!注意!音色名はメーカーや機種により若干異なります。→詳細


PIANO  音色番号 001〜008
ピアノ系の鍵盤を持つ減衰楽器の系統。
音色
番号
音色名 推奨
キーレンジ
音色について
001 Acoustic Grand 21-108 いわゆる生ピアノ。この番号には概して丸い感じの音(豊かな音?)がアサインされているので、ソロピアノ向きの音色と思って良いだろう(参照→002の★)
002 Bright Acoustic 21-108 001同様に生ピアノだが、こちらにはアタックの強い音がアサインされる。全体に音像も細めなものが選ばれるので、アンサンブルの中のピアノ役に向いているだろう。

★ソロピアノ時には「音の豊かさ」を創出していた周波数エッセンスは、他の音と混ざると埋没し、事実上聞こえないばかりか全体の音像を混沌とさせる悪要素にもなる。よってアンサンブル時のピアノは、ミキシングの段階で中域以下の周波数帯を切り落とすのが常だ。この音色は、あらかじめそのような音に仕上げてあると考えておいて良いだろう。アンサンブルでは必ずしもリアルなだけが良いピアノではない、ってコトだ。
003 Electric Grand 21-108 詳細は不明だが、通常は002の別バージョン的なピアノ音が来る。比較的ブライトで固めな音がアサインされるので、テクノ系のリズムピアノにも選択しやすいだろう。

★「エレクトリック・グランド」は“PCM音源が主流となる以前、電気的に生ピアノをエミュレートして作られたピアノ”を指しているはずだ。が、PCMをもってしてもピアノの再現は特に難しく、安い音源では001や002がすでに「エレクトリック・グランド」化してることも多い。あまり音色名を意識する必要はないだろう。
004 Honky-Tonk 21-108 ホンキートンク・ピアノは、ラグタイムなどに用いられる若干オモチャっぽい音を出すピアノだ。軽快なブルース系のソロピアノや、リズムピアノなどに最適。あまりコレで暗い曲は奏でない(笑) 概してブライトな音色なので埋没の心配も少ない。
005 Electric Piano 1 21-103 いわゆる「エレピ」だが、GM規格には「どんな感じの」という規定がない為、アサインされている音色はメーカーによって様々だ。SC88系では005がローズピアノ系、006がLA音源系になっている。個人的には005を旋律用に、006をコード用にする傾向にあるが、あながち間違いでもないようだ。

★エレピとは、今のようにシンセサイザーが多彩な音を出す以前からある電気的なピアノ音。生ピアノのエミュレートが目的ではないので方向性は多種多様。一口に「エレピ」と言っても様々な進化系がある。
006 Electric Piano 2
007 Harpsichord 41-89 ハープシコード、あるいはチェンバロ。バロック音楽で多用される楽器で、厳かな雰囲気やブライトなタッチを出しやすい音色でもある。楽器構造上、音にほとんど強弱がつかない楽器であることに注意したい。

★ピアノのルーツとして紹介される鍵盤楽器だが、音を出す仕組みは全く違う。ピアノは「ハンマー」と呼ばれるフェルトのヘッドで弦を叩くのに対し、ハープシコードは「キール」と呼ばれる爪が弦をはじく仕組みになっている。よって音は鋭い。質の良い音源ではキーオフ時、消音時に発する音(振動する弦を硬いモノで押さえたような音)まで出る。
008 Clavi 36-96 クラビ(クラビコード)もチェンバロと並び古典鍵盤楽器。現在ではもっぱらファンク音楽の必需品として使われる。

★ピアノ同様「弦を叩く系」の鍵盤楽器ではあるが、ヘッド部は「タンジェント」と呼ばれる金属片な為、かなりとがった音になる。FM音源世代の人ならDist.ギターの代用音として使った経験もあるのでは?(笑)




CHROM PERCUSSION  音色番号 009〜016
クロマティック・パーカッション=“音階ある打楽器”の系統ってトコだ。木琴などを叩く時に使う、先端にフェルト玉などがついた叩き棒を“マレット”と呼ぶことから「マレット系」とも呼ばれる(「木琴系=ウッドマレット」「鉄琴系=メタルマレット」などとも表現する) シンセ上では音色名に関係なく“欲しい音を出してくれる音色ナンバー”を選ぶ傾向にあり、おのずと表現もおおざっぱになりやすい。
音色
番号
音色名 推奨
キーレンジ
音色について
009 Celesta 60-108 チェレスタも古典鍵盤楽器の一種で、鉄琴のような音色を出す。大型アンティーク・オルゴールの表現をする際の代用音としても適しているだろう。
010 Glockenspiel 72-108 グロッケンシュピール、と言えば凄そうだが、学校教育でもお馴染み「鉄琴」だ。鉄の板を硬質マレットで叩く、高い音域に華を添える楽器。フルートやストリングスなど、アタックの弱い楽器とユニゾンさせることで、ファンタジックに音像を強化できる(ディズニー音楽の常套手段だね)
011 Music Box 60-84 楽器ではなく、主にオルゴールのエミュレートをする目的で用意された音。だが、オルゴールの種類やイメージによっては009を選んだ方が無難な場合もある。

★小型のオルゴールは“ゼンマイの力で回転するシリンダー上の突起が、くし状の鋼(はがね)を弾(はじ)いて演奏する”タイプのものが多い。いくつもの突起が同時に来る「和音」は、物理的には「シリンダーにかかる過重負荷」だ。2音程度ならともかく、5〜6音ともなるとゼンマイにとってはかなり「重い」。そのような和音で演奏が滞ることがないよう、シリンダーの突起は若干時間差になるようズラして設けてある・・・と、かつてオルゴールを観察してた時に思った(そんなコトまでしているらしい…) ゆえに、エミュレートする際には、和音を少しずつズラすとソレっぽく聞こえるようだ。
012 Vibraphone 53-89 ビブラフォン。中音域をカバーする、金属板をマレットで叩く楽器。主にジャズで使われる楽器だが、その他のシーンでもメロゥな雰囲気の演出に欠かせない。

★金属板の下にはフタのついた共鳴管があり、フタはモーターによって回転する仕組みになっている。これにより、独特の“ゆらぎ”が発生する。
013 Marimba 48-84 マリンバ、つまり「木琴」のことだ。硬質の木板を、主にフェルトマレットで叩く楽器だが、その下に共鳴管があるので豊かでマイルドな音が得られる。日本人的には「料理番組のテーマ曲」というイメージもあるだろう(笑)
014 Xylophone 65-96 シロフォンも分類的には「木琴」であり、硬質木板を、主に木製マレットで叩く。硬い、減衰の極めて短い音が特徴。GM音源上ではシロフォンとしての目的以外にも、硬質木製打楽器の代用として使われやすい。

★似た系統の音として109と合わせて覚えておくと選択肢にしやすい。
015 Tubular Bells 60-77 チューブラー・ベル。日本人には「のど自慢の鐘」と言った方が通じやすい(笑) さりげなく使うことで、平和・恐怖・神聖・歓喜など、様々な強調要素となる楽器だ。また、クリスマスの必需品でもある。
016 Dulcimer 60-84 GM規格には「ダルシマー」と記載されているが、「Suntur(サントゥール)」とアサインされている音源も多いと思う。どちらも弦をマレットで叩いて出す系統の楽器で、サントゥールはインドの民族楽器と記憶する。いずれにしてもエスニックでエキゾチックな雰囲気をかもしだす音色で、案外いろんな場面で使われてる。

★インド系という意味では105や112とあわせて覚えておくと選択肢にしやすい。




ORGAN  音色番号 017〜024
いわゆる「オルガン」からフリーリード属まで、非減衰系の鍵盤楽器。
音色
番号
音色名 推奨
キーレンジ
音色について
017 Drawbar Organ 36-96 電子オルガンその1。単純な「オルガン」の目的に用意された汎用音で、概して019より音像は細い。シンプルゆえ、学校教育の伴奏みたいな両手ベタ弾きでも音像は保ちやすい。
018 Percussive Organ 36-96 電子オルガンその2。「パーカッシブ=打楽器的」というぐらいで、アタックに特徴を持たせた音色。リズムを刻むような奏法に向いている。
019 Rock Organ 36-96 電子オルガンその3。いわゆる「ハモンド系」を意識したズ太い音がアサインされるべき音色だろう。メロディーや、ロック系のコード弾きに向く音色。歌唱等の伴奏には太すぎて音像がボヤける可能性が高い。
020 Church Organ 21-108 いわゆる「パイプオルガン」・・・といっても様々な規模があるのだが、大聖堂のような大型オルガンを意識した音色が選ばれやすい。
021 Reed Organ 36-96 指定はリードオルガンなので、おそらく“足踏みオルガン”的な音が用意されることを前提としたのだろう。ただ、音源によっては「ポジティーフ・オルガン」と呼ばれる小型のパイプオルガンがアサインされることもある。汎用性を狙うなら極力避けたいナンバーだ。
022 Accordion 53-89 言わずと知れたアコーディオン。日本人には演歌の伴奏っぽい印象もあるが、ヨーロピアンな雰囲気をかもし出す上品な楽器でもある。反面、MIDIにするとなるとエクスプレッション制御がムチャクチャ多くて泣き入る音色だ(笑)

★似た系統の音として024と合わせて覚えておくと選択肢にしやすい。
★KORG系だとココに「Musette(ミュゼット)」ってのが振られている機種がある。資料によれば「ミュゼット」は17世紀に作られたバグパイプの一種。後に19世紀、パリでこのミュゼットを伴奏に行われるようになったたダンスパーティーを「バル・ミュゼット」と呼んだ。更に時が経ち、伴奏楽器がアコーディオンに取って代わった後も、「バル・ミュゼット」という呼び名だけが慣習的に残ったそうだ。そんな背景を知ると、あえてミュゼットと命名したKORGは粋(いき)なナイスガイだと思うが、判りにくい迷惑ガイでもある。
023 Harmonica 60-84 学校教育楽器のハーモニカ。GM上ではジャズなどで使われる「ブルースハープ」って、ハーモニカに似た楽器の代用としても使われる。アコーディオン同様、本気で使うとなるとかなり難しい。
024 Tango Accordion 53-89 通常は「バンドネオン」と解釈して良い。バンドネオンはアコーディオンに似た手風琴の一種だが、鍵盤の役をするキーが丸いボタンなのが特徴(配列もドレミ順じゃないとか) 詳しいコトは私も知らないが、データの基本はアコーディオン同様に考えておいて良いだろう。

★似た系統の音として022と合わせて覚えておくと選択肢にしやすい。




GUITAR  音色番号 025〜032
生からエレキまでギター各種。だが、音色名には楽器名・奏法名・エフェクト名が混在しているので要注意だ。
★GMマップのギター系では、この他に106(バンジョー)がある。
音色
番号
音色名 推奨
キーレンジ
音色について
025 Acoustic Guitar
(nylon)
40-84 ナイロン弦の生ギター。クラッシック・ギターとも呼ばれる。弦は比較的太く、丸っこくて暖かい音がその魅力だ。あまり大きな音は出ない為、ソロ演奏か、または静かな伴奏に乗せるのが常識範囲。MIDI上では同じくナイロン弦楽器・ウクレレなどの代用音色として使えないこともない(若干減衰が長すぎるかも)

★フォルクローレ(アンデス系の音楽)の伴奏では、このギターをハデなストローク奏法で用いる。MIDIで再現すると、音源によっては単なる混沌材料となる危険性が高いので、あまりオススメできない(むしろ026を使った方が現実的には妥当)
★121のフレットノイズと合わせて覚えておくと便利。詳細は121で。
026 Acoustic Guitar
(steel)
40-84 一般に言うフォークギターだ。パワフルなストロークやアルペジオなど、主に伴奏用として使われる。MIDI上では同じスチール弦楽器・マンドリンなどの代用になるかも知れない。

★121のフレットノイズと合わせて覚えておくと便利。詳細は121で。
★金属弦はギター史の中では後発的なもの。それまで主流だったガット弦(動物の腸などを引き伸ばして作られる弦)では、屋外演奏や合奏時に音量不足だった。その打開策として金属=スチール弦が使われた。いくら音色名にスチールって書いてあるからって「スチールギター」など言うと誤解を招くので要注意だ(笑)(スチールギターはトロピカル〜なアレ)
027 Electric Guitar
(jazz)
40-86 エレキギターだが、音色名にある「ジャズ」という分類は少々不可解だね(笑) おそらくレスポールタイプのギター+弱エフェクトで、フュージョンなどの主旋律やギターソロを演奏する目的に用意された音色だろう。
028 Electric Guitar
(clean)
40-86 ほとんどエフェクトをかけないエレキギター。カッティングなどリズムギターとして使うと良さそうな印象だが、用途は様々かな? あまりにも「素の音」なことが多い為、使う時にはコーラスを併用したりデータ上に工夫をしないと、なんだかお粗末っぽい仕上がりになる音色でもある。
029 Electric Guitar
(muted)
40-86 ミュート奏法のエレキギター。ミュート奏法は、右手の小指側・側面でブリッジぎりぎりの辺りの弦を押さえ、そのままピッキングする。弦が押さえられているので、減衰の短い独特の音が出る。使うエフェクトによって印象の大きく変わる奏法ではあるが、ここにアサインされているのはコーラス程度のナチュラルな音色。フュージョンなどに最適だろう。使い方さえ間違わなければ、比較的安全な音色でもある。

★エレキギターは全ての弦を開放したまま弾くと、共鳴により他の弦が振動し、ボワ〜ンとしたノイズを発する。そのため、今弾いている弦より低音弦をミュートしながら演奏するのが常だ。なお、ディストーションなど歪み系エフェクトで、低音弦をミュート奏法で弾く音は、ロックやメタルの“ズズ・ジャー・ズ・ジャー”の“ズ”にあたる部分でお馴染みだ…って、こんなガキみてーな説明で通じるのだろーか(笑)
030 Overdrive Guitar 40-86 歪み系エフェクト「オーバードライブ」をかけた状態で演奏されるエレキギターの音色(「オーバードライブ・ギター」という楽器ではないので注意) GM的には、ロック&ポップス、フュージョンなどのギターソロ向き=高い音域で使う歪み系ギター音色として用意されたものと思われる。
031 Distortion Guitar 40-86 歪み系エフェクト「ディストーション」をかけた状態で演奏されるエレキギターの音色。(「ディストーション・ギター」という楽器ではないので注意) GM的には、ロックのバッキングなどに代表されるような、低音で使うことを前提として用意された音色だろう。
032 Guitar Harmonics 40-86 エレキギターの「ピッキング・ハーモニクス」の音。振動する弦にそっと触れた時に発する音を「ハーモニクス」と呼ぶ。また5、7、12フレットなど特定の音階では、弦に触れただけの状態でピッキングしても、こんな音が出る。注意すべきは、この音色は歪み系エフェクトをかけた状態の音だってコト。同じギターだからとは言え、030や031以外の音色とセットにして使っちゃおかしい。



!注意!音色名はメーカーや機種により若干異なります。→詳細

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