第14話 〜ロトの剣〜


マザードラゴンは姿を人間の形に変え、座っていた椅子の裏側へと行った。

「さぁ〜こちらです。」

床を1マスあけるとそこに階段が出現した。その階段を降りるとまた、階段が、それを降りるとさらに階段が出現した。

「ここは無限ループになっています。ロトの剣は大切に保管してあるのです。」

マザードラゴンは降りた階段を再び上った。すると、今登った階段の後ろに通路ができていた。

「さ、こちらです。」

その通路を進んでいくと一つの扉が見えた。

「この中にロトの剣はあります。」

扉を開け部屋に入った。そこには芝のじゅうたんがひかれているように一面に芝が生えていた。そして、中央に祭壇があり、そこに剣がささっていた。

「これが、ロトの剣です。この剣には特別な力が秘められています。装備できるのは手天空人の血をひく者だけですが、魔物の手に渡ったりすれば、ロトの剣は邪悪な力を出し始めるでしょう。絶対に魔物の手に渡してはいけません。さ、ロビン今こそロトの剣を抜くのです。」

ロビンは少しづつ剣に歩み寄り…そして、剣に手をかけた。そして、一度深呼吸をし、剣を抜いた。剣は綺麗に地面から抜けそして、光り始めた…

「うわぁ〜」

それは目をつぶりたくなるような眩しい光であった。剣は光りながら形を変えていき、そして、ロビンの体型にピッタリな形となった。

「やはり、ロビン。あなたは天空人と人間の間に産まれた唯一の子供なのです。」

「うん。これではっきりしたね。」

ロビンは現実をしっかりと受け止めたのである。ロビンはじっと、ロトの剣をみつめていた。マザードラゴンはセルジの近くへ歩み寄り

「あなたはこの子をとても良く育てたのですね。」

そう呟いた。

「さ、戻りましょう。」

マザードラゴンが言った。一行はマザードラゴンが座っていた椅子がある広間へと戻った。

「さて、これからの事ですが…」

マザードラゴンが話を切り出したその直後だった。床が突然ものすごい勢いで揺れ始めた。そして、邪悪な光が城を次々に貫通し、城を破壊していく。

「我が名はゾーマ、闇の皇帝である。絶滅の危機にある天空人よ天空人と人間の間に産まれたガキに剣を授けるとはお前達も落ちたものよ。お前らの力などもう必要ない。あっけなく滅びるがよい!!」

ゾーマの声と同時にまた、床が揺れ天井から物が落ちてくる。

「さ!早く下の世界へと戻るのです。」

「で、ですが…」

「いいから、早くおゆきなさい。…ロビン、母親が見つかると良いですね。今度来る時は母親と一緒においでなさい。…バシルーラ!!」

マザードラゴンの呪文により、ロビンとセルジはメダル王国へと吹き飛ばされた。

「いてて…ロビン大丈夫か?」

「うん、大丈夫だよ。心配しないで。…それより…」

ロビンは天空を見上げた。

「大丈夫さ、マザードラゴンならゾーマの力などに負けやしないよ。ロビン、ゾーマのねらいは多分、ロトの剣にあるのだと思う。今まで、どこにあるか把握できなかったのだが…いま、君が手にした。おそらく、この国にもモンスターを引き連れてやってくるだろう。さ!戦闘の準備をするんだ!!」

「うん!僕絶対に負けないよ。ゾーマをやっつけて母さんを見つけ出すんだ。」

ロビンは強く決心を固めた。

…これから、前代未聞の大戦争がはじまる…

 

    


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