スーパージェット「広島港」 普通席

 広島〜松山航路には高速船「スーパージェット」と通常船体であるフェリーの2種が就航している。高速船で1時間ちょっと。足の遅いフェリーだと2時間半程度かかる。運賃はフェリーの方が格安で、高速船のおよそ半分である
 航路は石崎汽船と瀬戸内海汽船が共同運航をしている。船は瀬戸内海汽船の所属である

 時速60キロで航行するので、客室はリクライニングシート仕様。ごろ寝のできる桟敷席は無いが、いろいろ販売している売店は中央部に設置されていた
 1階部分に普通席が、2階部分に特別席「スーパーシート」が設けられている。スーパーシート利用には別途500円が必要。せっかくだし乗ってみてもよかったな

 いざ定刻に出港。四国滞在1時間半・・・・・・最近、こんなんばっかりだな。四国w
 最初は松山に泊まって、伊予鉄の残存松山市〜横河原間乗り潰し。翌日は予讃線伊予長浜周りを乗って、予土線経由で高知へ出て、土佐電鉄の残存はりまや橋〜ごめん乗って帰ってくる予定だった。殆ど四国だったのに、最終的にはこの有様だw

 松山観光港を離れ加速してゆく。双胴タイプだし、もともと並みの少ない瀬戸内航路なので揺れは少ない。外は漆黒で殆ど何も見えない。時折、発光ブイが窓外をよぎるだけ
 松山を出港し50分ほど航行するとすぐ傍まで島影が迫ってくる。一段と減速し島内の家々の灯りや街灯が見えるようになった

 自動アナウンスで「音戸の瀬戸を速度を落として通過中」の旨流れる

 上は警固屋音戸バイパスの第二音戸大橋
 音戸の瀬戸は呉の警固屋と倉橋島音戸の間にまたがる小さな海峡「瀬戸」現在は2本の橋で本土と繋がっている。ここを抜ければすぐに呉港だ

 呉港到着。ぱらぱらと数名下船し、2分程度の寄航ですぐに出発
 漆黒の江田島を左に見ながら20分も走ると広島港に入港

 広島到着。殆どの方がここまで乗船した

 宇品旅客ターミナル。ここからは乗ってきた呉、松山の他、江田島や宮島、能美島、似島などに定期旅客船が発着している広島の海の玄関口である

  広島港・宇品→宇品2丁目:813 21:53発 5号線「広島駅」

 日中ならたくさん走っているが、もう深夜帯に入ってくると本数が激減する。5系統は皆実町6丁目からそのまま北上する比治山下周りなので、宿のある中電前は通らない。次の中電周り1号線を待つよりは3号線区間便のある宇品2丁目まで行き、乗り換えたほうが得策である
<宇品2丁目>

 朝ラッシュ時を除いて、3号線の電車はみんな宇品2丁目で市内方面に折り返してゆく。広島港までは行かない

○ 宇品2丁目→中電前:810 22:09発 3号線「西広島・己斐」

 800しか乗れなかったが、まあ選べる余裕が無い時間帯なので仕方ない

 ホテルに入った。今夜はダイワロイネットホテル。真下には電車が見える

 向かいは昨年6月に泊まったコンフォートホテル

 深夜なので電車も殆ど走って来ない


<12/18>


 今日は中電前からスタートするよ

 狭い。来た電車にさっと乗るためのもので、長々と電車を待つところではない。しかし、乗りたい電車は中々来ない

 邪魔になりにくそうな先端で電車を待ちつつ、電車を撮る。シャッター遅かった3702

 ずいぶん数が増えた感じのする1000形LEX

 3900

  中電前→本川町:1903 8:18発 3号線「西広島・己斐」

 
 京都市電に乗って本川町に。乗換指定停留所は次の十日市町だが、今度の横川行は続行でくるのでここで待つ

× 本川町→横川駅:914 8:32発 7号線「横川駅」


 大阪市電だった。釣り掛け〜♪

 横川駅に到着

○ 横川→あき亀山:クモハ226−67 8:50発 763M 普通「あき亀山」

 可部線の延伸区間にアタックしに行く!可部線は2013年以来。可部まで行くのは2007年の秋以来だ
 混んでいるので一番前に立つ

<梅林>

 かなりの頻度で交換列車が来る。115系もまだまだ多い

 棒線化された可部に到着。右側に行き止まりのホームがあったが、延伸時に撤去された
 進入する側が2番線だが、かつてはホームの無い4番線で、駅機能は1番線側に集約されていた。現在の1番線が旧3番線で、加計、三段峡へ運行していた頃は直通列車が使用していた

 この先、延伸復活区間

 対向の227系を待って、いよいよ延伸復活区間に


 可部線延伸区間前面展望
 可部線は2003年に不採算区間の可部〜三段峡間(非電化区間の全て)を廃止したが、沿線人口が増加しつつある可部から数キロの区間については将来の復活のために施設をそのまま温存した
 こうしたケースは各地の鉄道路線で見られたが、一度人口減で廃止になった区間が、人口が増加に転じたからといって復活したケースは今まで存在しなかった
 ここ、可部線についても非常に短い区間ではあるし、JR西日本がわざわざ延伸復活なぞさせるのは見込みが薄いと多くが考えていた。が、しかし・・・・・・実際に事業は動き始め、少々の遅れはあったものの、2017年3月に可部から旧河戸駅付近までの1.6kmがめでたく延伸復活した。JRにおいて、廃線区間が復活したのは初めてのことであった
 可部で殆どの乗客が降車し、ゆるゆる走って新駅河戸帆待川に停車。ここで数名下車し、さらに少し走ってもう終点あき亀山。速度が全然上がらないので、それでも1.6kmに5分を要した
<あき亀山>
 
 終点あき亀山に到着
 かつての「安芸亀山」は現駅からさらに3.4kmほど奥に進んだ地点にあり、旧駅との混同を避けるために旧国名部分はひらがなで「あき」としたそうだ。どちらかというと、400mほど可部寄りにあった河戸駅の方が近い

 ホームは島式1面2線で、帯泊用の電留線が2線備わる
 
 今風の駅舎。駅員は常駐していない。ラッシュも収束した時間なので人影もまばら。そんなに住宅は多くなさそうだが、駅の北側台地上に大規模住宅や団地が見える。コミュニティバスなどの乗り入れは無い。駅前ロータリーは広く取られているので、台地上の住宅地からは車で送迎してもらっているのかな?
 並行する県道267号線上を広島交通の路線バスが走っており、近所にバス停もあるが、件の住宅街からは直接可部駅に行くバスがあり、こちらには来ない。

 乗務員仮泊所と、非常用連動装置が設置されている為に駅舎をこの大きさで作りました、ってことらしい

 駅の南西側。山と原っぱ

 加計、三段峡へと延びる廃線跡。ここは完全に線路も剥がされ、路盤しか残っていない。こちらには今後、永遠に列車が走ることは無いだろう

 振り返る。旧本線と現在線1番線がちょうど繋がる感じ。駅舎に阻まれ、今後この先の復活は絶対にない、というJR西日本の強固な意思が見える

  あき亀山→広島:クモハ227−67 9:43発 770M 普通「広島」

 同じ列車で広島へ戻る。ラッシュは終わっている時間帯だが、徐々に人は増えてゆく。可部線はもっと高速化すれば便利になると思うが、施設や土地の関係でこれ以上は無理だろうな
<広島>

 新幹線に乗る!

 ピクトグラフがちょっと古い感じの新幹線♪

 N700G23編成

  広島→福山:784−1023 10:35発 18A のぞみ18号「東京」 16号車11E 普通車指定席


 朝はちょっと雲が多かったけど、晴れ間が増えてきた
<東広島>

 東広島一瞬で通過
<福山>

 福山到着。東広島、三原、新尾道を通過して20分程度なので、コーヒー飲んで一息ついてたらもう到着のアナウンス流れて慌てて下車準備

 福山城

 福山城。かろうじて紅葉が見れる。もう結構色が落ちちゃってるけど
 福山城は駅から物凄く近いのに、いつも乗換えばかりで中々行く機会が無い。今回も行けない

 蕎麦で腹ごしらえして、駅を後にする

 福山駅前にある福山とーぶホテル。東武グループはこんなところにホテル持ってるのか!!なんて感心して写真撮ったが、現在東武資本は撤退して地元企業で運営されているようだ。かつては福山東武ホテルといったが、現在の名残は名称と、同じビルに入る東武トップツアーズのみ。関東の鉄道会社なので、系列ホテルは関東近辺が殆どで、他に札幌と仙台にホテルを持っているが、なんで福山でホテルをやろうとしたのか・・・・・・
 まぁ、東急ホテルは全国展開しているし、京王プラザホテルも高松に開業していたし不思議はないが
 なお、東武トップツアーズは本当に東武鉄道グループの旅行代理店だ。こんなところにも支店があるんだな、と思って調べたら、割と全国にあった

 タイムズで車借りて、今日はこれで周辺走って最終的に広島空港に乗り捨てするよ

 借りた車はマツダ・アクセラ5ドアハッチバック。BM5。1.5リッターP5−VPSエンジン搭載。111ps

 レンタカーだしグレードは高くないけど、十分な装備がついてて、山道も難なくこなすくらいの性能。6ATだけどMTモードもついているので、遊べることは遊べる

 福山西店を出発し、南下。水呑大橋を渡り県道72号線で山越え。常石に出て少し北上すると

 目的地。ベラビスタマリーナに到着


 瀬戸内海を臨む穏やかなマリーナ。高級そうなヨットがたくさん並んでいるね
 ベラビスタマリーナは港の背面、山裾にあるホテルが所有するマリーナ。瀬戸内の海を眺めて、おいしいご飯とお酒、温泉に浸かって、そしてマリンスポーツ、レジャーを楽しむ。そうゆうハイソな感じの施設
 って、とこになんで無縁そうなうきはが来たかって言うと

 居並ぶヨットの向こうに答えがある。見えるね・・・・・・

 そう、水上飛行機だ!いろんな飛行機を見てきたけど、活きている水上機なんか自衛隊のUS−1くらいしか見たこと無いのでとても新鮮!!

 ここ、ベラビスタマリーナは日本で唯一、水上飛行機を使用した使用事業(遊覧飛行など定期運送ではない航空事業をこう呼ぶ)を行っている「瀬戸内シープレーンズ」のベースとなっているのだ。水上機発着基地のほうは「尾道フローティングポート」と呼ぶ。水上機についてる浮き、マニア用語で下駄と呼ばれるそれは「フロート」と呼ばれる。そこから来た「フローティングポート」なんだね
 せとうちSEA PALENSは常石造船を中核とする常石グループが手がける、水上飛行機を使用した遊覧飛行やチャーター運航を行う航空会社である。2014年に設立され、2016年に航空機使用事業の認定を受けた。営業運航開始は2016年の8月。水上機を使用しての運航は実に半世紀ぶりとなる
 かつて、島国日本は戦前から多くの水上機、飛行艇を作ってきたこの分野では世界最先端を行く国であった。小型の水上機から、大型の4発レシプロ飛行艇で長距離飛行まで行える素晴らしい性能の機体をたくさん世に送り出していたが、戦争終了に伴い、これらの製造や運航は一切禁止され陸上航空ともども日本の航空の歴史は一時中断することとなる
 しかし、GHQによる航空輸送の解禁に伴い陸上航空輸送が再開されると、併せて水上機による定期航路の開設も相次いだ。当時の日本は飛行場設備も脆弱で、今ほど地方にも飛行場がある時代ではなかった。高速道路や新幹線ももちろんなく、国鉄も特急列車は蒸気機関車が牽いている時代、電化は主要幹線の一部にとどまり、大衆の移動は何時間もかけてBOX席での急行列車であった。そんな時代でも、時間が命のビジネスマンたちは航空機を利用したが、東京や大阪といった大都市間ならいざ知らず、中規模の都市であっても航空機の恩恵を受けられるのは極僅かであったのだ
 すぐに飛行場を作るのは無理だ。しかし、少なからず需要はある。飛ばせば人は乗る、どうするか・・・・・・そこで目を付けたのは戦前も行っていた水上機による定期航空輸送だった。これが盛んだったのは大阪辺りから紀伊半島方面、そして瀬戸内方面、九州長崎辺りで、米国製のグラマン・マラードやヴィジョン、カナダ製のオッターといた中小型の飛行艇が今では信じられないような都市を直接空路で結んでいた。戦後すぐで、旧軍時代に水上機を飛ばしていたパイロットを確保しやすかったのも理由であると思われる
 しかしながら、陸上交通路整備の進捗や、機材の老朽化などからこれらが使用されなくなったのは1965年の11月ごろであるから、概ねこの時期に国内の定期飛行艇輸送は幕を閉じた。以降、個人所有の水上軽飛行機が数機登録されてはいるが、日本という海に囲まれた島国にしては驚くほど水上飛行機は発展しなかった。水上機は高速大量輸送には向かない、その一言が日本の航空輸送の姿にマッチしない理由である
 そんな中で、まさかの水上機による事業が復活したのが2016年。半世紀を経て、奇跡の復活であった。それまでも、東京から小笠原に飛行艇で空路を開設しようとした横浜国際航空の例などもあるが、こうした計画は採算性や程よく入手できる機体が無い等の理由で悉くが事業化前に立ち消えとなっている
 個人的には、このせとうちSEA PLANESも運航するところまでは行かないんじゃないか?と思っていた節がある。常石グループは航空機事業を行ったことはないだろうし、新規の機材を導入して、それも水上機を飛ばそうというのだ。開業に漕ぎ着けることが出来るか、確かに半信半疑だった・・・・・・

 じゃ、外でふらふらしてないで、中、行きましょうかね?
 ん?乗りますよ?もちろんね♪
 受付でチェックイン。カウンターで必要事項記入して、カウンターのすぐ横を指さされた。四角い枡が床に切ってある。すぐにピンと来てそこに「乗る」そう、これが体重計なんだ。持ち込み手荷物と共に、この四角い部分に乗り、体重を量る。これによって、機内の重量バランスを計算するんだ。小さい飛行機だから、前後左右のバランスがとても大事。大型旅客機ばかりに乗っていると経験しない部分だ。もちろん、計測数値は第三者には見えないように配慮されているぞ。女性なんかはもちろん嫌がるだろうからねw

 必要な手続きを済ませて、ロビーへ

 外はちょっと風が強いけど、陽がさす大きな窓のロビーはとても暖かい

 コーヒーをいただきながら、マリーナを一望できるソファでゆったりくつろぐ。せわしない時間から切り離された至福の一時

 風光明媚な瀬戸内海、尾道周辺は有名な島々や海峡をまたぐ大きなつり橋などもあり、クルーズするにも人気のスポットなのだろう。クルーザーからヨットまでたくさんの小型船が停泊している。お金持ちの遊びだろうけど、こうゆうクルーザーで自由に航行してみたいよね

 マリーナの南側は造船所。常石造船所の工場、ドックがずっと先まで続いている

 書斎の机みたいな感じにディスプレイされている

 これはユンカースJuー87スツーカだな

 せとうちシープレーンズが運行しているのはこの単発高翼の水上飛行機、クエスト・コディアックK100という乗員乗客合わせて10人乗りの小型機だ。ベースは通常車輪の付いた陸上機だが、このクラスの機体には多い、オプションでフロートを付けることで水上機にも出来る。K100については、フロートタイプでも車輪を装備しており、通常滑走路への離着陸も可能な水陸両用飛行機である

 この、赤いのの実機がこちら。JA03TGは巨匠宮崎駿が機体デザインを施した「ラーラロッサ」と呼ばれる特別塗装機。見ての通り、映画「紅の豚」でポルコ・ロッソが繰る真紅の飛行艇をイメージしたものだ。もちろん、水上機であることが両者を繋いでいる

 遊覧飛行を終えたK100がぷかぷか浮かびながら桟橋に戻ってきた。どうやら乗るのはあの機体らしい
 あそこまで歩いていくのかと思っていたが、電動カートに乗せてくれた。たいした距離ではないので、ゆっくり歩いて行くのも良かったのに
 桟橋には小さな小屋が設置されており、金属探知機によるセキュリティチェック、ビデオによる緊急時の対応等説明を受け、いよいよ搭乗である。今日は平日なのでうきはの他に1名、ビジネスマン風のお兄さんだけだ。お兄さんはロビーで水上機を使ったビジネスの商談をしていた方だと思われ、商談の一環での体験飛行なのだろう。純粋に物見遊山でやってきた物好きはうきはだけということだw
 今回は50分のコースで一般にはこのコース一拓しかないのだが、2018年からは30分のショートコースが設定されたり、JR西日本の豪華寝台列車「瑞風」ツアーの一部にこの遊覧飛行をオプション設定したりとアクティブに活動を始めている

  尾道フローティングポート発着:セトウチ04 13:00発 コディアックK100 JA02TG 1A

 ではでは50分の瀬戸内遊覧飛行スタート!!
 機長の挨拶と共にヘッドセットを渡され装着。これで案内をしてくれるそうだ。チャンネルはそのまま無線交信用のチャンネルに繋がっており、広島空港のエリア管制の声も聞こえる。もちろん自機の交信もだ
 いとも簡単にするっとエンジンが始動して桟橋を離れる。Uターンして港を出ると目の前がもう滑水帯になっているようだ。エンジン出力があげられ、フロートが水を叩き始めるとすぐに直ぐに完全離水、高度を取ってゆく

 無線交信では高度は2000とか2500とか言っていたので、2000ft、2500ft、まぁ、ざっくり800m位だ

 高翼なので下界はよく見える

 たまにバンクして翼を振ってくれるの下方がさらによく見える

 機長一人きり。満席だと機長席右側の1番前も座れるらしいよ

 このクラスの機体でも最新鋭はグラスコックピットだよ。有名なガーミンの計器システム

 機内は通路挟んで左右に1列ずつなので、乗客がいなければ向こう側も見れる

 尾道駅上空。西方面を見ている

 南側。しまなみ海道のつり橋が見える。眼下は向島

 手前の赤い橋は向島大橋。奥のつり橋は因島大橋

 因島大橋。左が向島、右は因島


 フライトの様子

 大体、こんなコースでフライトした。マウスを当てるとロールオーバーで航跡が出るよ
 最後、百島の周りを2周し高度をさげ、東から西へ向かって着水。ぷっかりぷっかり浮かびながら桟橋へ

 桟橋に戻ってきたK100。ここは逆光だ

 後ろからもう1枚
 素晴らしい水上機のフライトだった。この後、島根の中海や琵琶湖、霞ヶ浦などでも事業展開が予定されているそうなので、またトライしてみたいね♪

 尾道フローティングポートを後に、再びアクセラへ。あとは広島空港へ戻るだけだ。帰り便の都合、寄り道はほぼ出来ないのでナビにしたがってまっすぐ
 広島では普通にSA22Cが走ってんだな。さすが広島だな
 松永で山陽本線を越え、福山西ICから山陽自動車道へ本郷ICまで。本郷ICから広島空港までは直ぐ

 空港支店で車返して、そのまま同じ車で空港まで送ってもらう

 空港着!お土産買って

 展望デッキに上がる。ANAのB737−800は東京行

 さっき見たラーラロッサは広島空港に来ていた。広島と尾道フローティングポート間の送迎輸送なんてのもやっているそうだ。一種のチャーター飛行だね

 富士・FA200「エアロスバル」。活きてるFA200なんて久しぶりに見た。こんなのも乗ってみたい。アクロも出来るんだよね、この機体

 ビーチバロンG58、JA52HAは本田航空所有機。

 ラーラロッサ離陸

 翳った!!失敗w

 尾道ラーメンで腹ごしらえ

 東京行B787−8、JA810Aが到着した

 広島→東京・羽田:NH682 17:10発 B787−8 JA810A 34A


 夕暮れの中離陸
 Wi−Fi搭載機だった

 行き過ぎて鋭角ターンして戻ってきたw珍しくずいぶん西へ戻ってから北に進んだな

 羽田に到着。沖止めスポットでも一番遠いところだった

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