第5話 〜伝説〜


ロビンは目を覚ました…となりのベットにはセルジが寝ているはずだが…セルジの姿はなかった。

「あれ?どっか行ったのかな?スラキチ知ってるかい?」

「ピーピピーピー」

「え?どっかでかけちゃったの?」

ロビンにはスラキチの言葉がわかるようだ。

「どこ行ったんだろう?もう朝食食べに行ったのかな?」

その時部屋のドアが開いて、セルジが入ってきた。

「おや?起きたようだね。おはよう、ロビン」

「おはよう、セルジおじさん。どこ行ってたの?」

「ん?あ〜大工さんに建設の方頼みに行ったんだよ。」

「え?こんな朝早くに?」

「そうだよ。昨日も言っただろ朝一番で行くって。言っただろ?さ!朝食を食べに行こう。食べたらすぐに移民の町に出かけるよ。今日は忙しくなりそうだよ!」

朝食を食べ終え、移民の町にいく準備をした三人はオラクルベリーの町の入り口へと行った。

町の入り口には一人の大男と数人の男がいた。大工の親方とその弟子達のようだ。セルジがその大男と軽く挨拶すると、

「ロビンに紹介するよ。今回俺達の店を作ってくれるガロスさんだ。実はアリアハンの城を建築したのもこのガロスさんなんだよ。」

「よろしく坊や。おじさんの腕にかかれば君達の店は世界一カッコイイ店になるよ。」

外見の割には優しそうな人だった。

「よろしくお願いします。」

ロビンは行儀良く挨拶した。

「じゃ〜そろそろ出掛けましょう!」

一行は移民の町を目指した。町へ向かう途中。セルジとガロスは店の設計について色々と話していた。

町につき、建設する場所を決めたりなどなど…セルジとガロスはずっと話していたがロビンにはよくわからなかったので近くでスラキチと遊んでいた。っと、二時間ほどたった時にはすでに土台作りが始まっており、セルジは今度は弟子達にいろいろと注文をつけていた。つまらなそうにしているロビンにガロスが近寄って話し掛けてきた。

「や〜坊や暇なのかい?おじさんも今暇になっちゃったからちょっとお話でもしようか?」

「うん。いいよ。」

「セルジおじさんってあの有名な小さなメダルを扱ってる店の主人だったんだね。さっき聞いて驚いちゃったよ…あの店は結構有名だったからねぇ〜おじさんもそんな店を建設できるなんて嬉しいよ。ところで、小さなメダルと交換するアイテムってたくさんあって中にはすごいお宝とかもあるって聞いたけど…どうやってここまで持ってきたんだい?」

「ん〜不思議な袋に入れて来たんだよ。いくらでも入る袋なんだ。」

「え!!!???それって大きな袋かい!!!」

「うん。セルジおじさんがそう言ってたなぁ〜」

「あれは昔、魔王バラモスを倒した伝説の勇者が持っていたと言われている伝説のアイテムのうちの一つじゃないか!!!!なんで…セルジさんが持ってるんだろう…」

「え?伝説の勇者が持っていたアイテム?…セルジおじさんは昔世界を旅してたって言ってたよ。その時見つけたんじゃない?」

「ん〜じゃ〜他にもすごいアイテムを持ってるのかも知れないなぁ〜どうやったら見せてもらえるんだろうか…」

「すごいメダルを探して持ってきたら見せるんじゃなくてくれると思うけど…セルジおじさんの店ってそういう店だから。」

「なるほど・・俺も小さなメダル集めてみようかなぁ〜伝説のアイテムの一つを持ってるんなら伝説の武器、防具ももってそうだしなぁ〜」

「伝説の武器、防具って何?」

「ん?ロトの剣、鎧、兜、盾だよ。聞いた話だと伝説の勇者は魔王を倒すために天空人の力を借りに天空の城へと登っていったんだ。天空の装備は天空人にしか装備できなんだけど、天空の城の主マザードラゴンが特別に装備できるようにしたんだって。ロトっていうのは『神に近し者』って意味だろ?だから、神と言われたマザードラゴンから認められた人間への武器、防具って事でロトの剣、鎧、兜、盾って事なんだ。その時は天空人はほとんど生き残っていなかったらしいよ。」

「それっていつの話?」

「ん〜だいたい25年くらい前の話だな。」

まだまだ、最近の話だぞ。今坊やが平和に暮らせるのもその伝説の勇者様のおかげだってわけだ。」

「その伝説の勇者は魔王を倒した後どうなったの?」

「さ〜そこまではおじさんにはわからないよ。」

ガロスは笑みを浮かべた。その時セルジがこっちへ向かってきた。

「だいたいの計画はできたよ。この計画で行くとどのくらいで完成しますか?」

「ん〜だいたい一週間ほどって所だよ。そんなに大きい建物じゃないからね。結構有名な店なんだからもっとでかくすりゃ〜いいのに。」

「いや…大きかったらお客さん一人一人に接していけないですからね。お客さん一人一人との交流を大切にするのが俺のこだわりなので…」

「そうかい。だよなぁ〜だから、こんなに評判のいい店にできるんだよなぁ〜。期待しててくれ。カッコイイのを作ってやるから。」

「お願いします。…さ!ロビン。宿屋に戻ろう。今日の予定はすべて終わりだよ。」

「…うん。」

ロビンはガロスから聞いた話をずっと気になっていた。「伝説の勇者」「伝説のアイテム」…思えば、ロビンはセルジの過去をまったく知らない。昔世界中を旅してたのは知っていたがそれっていつ頃からなんだろうか?今、セルジは何歳なのだろうか?よく知らないのだ…ロビンはずっと気になって仕方がなかった…

 

〜あとがき〜

どうも!ここまでずっと僕の小説を読んでくれてる方々本当にありがとう。さて!話は第5話まで進んだわけですが、少しこの小説について説明しとく必要性が出て来たので今回はそれをしようと思います。

皆さんの中でこの小説を読んでいて「あれ?この話ってドラクエVの話じゃなかったっけ?」って思われた人はいないでしょうか?井戸の中の小さなメダルを扱ってる店といえばSFC版のドラクエVが思い浮かぶでしょう。しかし、オラクルベリーやポートセルミ、また、移民の町や魔王バラモス、ロトの剣とVやらWやらXやらと名前が出てくるんですが…この小説はオリジナル小説です。はっきり言えば、ドラクエとは関係がないのです。ただ、ドラクエシリーズにでてくる名前を使ってるのでまったく関係がないといえばそれは嘘です。自分ではこの小説の一つのテーマとしてT,U,VのいわゆるロトシリーズとW,X,Yの天空シリーズの合体を夢見ています。中でも自分の好きだったV,W,Xを多く取り入れ小説を書いています。本物のドラクエシリーズと矛盾する点が多くありますがその辺はどうかご了承ください。

さて、小説に戻りまして、セルジの過去が気になる所です。次回をお楽しみに!!

 

Don’t  miss it!!                 著者  メダ

 

    


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