〜予算実績差異分析〜
●要因別分析●
販売量や販売価格、変動費などの利益に影響を及ぼすそれぞれの要因が、
どれだけその利益に影響を及ぼすかを調べ、分析する方法です。
主に販売量に重点を置いて分析します。
まず、営業利益差異を貢献利益差異と固定費差異に分けます。
1.固定費差異
固定費差異は、前回と同じく予算と実際の差がそのまま差異になります。
次に、貢献利益差異を販売量差異、販売価格差異、変動費差異に分けます。
ここでいう販売量差異は項目別分析による販売量差異とは全く違います。
販売量による差異は売価、原価に関わらず、全て販売量差異で把握します。
なので、変動費差異は、価格差異のみを求めればいいことになります。
2.変動費差異
変動費差異=(単位当たり予算変動費−単位当たり実際変動費)×実際販売量
3.販売価格差異
販売価格差異は項目別分析による求め方と同じになります。
販売価格差異=(実際価格−予算価格)×実際販売量
4.販売量差異
売上も原価も全ての数量を把握する差異なので、
売上と原価の差(利益)から数量差異を求めることになります。
販売量差異=(実際販売量−予算販売量)×単位当たり予算貢献利益
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なんだ、簡単じゃないかと思うのはまだ早いです。
販売量差異に関しては、販売する製品が複数ある場合に限り、
売上品構成差異と数量差異に分ける事が出来るのです。
製品が複数あるという事は、製品それぞれについて販売数量が決めているはずです。
という事は、決められた販売量により、その割合が決められているって事です。
具体的にいうと、A製品は10個、B製品は5個と決められていたとすると、
A製品とB製品は2:1の割合で販売すると決まっているという事です。
ということは、販売量差異が売上品構成差異と数量差異の2つに分かれるのでなく、
製品ごとに売上品構成差異と数量差異が発生するということです。
なお、販売割合の事を「セールスミックス」といいます。
以下、短縮してSMと呼びます。
●売上品構成差異●
その製品の実際販売量と、各製品の実際販売総数に対する予定の販売量との差額
(予算SMによる実際販売量)がその製品の売上品構成差異になります。
売上品構成差異=(その製品の実際販売量−実際販売総数×その製品の予算SM)
×単位当たり予算貢献利益
●数量差異●
予算SMによる実際販売量とその製品の予算販売量との差が数量差異となります。
数量差異=(実際販売総数×予算SM−予算販売量)×単位当たり予算貢献利益
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次回は予算実績差異分析(経営資本営業利益率)
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