〜勘定記入方法〜

標準原価計算を用いると、原価差異が生じます。
それをどの科目(材料など or 仕掛品)で把握するか、それをこれからします。

●パーシャルプラン●

材料や賃金などの各原価要素から仕掛品には実際発生額で記入し、
仕掛品の中で原価差異を把握する方法です。

 材料・賃金・製造間接費         仕 掛 品    
┌─────┬─────┐    ┌─────┬─────┐
│     │     │    │期首仕掛品│完成品  │
│実際発生額│当月投入 │    │ 標準額 │ 標準額 │
│     │ 実際額 │    ├─────┤     │
│     │     │──┐ │当期投入 ├─────┤
│     │     │  │ │ 実際額 │期末仕掛品│
│     │     │  └→│     │ 標準額 │
└─────┴─────┘    │‐ ‐ ‐├─────┘
                 │(原価差異)│
                 └─────┘

大げさな名前で、初めて聞けば分からないと思いますが、
パーシャルプランとあれば、仕掛品から差異を出すのだと分かればOKです。
他に特に問題はありません。

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●シングルプラン●

材料や賃金などの各原価要素から仕掛品には標準原価で記入し、
各原価要素の中で原価差異を把握する方法です。
つまり、仕掛品の中は標準原価だけって事になります。

 材料・賃金・製造間接費         仕 掛 品    
┌─────┬─────┐    ┌─────┬─────┐
│     │     │    │期首仕掛品│完成品  │
│実際発生額│当月投入 │    │ 標準額 │ 標準額 │
│     │ 標準額 │──┐ ├─────┤     │
│     │     │  │ │当期投入 ├─────┤
│‐ ‐ ‐├─────┘  └→│ 標準額 │期末仕掛品│
│(原価差異)│          │     │ 標準額 │
└─────┘          └─────┴─────┘

それぞれ、どこで把握するかというだけの問題ですが、
名前が聞きなれない言葉で初めて聞けば錯乱すること間違いなしです。
意味さえ分かれば大丈夫でしょう。

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※修正パーシャルプラン※

差異は製造工程において管理することが出来るものと出来ないものに分けられます。

操業度や投入量、能率などは管理することが出来る差異であり、
その発生を抑える事、増やすこと減らす事が可能です。

それに対し、材料単価、賃率に関しては製造工程ではどうしようもありません。

このことにより、管理できる差異は仕掛品で把握し、
管理できないものに関しては、それぞれの原価要素(材料と賃金)で把握する。
これが修正パーシャルプランです。

材料の価格差異と賃率差異だけが材料・賃金で把握され、
その他の差異は、仕掛品で把握されます。

材料から仕掛品には「標準単価×実際消費量」、賃金からは
「標準賃率×実際作業時間」、製造間接費は実際発生額が記入されます。

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次回は直接原価計算の追加論点 直接原価計算












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