五分後の未来


ふと気が付くと、俺は10人ほどの集団の中にいた…みな無言のまま、歩いているので俺もなぜ歩いているか、どこへ行くのかわからないがなぜか歩かなくてはいけないと思い、歩いている。
顔をあげると集団を囲むように武装した男が5人ほどいた。5人とも黒人だ。
集団は全員白人で黒人が白人の集団を連行してるのだと悟った。周りを見渡すとそのような集団が前にも後ろにも連なっていた。

どのくらい歩いただろうか…体育館くらいの建物についた。
「はやくはいれ!」
殺気のこもった口調で黒人が俺に言った。俺と一緒に連行されたたくさんの白人達も武装した黒人達にビクビクしながら建物の中へ入っていく。建物にはいると綺麗に三列にならばされた。歩いている時はわからなかったが、白人の数は全部で1000人ほどいた。そして、前の人から順にスーツを着ている黒人が2、3人座っている前に行き、何か2分ほど話しては黒人にわめきながらも連れられていく者と奥の部屋へ行く者と別れた。なにか面接のような事をしているようだが、そのような雰囲気ではなく裁判のような重い雰囲気があった。
「なーここで何をするんだ?」
隣の男に聞いてみた。
「お前何を言っているんだ?今からヒュウマンに過去を調べられて必要な人間かどうか区別されるんだよ。」
「必要だと認められなかったら?」
「…殺されるのさ」

「おい!そこ、うるさいぞ!静かにしていろ!」
黒人の言葉は俺の耳には入らなかった。いや、入っていたのかもしれない、しかし、隣の白人が言った言葉に俺は驚き黒人の言葉に反応することができなかった。
「何言ってるんだよ!!なんでそんな事されなきゃいけないんだよ!!」
声が裏返るほど大きな声で叫んだ。その時だった。一人の黒人が背後から俺の首にナイフを突きつけた。黒人の動きが速すぎて俺は少しも動く事ができず気付いた時には首にナイフをつきつけられていた。
「貴様うるさいぞ!こっちへ来い!」

「お前名前は?」
「三宮悠介…」(さんのみやゆうすけ)
「何?俺が聞いているのはコードネームだ。」
「コードネーム?何の事だ?」
その言葉に黒人の顔が急変した。
「おい!!ちょっと来い!!」
俺はその黒人に奥の部屋に連れて行かれた。そこには白髪でしわが顔にたくさんあり眼鏡をかけている老いぼれた黒人がいて、少し大きめのデスクで書類を読んだりパソコンのキーボードをたたいたりと忙しそうにしていた。
「キラー大尉、白人のチェック中に怪しい男を見つけました。彼はコードネームを知りません。」
「何?コードネームを知らないだと?」
キラー大尉というこの老いぼれた黒人が俺の事をするどい目つきで見ていた。視線はとても冷たく俺は震えていた…
「君は白人のようだが少し肌が黒いな。東洋人かね?」
「日本人です…」
「日本?何を君は言ってるんだ。日本は第二次世界大戦でポツダム宣言を受けずにゲリラ戦を展開し最後まで戦いアメリカに破れて領土は全てアメリカ領になったぞ。生き残った日本人は全員韓国へ連行されたんだ。」
なんだと?日本はもう無い?ポツダム宣言をうけなかった?俺の知っている過去とはまったくちがう…どういう事だ…
「君、名は?」
「三宮悠介」
「う〜む。昔の日本人らしい名前だ。」
「でわ、なぜ君は連行してきた白人の集団の中にいたんだ?どこから来た?」
「…俺にもわからない。気付いたらそこにいた…」
「タイムトラベラーか…気付いたら集団の中にいたという報告は全世界でうけている。お前もそのうちの一人だろう…」
「俺はこれからどうすればいい?」
「お前の事は中央政府に報告する。そこで今後が決まるだろう。」
「俺は戻れるのか?」
「わからんよ。」
キラー大尉の声をなぜか俺は平然と受け止めていた。もう元の世界には帰れないかもしれない、しかし、自分が今どのような状況におかれたのかがやった理解する事ができ少し安心したのだ。
「とりあえず、一次審査を合格した白人と同じ部屋に連れて行け。」
「はっ!」
キラー大尉は最後に部屋の時計を見た後に俺にこう言った。
「おや?ところで君の腕時計が五分ほど遅れているぞ?」

俺はさっきナイフを突きつけられた黒人に連れられキラー大尉のいた部屋を出た。そして長い廊下を通り抜けるとさっきの部屋より少し大きな部屋についた。そこには20〜30人ほどの白人がいた。
「とりあえず、ここでおとなしくしていろ」
さっき俺にナイフを突きつけてきた時の声とは違い殺気もなかった。

 

この部屋にいる白人はみな無表情で座っていてまるで死んでいるようだった。呼吸だけをしているようで目にも力がなかった。俺は適当に壁によしかかって座った。俺が座ったとなりにさっき並んでいた時に俺が声をかけた男がいた。彼も目に力がなく疲れ果てた表情だった。彼は弱々しく俺に話し掛けた。
「さっきヒューマンに殺されそうになったのによく生きていたな…」
「ヒューマン?黒人の事か?」
「バカ!!黒人ってのは昔の言い方だろ!!今じゃ差別用語だヒューマン達の前で言ったら確実に殺されるぞ!」
いきなり彼の表情が変わった。
「…どういう事だ?」
「お前…本当に何も知らないんだな…いいだろう教えてやるよ。」
その男はこれまでの俺の知らない歴史について話してくれた。冷戦が終結し白人達は富と欲だけのために生きてきた。資源を使い、環境破壊が止まらなくなりアメリカでは島一つをゴミの捨て場所にする計画まで立っていた。その島っていうのが元日本領のことだという。白人達の国はみんなそうしてきた。
しかし、アフリカ大陸の国は違った。昔の先住民の考え方や生き方を大切にして資源は最小限しか使わず、また、資源のありがたさをずっと子孫に伝えていった。石油がなくなり新しい資源を見つけてはそれの奪い合いで紛争が起こり、戦争は絶える事がなく血で血を洗うような世界になっていった。
昔は白人達は黒人の事を差別していたが、そのうちそのような事もしていられなくなり、黒人の才能、知恵を借りなんとかして自分達の国を守ろうとした。その事によりアフリカ大陸の多くの発展途上国も先進国の技術を自分達独自の技術に取り入れて史上例を見ないほどの強さを誇る武器を開発していた。そして、先進国に劣らない経済力や軍事力を蓄えた。
アフリカ大陸にある国々は資源があるので自分達から戦争をしかけた事はなかった。しかし、アフリカにはたくさんの資源が残っていたので他の国々はアフリカ大陸へたくさんの軍隊を送り込んだが成長した軍事力と開発した武器のの前に戦争に負け資源を確保する事ができなかった。アフリカの国々も他の国からの侵略を阻止するためにアフリカ連合というのをつくり防御をより強くしていった。

そうしている間についに地球上の資源がほとんどアフリカ大陸にしかなくなったのだ。全世界は一斉にアフリカに領土を広げようとしたが、攻撃できなかった。それは攻撃すれば大事な木などの資源が破壊されるのを恐れたからだ。そして、戦争をしかけてもアフリカの国は強くなったので勝つ保証がなかったからである。そこで、彼らはアフリカの国々に条件つきで資源を少しわけてもらうように外交をするようになった。そこまで聞いた俺は一つ質問をぶつけた。
「火星への移民はどうなったんだ?」
「あ〜あれか。あれは一度実現したんだが…最初に移民した人間が1ヶ月で死んでしまったんだよ。」
「なぜだ?」
「原因不明のウイルスだとよ。地球のウイルスとは構成もちがうからワクチンもつくれなかったんだってな。だから、もう移民する奴はいなくなった。一応今でも募集してるぜ。」
男は少し笑みを浮かべた。
「そうだったのか…」
「で、どこまで話したっけ?」
男はまた話を続けた。
アフリカ大陸にだって資源にも限度がある。資源がなくなりかけた頃にアフリカ連合は新しい資源を見つけ出す事に成功した。その資源とは世界のどこにでもあるらしいが、まだそれは公表されていない。なぜなら、資源は発見できたがまた、白人達が資源を大切に使わなければせっかく見つけた資源がすぐになくなると考え、資源を大切に使う白人は残し、他は殺すというとんでもない政策を打ち出した。
しかし、白人達は拒否や反抗ができなかった。もう白人達はアフリカ連合との外交なしには生きていけなくなったからである。そのため、アフリカ連合の政策を受け入れる事しかできなかった。そして、今その審査が世界各地で行われているがってわけだ。俺は男の話を全て聞きずっと黙り込んでしまった。何分間黙っていただろう…俺は男に質問した。
「なぁ〜お前は人間として認められたのか?」
「一次審査は合格って所だ、これからたくさんの審査をうけなくてはいけないからな…どうなるか俺にもわからないよ。もしかしたら、次で死ぬかもしれない…」
「そうか…生きれるといいな。」
「お前は不思議な事を言うな。お前だって殺されるかもしれないんだぞ?人の心配をしている場合じゃないだろ?」
「わかってるよ。俺だってどうなるかわからない。…だけど、希望を捨てちゃいけないと思う。希望をもっていれば生き続けれると思うんだ。」
男は少し俺をバカにしたような感じで笑った。
「なぁーさっきから気になってたんだが、お前の腕時計きっかり五分おくれているぞ?」
「三宮〜!さ、行くぞ。」
さきほどの黒人が俺を呼んだ。
「じゃ〜俺行くわ。げんきでな。」
「元気か…久々に聞いたような気がするよ。」
彼の目は少し輝きがあった。

「これから俺はどうすればいいんだ?」
黒人の男に問い掛けた。
「中央政府より返事が来た。元のお前の世界へ戻す事になった。」
「どうやって?」
「お前が現れた所に時代をこえるゲートがあるはず…だそうだ。」
この男は詳しい事は聞かされていないらしい。
「まぁ〜生きてそこまでいけたらの話だがな…」
「え?!」
 俺は建物の地下へと連れて行かれた。
「詳しい事は電車の中でキラー大尉から説明がある。」
建物の地下には電車が走っているらしい。ホームにつくと電車が止まっていたが車両は一つだけだった。電車に乗るとキラー大尉がいて詳しい話をしてくれた。
「これからお前はSWATのメンバーの保護によりお前が現れた地点まで行く。」
「SWAT?特殊部隊か。なざそんなメンバー達と…」
「実はブラックという我々の政策に反対する組織があるのだ。簡単に言えばテロリストだ。彼らのアジトが世界各地に無数にあり、彼らは我々を敵とみなして攻撃をしかけてくる。彼らは我々の武器をどこからか手に入れその武器を使っているので強さも半端ではないのだ。これまでも何度か衝突がありアジトを制圧する事に成功した事もあるが部隊が全滅した事もある。そして、ゲートの近くには彼らのアジトがありここらへんはとても危険な場所なのだ。だから、お前を安全にゲートまで送るためにSWATと一緒に行くという事だ。」
大尉が説明を終わった頃ひとつの駅のような所に着いた。電車から降りると5人ほどの武装した黒人達が待っていた。

駅を降り大尉と5人のうちの一人が少し話したうちに
「君にも紹介しとくよ。このグループのリーダーレオン君だ。」
「よろしく。」
レオンが握手を求めてきた。俺も
「よろしく。」
と返し手を握った。
レオンは25歳くらいで若いがゲリラ戦のスペシャリストだという。
「後のことは彼に任せているから。三宮君、君とはここでお別れだ。最後に一つ質問していいかな?」
「なんですか?」
「君のいた世界とこの世界とどっちがすみやすいと思う?」
俺は答えに困った。そして、俺は
「どっちも同じだと思いますよ。だって、どっちの世界でも憎しみや悲しみの溢れた世界ですから。戦争や紛争も絶えないのも同じです。たいした変わらないですね。」
「そうか…」
大尉は少し悲しげに答えた。
「でわ、そろそろ出発します。」
レオンが言った。大尉は無言でうなずいた。

出発して普通の道を車で行くと思ったが森の中をわざわざ歩き、しかも中腰の形でゆっくり、ゆっくり歩き出した。
「ブラックの奇襲に備えないといけない。一番は見つからずに目的ポイントまで行く事だ。」
レオンが言った。このSWATのメンバーもそのブラックには脅威を感じているのようだ。
「このペースで行くとどのくらいかかる?」
「5時間ほどかな?」
中腰で歩くのも流石にきつい。腰が痛くなりふくらはぎがけいれんを起こす。歩いている所も普通ではない。草がたくさん茂っている道や時には崖のギリギリを歩いたりと難関が何ヶ所もあった。4時間ほど歩くと森の中に少し広いスペースがあった。
「よし、ここで一回休憩だ。」
SWATの一人が俺に温かい飲み物をくれた。お茶のようだ。
「疲れに効くぜ。」
そうその男は言った。お茶を少しづつ飲みながら休んでいるとレオンが俺の横に座った。
「なぁ〜お前キラー大尉にお前の世界とこの世界とでは一緒だって言ってたがお前の世界はどんな世界なんだ?」
レオンは俺も世界に興味が湧いたらしい。
「どんなねぇ〜さっきも言ったけど戦争や紛争が絶えなかったよ。俺は日本人なんだけど…って言ってもわかるか?」
レオンはうなずいた。
「日本だけは唯一戦争をしないった。そういう国を憲法でつくったんだ。だけど、違う国々は戦争をしていて日本だけが平和という感じだったんだ。ただ俺が思うにこの世界よりも俺のいた世界の方がいい所もある。」
「どこだ?」
レオンは興味深そうに俺の顔を見た。
「世界の人間が少しづつだけど…本当に少しずつだけど…お互いを理解しようと歩み寄ろうとした。なんか言葉では説明しづらいけど、偉い人間とダメな人間って分ける事はなかった。ここだって白人はダメで黒人は良いみたいな感じだし。だけど、黒人にだって必ずしも資源を大切にしている人ばかりでない。人間完璧な奴なんてそういないと思うぜ。だから、お互いに弱い所を補いながら人間は生きていくんだと思うよ。俺の世界ではそういう事を少しずつだけどやろうとしている。そこが違うかな?」
レオンは少し下を見て何か考え込んでいた。
「そうか…もしかしたら我々がしている事は間違っている事かもしれないな…」
「間違えているっていうか…ただ、目的を忘れただけじゃないか?みんな最初は世界平和を夢見てやっていると思うよ。だけど、その規模が大きくなるほど関わってくる人間が多くなるほど目的とは違う方向に進んでしまうのだと思うよ。」
「そうかもしれないな…まだ、間に合うかもな…」
レオンは少し笑顔を見せて言った。レオンが気が付いたように俺にこう言った。
「ところでお前、腕時計が5分遅れているぞ。」

30分ほど休憩をはさんだのち再び出発した。歩き方もだいぶコツをつかみ最初の時よりは疲れづらくなった。30分ほど歩くと先頭のレオンが急に止まった。そこからは村のような所が一つ見えた。ブラックのアジトだ…俺はそう確信した。
「おい!」
レオンが俺にお茶をくれた男を呼んだ。
「少し探索してきてくれ。目的地点にはもしかするとこの村を通らなくてはいけないかもしれない…」
「はっ!」
他のメンバーは周りを警戒しながら見張りをしている。
レオンは俺に気をつかい「座ってていいぞ」と言ったが、空気が張り詰めていていきなり襲われそうな気がしてたまらなかったので立っていた。20分ほどして男が帰ってきた。
「目的地点に行くには二つしか道はなさそうです。一つは村を中央突破するかもしくは遠回りするかなんですが…遠回りする方にはたくさんの罠があるって考えた方がよさそうですね。しかも、村からは丸見えです。」
「やはり中央突破しかないか…よし、みんな集まってくれ。」
SWATのメンバーがすばやく集まる。
「とりあえず、三宮に目的ポイントを説明しておく」
そういって地図を出した。
「今俺たちはここらへんにいる。いまからこの入り口を通ってアジトに入り一気にこっちの出口まで行きアジトを通り抜ける。おそらくやつらも追ってくるから全員無事にゲートまで辿り着けるかわからない…三宮を目的ポイントに送る事を最優先にする。三宮…悪いがもしかすると一人でゲートまで行く事になるかもしれない…場所を頭に叩き込んでおいてくれ。」
「ゲートっていうのはどんなものなんだ?」
「悪いが俺達にはわからないよ…ミッションとしてはお前と一緒にポイントまで行って探すまでやるはずだがそうは行かないようだ…」
「そうか…」
「よし!作戦を立てるぞ。時間を使わずに一気にアジトを通り抜けよう。ただ、このアジトも大きい…そこでここから見えるあの車を奪ってここまでいこう。」
…っとSWATのメンバーはきめ細かく作戦を立てていた。レオンの指揮官としての実力が伺えた。
「よし!いくぞ!」

村の入り口のギリギリまで近づいた。空気が張り詰め自分の心臓の音まで聞こえてきた。一人が手持ち爆弾を三つほど投げた…ドカーン…戦闘が始まった。一斉に車の所まで移動…SWATのメンバーは足が速い…俺はついていくだけでやっとだった。俺が車に到着した瞬間に車は動き出した。上から銃の弾が飛んでくる。
「伏せてろ!!」
レオンが大声でいった。
「うわぁ〜」
メンバーの一人が撃たれたようだ俺の目の前に倒れた…そして、また一人…なんて銃の腕前だ…上と下とで明らかにこっちの方がフリでこっちの弾はあたらないのはわかる。だが、こっちは時速100キロくらいのスピードで走っているのにも関わらず相手は綺麗に頭に弾を命中させる。なんとか出口まで到着する事ができたが生き残っているのは俺とレオンとお茶をくれた男だけ…
「走れ〜走れ〜」
レオンの声が響く。
「逃がすなぁーー!!」
テロリストも後ろから追いかけてくる。俺は恐ろしくて頭が真っ白になっていった。先頭を走っていたお茶をくれた男がいきなり吹っ飛んだ…地雷だ…
「くそ〜〜〜!!」
レオンがまた大声を出す…血が俺の所まで飛んできた…人の血を体中に浴びたが俺は冷静だった。恐怖のあまり何も考えることができなかったのだ。
「こっちだ。」
レオンが俺の腕を引っ張る…片手には地雷探索機を持っていた。追ってくるテロリストとのその差はかなりあった。振り切れる…俺はそう思った。レオンはすでに俺の10メートル前を走っていた。俺は無我夢中でレオンの後ろをついて行こうとした。今までの疲れを忘れて本当に走った。100メートルほど走ったその時左右から銃声が聞こえた…木に隠されていたいくつもの銃がレオンに向けて発砲した。レオンが罠に引っかかったのだ…レオンはその場に倒れた…
「だ…大丈夫か?」
「早く逃げろ…ゲートは…す、すぐそこだ。…」
レオンは息を引き取った。黒人達の声が近づく…。もうすぐそこに来ている。俺はなぜか恐怖から冷静さを取り戻していた。
もう誰も助けがいない自分ひとりとなった今…俺は時計を五分進め走り始めた。

〜あとがき〜

みなさん「五分後の未来」はいかがでしたか?この「五分後の未来」は実は「五分後の世界」という本物の本を参考に自分なりにアレンジしました。
その本はとてもおもしろかったのでみなさんも是非読んで見て下さい。
さて、僕自身「もしも、こんな立場がちがっていたら?」みたいな考え方が大好きで今回は白人と黒人の立場を現実的に変化させて見ました。差別は薄れてきましたがまだまだ、根強く残っています。しかし、その立場が逆転した時にはどんな世界になるのでしょうか?僕はそういう世界を作ってみたかったのです。最後まで読んでくださった皆さん本当にありがとうございます。
是非読み終わったら掲示板の方に一言二言でいいので感想をください。今後の参考にしたいので。

 著者 メダ

 


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