| ■本/紹介/備仲臣道 (批評社) |
![]() | 朝鮮渡来氏族・高句麗の軌跡を探る! 積石塚に象徴される高句麗系渡来氏族の文化が日本の地に脈々と連なっている甲斐、信濃の地を基点に、西は大阪・河内国にもその痕跡を残す積石塚古墳の謎を、甲斐国最古の寺本廃寺の甍、軒丸瓦の文様、瓦窯址の発掘、さらには騎馬民族特有の馬牧の経営による朝廷への貢馬数を(『延喜式』)踏まえて、高句麗系渡来文化が日本の地に根付いていった軌跡を明らかにする。 |
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生誕百年を迎えた「幻の画家」竹中英太郎、その波乱の生涯に迫る。 青年期に熊本水平社の設立に関わり、労働運動に傾倒した竹中英太郎(明治39〜昭和63年)。上京後は、挿絵画家として頭角を現し、雑誌「新青年」を舞台に江戸川乱歩『陰獣』、横溝正史『鬼火』をはじめ、甲賀三郎、夢野久作、三角寛らの小説の挿絵を描き、その怪奇幻想的な画風で一世を風靡する。一躍人気画家となるが、自らの思想に反する創作活動に嫌気がさし、絵筆を折るに至る。その後満州に渡り「月刊満州」などに携わった後、戦後は山梨で新聞記者となり、数々の労働運動を指導してゆく権力者になる。晩年は「怪物」ルポライターとして知られる長男竹中労の依頼で再び絵筆をとり、政治評論なども手掛けた。 生誕百年を機に、これまで語られることのなかった戦後の活動にもスポットを当て、知られざる画家竹中英太郎の生涯に迫る。竹中英太郎年譜収録。 |
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司馬遼太郎の作品『故郷忘じがたく候』にある一行の引用からこの物語ははじまる。それまで慣れ親しんできた司馬遼太郎の作品群も日本による朝鮮への植民地支配を「たかが三十余年」と司馬遼太郎が断じたその意味を、心の奥深くに刻んだときから、己の出自と重ね合わせて、侵略者としての日本人である己を苛(さいな)む長く苦しい旅がはじまる。幼少時に育った遙かなる朝鮮での体験を踏まえて「坂の上の雲」に潜む蔑(さげす)みの思想を個々の作品群をとおして緻密に抉り出し、日本近代におけるネジレの構造を照射する。 |
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薩摩・長州の討幕軍は、徳川幕府が開国への舵を大きく切るなかで、尊皇攘夷(王政復古)を錦の御旗に明治国家を創建するが、藩閥政府は、攘夷を放棄したまま開国・欧化、そして日清・日露戦争をとおして海外侵略への道をひた走り、大日本帝国へと変貌する。 倒幕・権力奪取の謀略と化した尊皇攘夷の内実を暴き、幕末・維新の混沌と明治国家の底知れぬ闇を抉り出し、近代日本のネジレ構造の緻密な検証をとおして幻の皇国(大日本帝国)への道を解読する。 |
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