陸羽残雪紀行


<序>
 うきはは関東も東京の出身で、今ももちろん、東京都内に在住している。人生30余年ほぼ東京なのだが、一時、18から21の時まで宮城県の岩沼市に住んでいたことがある
 一方の嫁さんはというと、転勤族だったのであちこちに在住している。もちろん宮城県にも、である。そして、奇遇なことに同じ時期に2人宮城県に住んでいたことが結婚後に発覚した。もちろん、当時はそんなことを知る良しもない、すれ違っているかもしれないが、当然認識しているわけがない
 そんなこんなで、宮城には2人とも縁があるので、いつかはもう一度行ってみたい・・・・・という思いがあった

 当初予定では1泊2日。新幹線で行って帰って、松島あたりに宿とってゆっくり散策を・・・・・
 なんてね。そんな普通のプランにするわけないよね〜w


<2017/3/15>

 明け番で一旦帰宅。今日は少し余裕がある。概ね移動に費やすだけなので帰宅後ゆっくり支度して14時過ぎに再出撃
 新宿まで出て、新宿からは

  新宿→成田空港:モハE258−2 15:40発 2239/2039M 特急成田エクスプレス39号「成田空港」 2号車7B 普通車指定席

 成田エクスプレス。賢明な読者の方々はもうコイツ飛行機で東北行く気だな?とお気付きだろうけどが、まぁそうである。そんなわけで、外人に囲まれながら、成田へと特急電車に揺られている
 山手線の内側をくるっと周り、品川から横須賀線、地下に潜って東京駅へ
<東京>
 大船から先着している2039Mの後部に併結されて、ここからは2039Mとして運転される。始発の池袋から東京までが2239Mという単独列車番号が付与されている
 列車は連結準備のために東京駅手前で停車。ちょっと長いな?と思ったが、直に明るい東京駅ホームに滑り込んだ・・・・・・まま、動かない。そしてドアも開かない
 まもなくすると「連結作業に手間取っているため」とのアナウンスが入った。連結そのものは出来たのだろうが、電気的に接続できなかったのかと思われる。最終的に東京駅は11分の遅延で発車
<成田空港>
 結局13分遅れで到着
 
 急いではないので、外国人観光客が退出した後にゆっくりと出場

 おぉ抹茶
 立地的な問題もあり、成田で国内線使うことはあまりなく。特に第1ターミナルから出発するのは初めてだ
 明らかにメインルートではない通路を進んでゆくと、航空会社のカウンターがあり、その先に検査場があるのだが、出発便が集中する夕方のこと検査場は大混雑である。そもそも絶対的にレーン数が少ないと思う
 そんななか、優先ゲートを見つけたので迷わず。突撃。なんでかって?アッパークラス使うからw

 バスラウンジ。大半はバスでの搭乗。出発案内をみていると、結構各地に出ているのが解る。そして、それぞれに乗客は少なくない。LCCは別ターミナルに行っちゃっているので、レガシーキャリアの旅客だろうが、LCC利用で成田に来馴れた旅客がレガシー利用の敷居も低くしているんじゃないかな?

 バスで港内を10分も走るとシップサイドに到着。機材はA320だ

 翼端にはシャークレット。年末に投入されたA321ceoか?いやいや、翼上の非常口を見てくれ、小型の物が2個。間違いなくA320だ

 そう。導入されたばかりのA320−200neoなのだ!

 エンジンは最新のギヤードターボファンエンジンのプラットアンドホイットニー社製PW1100G
 従来のターボファンエンジンとは少々異なり、エンジン前面のファンと、後段の低圧圧縮部との間にギアによる減速装置を取り付けている点である。一般的なターボファンエンジンは効率を高めるためにファンの直径を大きくし、燃焼に使わずに後方にそのまま送り出す空気量が大きいほど性能が良いとされた。しかし、ファンを大型化してゆくと、外周部分では回転速度が音速に近付き、またこれを越えると破壊が起きる可能性が高くなり回転数を抑えなければならなくなる。ファンの回転と、後段の燃焼部分のタービンはシャフトによって直結しているため、後段の燃焼を低効率で行わねばならず求める性能と相反する事象に対処しなければならない。タービンエンジンはあまり低速低圧で燃焼させると効率が悪く燃費も悪くなるので一定度の回転速度が必要になるが、そうすると最前段のファンの直径に制限が出てくる
 これを解決させるために開発されたのが減速装置付きの新しいターボファンエンジン、ギヤードターボファンなのである。後段の燃焼室無いタービンを高速回転させても、前部のファンとの間に減速装置があるので、ファンの回転数は抑えられるために高効率で低燃費なエンジンとして使用できるわけだ。まだ小型機用エンジンとしてしか開発製造されていないが、これは現在試験中の国産ジェットMRJにも採用されており、これからこのクラスの機体では世界的に主流になっていくであろう
 
東京・成田→仙台:NH3235 18:30発 A320-200neo JA212A 2H(プレミアム)

 時間を少し前に戻そう。成田エクスプレスに乗っていた16時30分頃だ
 今はこんなアプリがあって、任意の飛行機のフライト状況がわかったりする。この旅行の前にA320neoのフライトスケジュールを確証はないものの予想をつけていた。上海からのNH920で17時に成田に到着した同機は内際変更(国際線機から国内線機への変更)を行い、18時半の仙台行NH3235便に充当されると踏んでいた

 その、問題のNH920便の現在位置である。はるか西。長崎よりも西の東シナ海上空を東に向けて飛行中である。こんな位置から、もちろん成田まで30分で飛んでこれるはずがない。そのまま来れば、成田着が早くて18時前後、ターンアラウンドがどんなに早くても19時は過ぎるであろう。ANA公式サイトの同便運航状況は60分の遅延。成田着は18時5分とのことである
 しかし、同じサイトで乗るべき3235便の運航状況を見ると、出発ゲートの変更はあるが、出発時刻の変更はない。まだ、確定されていないだけなのか、このタイミングで同じ機材を使用するなら間違いなく仙台行も遅延が確定しているだろう
 ゲートは変更になった・・・・・・成田の国内線は、1基だけ国際線と国内線を切り替えて使用することが出来る。当初はここだった。それはそうだろう、ターンアラウンド1時間半程度ではスポット移動は制約が大きい。そこで「ゲートが変わった」ことが重要な情報になる。この1基の国際国内兼用スポットが唯一のボーディングブリッジなのだが、ゲートが変わったことで「バスでシップサイド」に行くことの証左となった
 バスでシップサイドに行く
 国際線が到着するブリッジ付きのスポットではない
 出発時刻は未だ変更はない
 シップチェンジか?しかし、予約したプレミアムクラスの設定はそのままだ・・・・・・では?
 膨大なネットの海から情報を拾ってきた。見つけた情報はこれだ。3/4、ヨーロッパから2機目のA320neoが到着していた。そして、前日、3/14の仙台便から定期就航している
 これだな・・・・・・
 というところまで、予想してのシップサイド到着だった。目論みどおり、シップナンバーは2号機、JA212Aだったというわけだ

 新造機なのでWiFi完備

 プレミアムクラス!

 プレミアムクラスに乗っちゃう!!A320neoは当面近距離国際線仕様なので、プレミアムクラスはビジネスクラス、CLUB ANAということになる
 奮発したようだが、28日前まで購入で普通席なら6480円。プレミアムにしても7480円と普通席の1000円UPなので、これならプレミアムを選ぶよw

 客室はそれまでの320のインテリアとはガラリとかわる。ストウェージの凹みがイルミネーションになってるのお洒落

 ちなみに、前に座っている人、同僚ですwww
 最前部にも小型のモニターが付いている

 肘掛下にコントローラーが収納されている

 デスコールやライトのコントロール

 裏側は十字キーとボタン。ゲームが出来そうだが、パッと見ゲームが出来そうなコンテンツはなかったな。いろいろ試そうと思ったが、いかんせんフライト時間短すぎて大したことは出来なかった

 ビジネスクラスのモニターはインアームタイプ。

 このへんの衝立は従来機と同じようなコンセプトかな。のびてるのは可動式の読書灯

 USB電源とコンセント。この辺りは導入済みのA321ceoと同じかな

 時刻表には機内食「GOZEN」の文字があったが、短距離短時間だし「SABO」か代わる軽食かと思ったが、普通にフルでGOZENが出た

 正味40分のフライトで、実際に食べていられるのは20分程度なので仙台便だと忙しい。+1000円で広い椅子に座れて、夕食付いて来るんだからお得以上にディスカウントw

 WiFiついているので、手持ちのスマホでもあれこれ試してたんだけど、乗務員アナウンスのときにはPA中の表示がスマホにも出るのね、凄い!

 シップは成田を離陸すると旋回しつつ北上。那須や会津、山形、宮城県境を掠めて西から仙台空港南側を降下。太平洋上に出た後、左旋回でランウェイアライン。東側からアプローチしてランディング。正味40分程度のフライトであった
 この近距離のため、新幹線開業後は大宮開業で羽田便の乗客数は激減し、上野開業で止めを刺されるがごとくに、1985年に東京線は廃止された。名古屋や、新潟、花巻も同様に東京線が廃止され、皆新幹線にシフトしたが、国際線連絡便として成田と結ぶ便が21世紀になってから復活している
 1978年の時刻表を見ると全日空によって1日4便、B727−200ないしはB737−200によって東京〜仙台間を45分で結んでいる。運賃は片道8100円で、当時の国鉄の上野〜仙台間の運賃が2800円なのでおよそ3倍。特急料金が1600円なので、合算しても航空運賃は国鉄の倍額となる。当時の急行列車は201キロ以上は運賃設定がなく、何処まで乗っても700円であったから、急行列車を利用したら3500円で仙台まで行ける。往復7000円なので、急がない旅客は航空機の片道運賃で東京〜仙台間を往復できたことになる
 時間は圧倒的に航空優勢で、先述の通り東京〜仙台は45分。これが国鉄特急だと、ひばり、やまびこ、はつかり等が30分ヘッドで頻発しているが、大宮、郡山、福島停車の速達型「ひばり」でも3時間58分。概ね4時間を要している。すでに東北本線は特急街道であるが、急行列車も存置されており、概ね1時間ヘッドで多頻度運行されている。もっとも、上野口の急行は仙台までの旅客をターゲットにしておらず、郡山から磐越西線に入る「ばんだい」の会津若松行や、福島から奥羽本線に入る「ざおう」山形行など他方面への列車が主体になる。これらの一部は仙台行急行「まつしま」と併結運転されており、78年当時は既に急行列車の運行は斜陽化していたことも窺える。しかし、全線複線電化で高速化された東北本線なので、急行列車も快速で(30分ごとに追いかけてくる特急から逃げる必要もあり)、仙台まで概ね5時間で走破している
 電車急行なのでこの時間だが、この頃はまだ夜行需要もあり寝台急行「新星」が上野〜仙台間を6時間で結んでいたし、電車急行のまつしまも夜行便があったような時代。仙台程度の距離でもまだ夜行で移動するような時代だったのだ
 余談であるが、この頃はまだ東北筋の昼行特急には食堂車が連結されており、一部の列車を除いて全区間での営業を行っていた。急行列車のビュフェについては1976年の中央東線アルプス、信越本線信州、妙高を最後に廃止されており、東北方面の急行列車にビュフェは連結されていない。こうした供食設備の提供も相まってまだまだこのエリアは国鉄が圧倒的シェアを誇っていた。列車内の供食設備は80年代、90年に向かって全国的に削減廃止されてゆくが、東北方面はそれでも優遇されており、東北新幹線200系からビュフェが廃止されたのは2002年、同形態のカフェテリアの廃止が2003年のことであった。東海道新幹線のそれが廃止されたのは2000年のことである

 あっという間のフライトで仙台空港に到着したNH3235、A320neo

 たなばた飾りのあるターミナル中央吹き抜け部分。仙台空港は住んでいた当時しょっちゅう飛行機の撮影に来ていたが、実際にフライトで降り立つのは初めてのことであった

 地方空港の中では比較的トラフィックの多い仙台空港も運航終了間近の20時目前では人気は少ない

 ダッシュ8-Q400とCRJが見える

<仙台空港駅>

 運転台が飾ってあったwww記念写真用

 仙台空港アクセス線に乗るのは2007年3月開業直後以来だから実に10年ぶりだ

  仙台空港→仙台:クハE720−503 20:14発 1371M 普通「仙台」

 仙台方前2両がJRの車、E721の500番台。後ろ2両がアクセス線のSAT721系
 JR東の500番台が2両編成4本、アクセス線のそれが2両編成3本製造され、共通運用が組まれている。きっと走行距離のバランスを取るために両社の車両で編成を組むようになっているんだろうな
 仙台空港では空席があったが線内途中駅で帰宅客が大勢乗り込み、東北本線に入ってからも増加。空間もあるので4両で適性ぐらいの輸送力なんだろうけどちょっと煩わしさを感じているころ仙台駅に到着
 隣のホームにはまだ見たことが無かった仙石東北ラインのハイブリッド気動車HB-E210系が停車中。翌朝撮れば良いや、と思ってそのままにしておいたら、翌朝には出会えなかった。撮っておきゃよかったわ・・・・・・

 駅近くのホテル、アパヴィラホテル仙台五橋にイン。久方ぶりの仙台

 仙台駅が見える

 新幹線!!

 例の南京の本

 ここは天然温泉大浴場があるので、さっそく一風呂浴びに行ってきた。しかし、今年の3月末で天然温泉としての営業は終了し、4月からは準天然光明石温泉、つまりは人工温泉に変わるとのことだった
 やはり温泉入るなら天然温泉が良いよねってことで、ぎりぎりの投宿であったw


<3/16>

 おはようございまぁす。天気は良さそう

 宿泊したアパヴィラホテル仙台駅五橋
 ちょっと早起きして朝散歩♪
 東北線のガードをくぐって新寺通を東へ徒歩数分

 地下鉄宮城野通駅に到着。仙台駅とどっちが近いかというと微妙かな

 地下鉄東西線に乗ってみよう
 東西線は2015年に開業したばかりの仙台で2番目の地下鉄。それまでの南北線と仙台駅で十字に交差し、仙台の街中を東西に走る。当初、事業計画では地下化されたJR仙石線のあおば通駅からそのまま西へ、仙石線と相互直通運転を目論んでいたが、JR規格で地下鉄を作るとコストが莫大に掛かるため、この直通構想は頓挫し、単独での営業となった

 建設コストを抑えるために、トンネル断面が小さくて済む「鉄輪式リニアモーター方式」を採用している。このため、JRはもちろん、自社の南北線とも車両の融通は出来ない。都営地下鉄大江戸線や大阪市営の長堀鶴見緑地線なんかと同じ方式の地下鉄だ。都市部の新興地下鉄は今後深深度に建設を余儀なくされてゆくから、この方式はこれ以上に増えてゆくであろうと思われる。もっとも車体が小さいので収容力に劣るのが欠点でもある

  宮城野通→荒井:2105 7:18発 「荒井」

 ということで、開業後2年を経て、初めての東西線。まずは東の終点、車庫のある荒井を目指す。
 途中「六丁の目」とか聞きなれた駅名があるが、まさか住んでた当時はこんなところを地下鉄が走るとは夢にも思わなかったな
<荒井>

 東の終点(起点?)荒井に到着。1面2線の駅だが、電車はそのまま折り返さず、一旦旅客を降車させると引き上げ、隣のホームに再度据え付けて仙台方面へと発車してゆく

 駅前には小規模バスターミナルが併設されている。地上に駅舎があるのはここと、国際センターだけだそうだ。後で知ったのだが、2階には3.11震災のメモリアル施設があったそうだ。もっとも、知っていても7時半では開いていない可能性も高い・・・・・・

  荒井→仙台:2105 7:38発 「八木山動物公園」

 同じ電車だ
<仙台>

 結局、往復乗った2105。もう少し、全面にも彩が欲しい電車だな
 仙台まで乗って、東側半分乗車完了。西半分は後程にして、一旦ホテルに帰る・・・・・・の前に、JR仙台駅に入って見たけど、めぼしいものは何も無かった。いなかった・・・・・・

 ホテルに帰ってきた。今日は天気良さそう♪正面の広場は市バスの操車場

 朝のラッシュも終わって続々バスが戻ってきた。あれよあれよと増えてゆくw
 
 E5系 

 東京へむけて出発してゆくE2。渡り線が随分東京寄りにあるので、11番線から出る始発の東京行き新幹線は下り線をしばらく逆線走行してから上り線に進む。写真は上り列車だが、この辺りではまだ下り線を走行している

 たくしー

 大型3輪のロードスイーパー。すでに製造されていないらしい。路面清掃作業なんてのは通行の少ない深夜にやることが多いので、明るい時間にこうした作業車を見ることは珍しいし、ましてや写真で撮れることなんて貴重

 10時少し前にチェックアウトし、仙台駅で朝食

 ロッテリアでハンバーガー。のび〜るチーズ&ビーフバーガー、今日3/16から新発売だそうで、さっそく購入試してみた。モッツァレラチーズがのび〜る

  仙台→八木山動物公園:2413 10:58発 「八木山動物公園」


 再び東西線に乗車。今度は西半分に挑む
 学校もないし、ラッシュも終わって閑散

 車体断面が小さいので、案内ディスプレイはドア上ではなくその横に付いている

 左右にディスプレイを付けられる構造になっているが、実際に入っているのは片側だけである

<八木山動物公園>
 この後の行程が読めないので、とりあえず終点まで乗っておいた。東西線全線完乗

  八木山動物公園→青葉山:2412 11:11発 「荒井」

<青葉山>

 1駅戻って青葉山

 東北大学青葉山キャンパス前というだけあって、キャンパスのど真ん中に駅がある

 公園なのかキャンパスの一部なのかよく解らんが、とにかく自由に入れそうな広場には雪が残っていた。昨日、一昨日と天気が悪かったそうだから、この辺りは雪が降ったのだろう

 駅前バス停

 一時間に一本

 青葉山駅→仙台城跡南:仙台市営バス1404 11:25発 「八木山動物公園駅」


 仙台城跡南で降りて仙台城址にやってきた
 駅から20分毎に循環バスも走っているのだが、物凄い行列で乗車時間も長いので当初調べていた通り、地下鉄経由路線バスで到達した。

 仙台城と城下町の様子

 仙台城は建物の遺構は殆ど残っていない。ここに本丸があったとのことだが、それも礎石でしかうかがい知ることは出来ないというわけだ
 天守台はあったが天守は存在せず、江戸期から近代にかけて災害や戦災によって建物の悉くが破壊され、現在は石垣など一部が残るだけになっている

 仙台城といえば「青葉城」という名前が地元に限らず有名であるが、2003年に史跡「仙台城」として認定されたため、以後公式としては仙台城を名乗ることが多くなった

 仙台城を有名たらしめるのが、その城主の1人、独眼竜こと伊達正宗公であろう
 翳っててあんまりよくねぇなぁ・・・・・・

 標高202mの青葉山だが、市内方面は平坦なので太平洋まで見える

 本丸跡の一部にある仙台護国神社。軍艦精密模型展やっているそうだ。いま流行りだからな

 護国神社に参拝

 まだまだ東北は寒いが、梅の花が綻び始めていた

 ずんだサイダー!

 ずん子ちゃん印!
 味はずんだだったw

 再び仙台城跡南
 地下鉄は全線乗っちゃったので、無理して八木山まで行かなくても良かったので、循環バスにしようかと思ったが、これまた混雑激しそうなので、青葉山から乗ったバスに、引き続き乗り通す事に
 走り出し左に緩くカーブすると、長い橋梁を渡る。広瀬川の支流、竜ノ口渓谷の絶壁に跨る八木山橋だ。高さは70mバスで通り過ぎるとものの数10秒で越えてしまう橋だが、歩けばそれなりに距離はある。それよりも、その異様な物々しさだ。掛けられたのは1965年、昭和40年のことだからかなり古い。にもかかわらず、橋そのものは適度に手を入れられているように見える。交通量が多いので改修も多いのかと思えば、そういうわけではない
 橋には、腰よりやや高いくらいの1.2mの欄干が当初からあるのだが、その外側に白い返しのついた2mものフェンスが両側にずっと続いている。このフェンスのせいで、竜ノ口渓谷の絶景もよくは見えないのだが、それも仕方ない話なのであった
 つまり、落ちるのである。それも頻繁に・・・・・・
 ひところは自殺の名所で、今でも心霊スポットとして有名な八木山橋。日中は交通量も多いが、夜間、深夜には激減する。真っ暗闇の橋の外。何にも無い中空から白い手がおいでおいでする・・・

  仙台城跡南→八木山動物公園駅:仙台市営バス1292 12:28発 「八木山動物公園駅」

 
 八木山動物公園駅のバスロータリー。上はパークアンドライド用の自家用車駐車場

 この駅の標高は136.4m。日本で一番高いところにある地下鉄駅なんだそうだ。ちなみに2位は神戸市営地下鉄西神山手線総合運動公園駅の標高103mだそうだ。あそこも六甲山地に分け入る山岳路線だもんな

  八木山動物公園→仙台:2208 12:41発 「荒井」


 地下鉄なのだが、広瀬川を渡るところだけは地上に顔を出す。どころか橋梁まである。向かいの道路は仙台西道路の橋

  仙台→黒松:1109 13:00発 「泉中央」

 南北線に乗換え泉方面電車に乗る
<黒松>
 
 黒松は初めて降りたな
 嫁さんがかつて住んでいた街だ。当時の家やなんかを見に行ってみる!

 駅改札口。都市近郊の私鉄電車の新しい目の駅って感じ

 地図を写真に撮って出かけよう

 スタート!!

 最終的にこんだけ歩いたぞ!かつての住居。小学校、中学校、病院、お母さんが働いていたスーパー。あの頃の日常が少しだけ残っていたみたい
 1駅歩いて、八乙女駅に到着した瞬間、雨が降り出してきた。危ないところだった

  八乙女→仙台:1111 14:28発 「富沢」


 ピンゾロ!!

 ちょっと遅めだけど、昼食。仙台にきたら牛タン食べなきゃ!ってことで、駅地下の青葉亭に
 牛タン入りハンバーグセットをもにゃもにゃ♪
 普通の牛タンもいいのだが、仙台だと「牛タン」を使った色んなタイプの料理が食べられるのが魅力

 さて、今日の宿は仙台ではなく、山形の天童なのだが
 単純に行くなら、仙山線で山形方面へ出て、奥羽本線で行くのが定石。列車によって分岐駅の羽前千歳で乗り換えるか、山形まで行って乗り換えるか・・・・・・
 今からなら、15:10発の829Dで羽前千歳へ出て、449レに乗換えだが、羽前千歳でまる1時間待ちぼうけ。何にも無い羽前千歳で待つよりは山形まで行って・・・・・・いやいや、それなら仙台でもう少しゆっくりして16:24発の613D新潟行急行あさひ2号で良いじゃないか。あさひ2号は仙山線、奥羽本線を経由して米坂線周りで新潟まで行く急行だが、これには山形から奥羽本線を逆方向に進み陸羽西線、羽越線に入る酒田行急行月山3号を併結している。これなら天童まで直通だ。天童までは丁度2時間で急行のわりには少々時間がかかるが、山形で折り返し切り離し中に、今度は余目から逆方向へ進む鼠ヶ関行編成を併結するので18分も停まる。とはいえ、これが一番早いのだ
 昼食を抜けば14:47発の815M急行仙山2号に間に合い、山形では10分の連絡で427レに連絡できるので天童着は16:35着といい塩梅なのだ。しかし、ここで昼食を食べないと宿での夕食まで絶食になってしまうので・・・・・・・・・・
 ちがう、これ78年の時刻表やんけ!!

〇 仙台駅前→わくわくランド:山形交通バス9955 16:15発 特急48チェリーライナー「寒河江バスターミナル」

 ということで。選んだのは天童へ直行する特急バスであった
 地理的には山形市内よりも天童の方が真西にまっすぐ。主要街道もあるのでバス便があるだろう、そういえば山交が運行していたような記憶がある・・・・・・と思って探したらビンゴで、午後の良い時間帯に便があったので旅程に取り入れてみた。バス乗場が駅前ターミナルの外れにあったので辿り着くのにちょっとまごついたが問題なし。座席指定制ではないが定員制なので混んで乗れないと困るな、と思っていたが反面メインルートでは無いので積み残しは発生しないだろうという楽観的観測もあった。バスは仙台駅23番停留所から出発する。周辺は混み合っていたが、大半が頻発する隣の22番からの山形市内行利用者のようだ
 仙台〜山形市内間の交通は仙山線よりも高速を走る山交のバスが圧倒的に便利で早いが、それ以外の地域へはやはり直行の便が悪い。仙山線は開通も旧く、また長大トンネルを土木技術が未熟な時代に掘削しなければならなかった影響で北へ大きく膨らんだルートとなった。対して開通の遅い高速道路は比較的真っ直ぐに山形を目指す上に表定速度は鉄道に比して早く、距離、速度、時間どれを取っても鉄道は太刀打ちできない。仙台〜山形間に10〜20分おきに高速路線バスが発着していれば仙山線はそれは勝ち目無いであろう
 高速が無い時代から仙台〜山形間の陸路として笹谷峠を越える国道は開通していたが、これはかなり九十九折れの狭隘な峠道で大型車の通行も困難であった。それに対して、やや北周りになるが作並から天童へ抜ける関山街道は比較的カーブも少なく峠越えも容易であり山形方面への主要ルートとして整備されていた
 いまでも交通量は多く、高速道路は無いが線形改良で一般道も走りやすくなっており、特急バスは1時間ちょっとで天童温泉の入口まで連れて行ってくれる
 仙台市内を東西に抜け。さっき乗った地下鉄東西線の広瀬川の橋梁を今度はバスから眺めると、愛子、作並方面へと向かう高規格のバイパス道路となる
 もっとも、二車線で幅広な快適な道路は愛子付近までで、そこから先の48号線は一般的な地方の対向2車線の国道となる

 作並が近付くと雪が増えてきて、作並温泉を越えると冬の様相

 まだまだ春は遠い

 山間部は雪が結構な量で降っているが路面に積雪が残るほどではなく、バスは快適に峠を登って宮城、山形県境の関山トンネルに突入した

 山形側も雪景色のままだ
 延々と下り。雪雲が晴れてきて夕陽が差してきた。雪景色の里山が左右に広がってくる長閑で良い景色だ
 目の前を山形空港に着陸するエンブラエルが横切るころ、国道13号線に合流。山形を経ないで直接1時間少々で天童温泉に到着。途中幾つか停留所の案内が流れたが、一切乗降は無く。仙台駅から乗り通した我々と、サラリーマンが1人そのまま先へと進んでいっただけであった
 1日5往復が運行されるが、4月1日の改正以降は朝夕1往復ずつの2往復だけに減便されてしまうそうだ。天童にしても、寒河江にしても仙台からの直行旅客はほぼ見込めないとのことだろうか


 天童駅から温泉街まではちょっと距離があるのだが、特急バスは温泉街を横切って天童駅まで行くので丁度良い。わくわくランドという日帰り入浴施設の名前を冠したバス停から5分も歩かず、今日の宿「松伯亭あづま荘」さまに到着
 1911年に井戸掘りをしたところ湧出。源泉が鎌田地区だったので鎌田温泉を名乗っていたが、後年天童温泉と改名した。12軒のホテル旅館が点在している

 さっそく温泉に行ってみよう

 内湯と露天が完全に別のところにある。最初は内湯に。ちょっと熱めのお湯♪

 浴場の外には年季の入ったマッサージチェアが置かれていた
 「ニットーオートマッサージチェア」とロゴが入っている。メーカー含め、詳細は解らなかったが、肘掛のホイールで背中のもみ玉の高さを手動調節し、もみ玉部分だけ電動で振動するタイプと見た。マッサージチェアとしては初期のタイプだ

 抵抗計かな

 古いタイプの煙草の自販機。もちろんタスポで認証なんて無粋な装置はついていないw

 晩御飯は山形牛のすき焼きだ!!肉食ってばかりやなwww


<3/17>

 おはようございます。朝露天風呂で暖まってから、チェックアウト
 フロントに行くと・・・・・・

 まいちゃんいたーっ!!!!
【2017年版】全国の宿 自慢の看板猫ランキング 第2位のまいちゃん♪昨日のチェックインの時にはいなかったし、会えないかと思ったよぉ

 今日は山形テレビ「ピヨ卵ワイド」の収録もあって、フロントにお出ましに
 なんだかわからぬまま、テレビの取材まで受けてしまったwwwまいちゃんかわいい///

  わくわくランド→天童バスターミナル:山形交通バス・・26 9:40発 「天童バスターミナル」

 5分程度遅れて来たので乗れた。当初予定よりは早いバス

 天童バスターミナル。ターミナルっていうほどは活気は無い

 駅は直ぐ横

 天童駅に来るのも久々だな

 こま八。天童は将棋の駒で有名。全国シェアの実に95%を天童の将棋駒が占めている。馬の文字が反転した「左馬」は福を招く商売繁盛のお守りとしても有名。福を招くことからギャンブラーにも有名ねw
 
 新庄行つばさ123号が入線。乗車する山形行と交換待ち。新幹線と行っても、在来線なので単線区間では列車交換待ちを強いられる。ダイヤ上は新幹線優先に作っているんだろうけど、当然交換列車が遅れたりすれば待たざるを得ない

  天童→山形:クモハ701−5506 10:21発 1432M 普通「山形」

 春休みでお出掛けでもするのか、若い子たちで車内はいっぱい。ワンマンではないが、2両なので乗降の度に少しずつ遅れていく

 そのまま、米沢行430Mになるようだ。山形で25分程停まるが実際は直通するようなものだ

 となりのホームの719系。山形新幹線開業、奥羽本線の福島〜山形間改軌の際に投入された719系5000番台も1991年のデビューだからもう4半世紀も走っている。冬は過酷な環境で使われるし、随分と草臥れてきた感もある
 東北本線で使用されている0番台の登場は1989年で、こちらはE721系1000番台投入で順次置き換えられてゆくことが決定している。その次の経年車が奥羽の719系なので、これもE721系の広軌仕様車かなんかで近いうちに置換えられてしまうだろう

 ガッチガチの氷は熱湯で溶かすらしい。専用のピットがあるんやな
 さて、新幹線の指定は天童から確保しているのだが、せっかくなので山形城址に登城すべく山形まで普通列車で先行してきた。山形城址は東北に住んでいた頃、最初のゴールデンウィークに山寺と共に訪れた史跡だ。これも、もう20年近く昔だね
 あの時は宿にチェックインしてから行ったので、東口から出かけたのだろうか。今回は西口から赴いたが、こんな綺麗なコンコースは無かったなぁ

 線路沿いに歩くと直ぐに外堀

 左に進む

 二の丸南大手門から中に入る。城門の角からなんかじゃばじゃば流れ落ちてるのが気になるな

 流れ落ちている上のところ。昭和47年に城内に井戸を掘ったそうだが、そこの水を掘りに逃がすための出水口だそうだ
 
 二の丸南大手門跡を城内側から。正面のビルが山形駅横にある霞城セントラル。高さは114mで地上24階建て。現在、山形市内で一番高いビルである。ちなみに山形県内で一番高いビルは上山市にあるマンション、スカイタワー41で地上高134mである

 石垣の間を縫って城内へ

 お城にはにゃーがいる!去り行く後ろ姿を捕捉!!
 てゆうか、にゃーがあちこちにいるぞ!?山形城

 東側の城壁を回って

 郷土館となっている済生館本館へと下りてきた

 初代の山形県令、三島通庸の命によって建築された済生館病院本館である。当初は当時の県庁のそばにあったが、老朽化により病院各棟の再建が行われた際に、城内へと移築保存された
 現在は明治期の姿に復元されて保存されており、内部は山形県史の資料館となって公開されている

 そんな済生館周辺にもにゃんこがたくさん

 にゃー

 にゃぁぁぁん

 にゃんパラかよホントに!!モフモフしまくりだぜ!!

 最上義光の像
 山形城は最上義光の時代に外形が整えられ、その後、鳥居忠政の時代に現在の形に整えられた
 1356年に斯波兼頼に羽州探題として山形にやってきたおり、1357年に初期の山形城として開城する。以後、出羽斯波氏は最上氏を名乗り、代々山形は最上氏の本城として栄えた。1622年まで最上氏が納め城郭の拡大などを行い、出羽57万石の本城となったが江戸時代には鳥居氏と代わり、、以後頻繁に城主が交代した
 江戸時代中に山形藩主の石高は減少を続けており、山形城を維持するのも困難になったそうで、幕末には本丸は更地に、その他も田畑などに開墾されていたという

 一番のお城っぽい建造物は二の丸東大手門。これも当時の物ではなく、昭和62年より6年の歳月をかけて木造復元されたものである

 東大手門を外から望む。この規模の城門は江戸城のそれに匹敵する規模のものだと言われている

 二の丸堀の東側を奥羽本線が走る。左側が狭軌の仙山線、左沢線の列車が、右側の広軌が奥羽本線、山形新幹線が使用する
 残念ながら列車は上手いタイミングではやってこなかった。本線とは名ばかりのローカル線だし仕方ないね・・・・・・
 城内はかなり広いし、にゃんこに興奮しすぎて時間がなくなってしまった。早足で山形駅へ戻り、お土産と昼食を購入

 ブロック組み立ての新幹線を見ていたら、直ぐ後ろを乗車するつばさ140号が入線してきた

  山形→東京:E328−2006 12:08発 140M つばさ140号「東京」 15号車5C 普通車指定席

 
 松川弁当でお昼ご飯

 山形市内は雪が全然なかったんだが、羽前中山付近まで来るとご覧の有様

 赤湯もまだまだ雪景色だ

 峠の力餅と珈琲スイーツセットを買った

 ちからもち!!もっちもち

 残雪を頂いた那須連山が見えてくると関東平野。東京ももうまもなくだ

  東京→八王子:サロハE257−15 15:15発 5013M 特急かいじ113号「甲府」 8号車3C 普通車指定席

 夕方ラッシュには早いから、快速電車も待てば座れるだろうけど、旅の余韻に浸りたいから特急奮発
 仙石東北ラインは次回の宿題!

  了

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