第15話 〜決戦〜


ロビンがロトの剣を手に入れてから3日後の事であった。監視役の者からモンスターの大軍が近づいているという報告が来た。

「いよいよだな…みんな、これからモンスターとの壮絶な戦いが始まる。しかし、恐れる事はない。我らはこの時のために今まで、辛い事を乗り越え訓練してきたのだ。今こそ、その成果をためそうではないか!!」

「うぉ〜〜〜〜」

兵士はいっせいに声を出した。

「陛下…モンスターの到着はあと、一時間ほどです。出陣の用意を…」

「うむ。…ロビン、君はいつもどうりに戦うんだ。いいね、自分で全てをやろうとしてもダメだぞ。君は兵士のリーダーだ。それを忘れないように。」

「うん。わかっているよ。だけど、ゾーマはこの手でやっつける!!」

「よし!さ、行くぞ!」

「陛下…お待ちを…」

一人の老人が近づいてきた。彼は国民の代表である。

「陛下、私達も一緒に戦わせてください。」

「…ダメだ。国民のみんなは城の地下で非難していてください。」

「私達もあなたのお役に立ちたいのです。私はこの国に来て本当に幸せな生活をおくらせて頂きました。その国が今危機にあるのに黙って隠れているわけにはいきません。これは私だけの意見ではありません。国民全員の意見なのです。どうか…どうか…」

「…わかりました。そこまで言うなら良いでしょう。しかし、戦闘の途中で空に向かって一つの光が見えたとき、それは、退却の合図です。一目散に城の中へと逃げるんです。いいですね?」

「はい。わかりました。ありがとうございます…」

「陛下!!!モンスターの軍団が見えました!!」

セルジ達は屋上へと行った…そこから見えた光景は、とてつもなかった…。モンスターが100…いや、1000以上もいたのである。メダル王国の兵士は全部で500ほどつまり、倍の人数を相手に戦わなくてはいけない。また、モンスターも動く石像やアークデーモン、ギガンデスそして、ドラゴンなどの超上級モンスターばかり。それをみた兵士達は弱気になってしまった…それを見たロビンが

「恐れる事はない。我らは何度もモンスター達と戦ってきたではないか、そして、勝利を収めてきた。数が増えた所で所詮は同じ事。いつものように蹴散らしてやるのみだ!!」

その声に兵士達は士気を取り戻した。

「全員、戦闘位置につけ〜」

ロビンの声が鳴り響いた。…モンスターの大軍はすぐそこまで、来ている…全員が緊迫した空気の中自分の心を落ち着かせいている。そして、モンスター達が閉じている門の一歩手前で止まった。どこからともなく、ゾーマが現れた。ゾーマの姿は以外にも小さくそして、若かった。ロビンと同じ歳という感じだ。

「我が名はゾーマ、闇の皇帝である。ロトの剣をもらいにやってきた。素直に渡せば命だけは助けてやろう。しかし、渡さなければこのモンスターの大軍が貴様らの息の根を止めるだろう。」

…そう言われ、セルジはひのきの棒をモンスターの大軍へと投げつけた。

「我が名はセルジ、メダル王国の国王である。貴様らにロトの剣の使い方がわかるのか?ひのきの棒の間違えではないのか?ロトの剣がほしいのならば力づくで奪うが良い!」

「うぉぉ〜」

兵士達が大声を出す。

「かかれ〜〜〜」

ゾーマの声と同時にモンスターが向かってきた。

「さ、みんな行くぞ!!!みんなの力で本当の幸せを奴らから取り戻すのだ!!」

「うわぁぁぁ〜〜」

戦闘が始まった。最初は呪文の打ち合いとなった。門を壊そうとするモンスターに対し、王国兵は上から呪文を唱える。しかし、その後方からモンスターが呪文を唱えてくる。また、鳥モンスターに乗って空中から城へと侵入しようとするモンスターもいた。その中でロビンは空中から攻撃してくるモンスターを撃退し、セルジは門を壊そうとするモンスターをギガデイン、イオナズン、ベギラゴンなどの上級呪文であっさりと倒していった。約10分間一身一体の攻防が続いていたが、後方で構えていたゾーマが前方へと現れ、門にアバカムを唱えた。門はあっさりと開いてしまった。モンスターが門から次々と進入していく。城下町からは次々と火の手が上がった。空中から攻めてくるモンスターをセルジに任せ、ロビンは下の応援へと行った。

「ゾーマ様見つけました。ガキは今門の近くにいます。あ〜私にもよく見える。さて、さっさと、ロトの剣を奪ってしまうかロトの剣を手に入れればここを攻める必要もない。行くぞ!」

ゾーマは町の中へと入っていった。その頃、上のほうではまだ、空からの進入を阻止しようと呪文などの攻撃を仕掛けていたが、MPも大分減ってきて少しずつモンスターに押され始めた。セルジは着陸したモンスターを剣で次々に切り倒していった。

ロビンは動く石像などを相手に戦っていた。動く石像は確かに強敵であったが今までのロビンの経験からすれば、苦戦する相手ではない。王国兵にも同じ事が言える。何度もここらへんのモンスターとは剣を交えていた。ロビンほどの剣術はないが、しかし、確かな実力はみなもっているのである。肉弾戦の方はロビン率いる国王兵がおしていた。その時であった!ロビンの後方からいきなり火の手があがった。火はものすごい勢いで燃えあがっている。何人かの兵士が火に焼かれ悲鳴をあげている。火の中から人の姿が見えた…

「さ、おとなしくロトの剣をよこすんだ。」

火の中から出てきたのは闇の皇帝ゾーマであった…

 

    


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