「ねぇ〜セルジおじさん。どこに国を作るの?」
「うん。昔ガーデンブルグという国があったんだけど、その国の城が建ってた所に城を作ろうと思うんだ。まわりは山脈で囲まれているんだけど、1ヶ所だけ平地が続いている地域なんだ。モンスターの侵略にも地理的に有利だよ。」
「だけど、そのガーデンブルグは魔王に滅ぼされたんでしょ?」
「そうだよ。だから、もっと強い国を作るんだよ!」
「そっか。」
旅はまっすぐ、ガーデンブルグ地方には向かわなかった。まずは、オラクルベリーに行き移民の町での店の建設をしてくれたガロスさんの所へ行き城の建設のお願いをした。ガロスさんは
「世界中の大工でも城を二つ作った奴なんていないんじゃねぇか?俺が初めてだな。」
と快く承知してくれた。金額も他の大工に頼むよりも安くしてもらった。
「建設はどのくらいかかりますか?」
「う〜ん。今回は前回見たく早くは行かないよ。城だからね。すばらしいのを作りたいしモンスターの攻撃をうけても大丈夫なように頑丈なものを作らなきゃいけないからなぁ〜遅くとも半年はかかるよ。」
「そうですか…作ってる最中にモンスターに襲われるとあれなんで、すぐそばに家を作って、大工さん達と僕たちがそこで一緒に暮らしながら建設するっていうのはどうですか?」
「お〜それならいいねぇ〜。こっちも安心してできるしね。二人の事はよく噂で聞くよ。アリアハン復興の立役者だって?そっちの坊やも始めて会った時にはガキだったのにアリアハンの兵士長を務めたっていうじゃないか。」
セルジ、ロビンの活躍は世界でも有名になっているらしい。
「そうだ!!!」
ガロスが大きな声で言った。
「セルジさん。あんた、国を作るんだろ?それなら、城作ったらもちろん国民も集めるんだろ?」
「えー。アリアハン王に頼んで宣伝してもらってあとは移民の町のように人々が集まるのを待ちます。後、城の中でいままでどうり店をやろうと思うのですぐに集まってくれるかなって期待してるんですが…それがどうかしましたか?」
「いや…実はさセルジさんの店を作ってから移民の町に来た人の家などのほとんどを俺が作ったんだよ。それで、資金も大分多くなってきたから大工の二号店を作ろうと思っているんだ。新しい国だったらまた、新しく来た人の家や店の建築できるしそしたら、国民になる人も都合がいいし、俺も仕事がたくさん回ってきていいし…だから、俺をセルジさんがつくる国の国民にしてほしんだよ。頼む!!」
「…もちろんいいですよ!!ガロスさんが来てくれればこっちも助かりますからね。」
「ホントかい!?ありがとう!それじゃ〜色々と準備があるから旅立つのは一週間あとでいいかな?あ…その前に一度下見に行きたいな。どんな地形なのかわからなくては城は建てれないからね。」
「わかりました。じゃ〜明日、下見に行きましょう。それで、帰ってきてから一週間後に出発という事でいいですか?」
「OKだ。」
ガロスは笑顔を見せた。
その翌日、一行はガーデンブルグ地方へと向かい、廃墟となったガーデンブルグ城を見に行った。そこはがれきの山で埋まっていた。しかし、がれきをどければ綺麗な平地なので城は建てやすいよとガロスが言った。
下見から一週間後…一行は再びガーデンブルグ城へと赴き近くに簡単な家を建て、城のがれきを排除して建築を始めた。
そして…それから9ヶ月…予定より少し遅くなってしまったが城は見事に完成。アリアハンの城の約1,5倍ほどの大きさで世界でも三本の指に入るほど立派なものとなった。完成が少し遅れたのは建築の途中で幾度もモンスターの攻撃を受けてしまったことである。そのつど、そのつど、セルジとロビンがモンスターを全滅させたがモンスターの数は以上に増えていた。世界でもこの半年でモンスターの軍団により滅ぼされた町や村が相次ぎ世界の人々は魔王の復活を信じてならなかった。
「ところで、セルジさん国の名前は決まっているのかね?」
「えーもちろんです、ずばり!『メダル王国』という名前にしようと思っています。」
「ほ〜なるほど。いい名前だね。俺がその『メダル王国』のはじめての国民って分けだ…ふふふ、なんかいい気分だぜ。」
ここについに、セルジの夢であった「メダル王国が」建国された。しかし、これからが大変である。国民が集まるのか…そして、魔王の復活が噂されるこの世の中でモンスターとどう立ち向かっていくのか。これからが本当に大変なのである。
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